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洞窟探索のすゝめ
まえがき
このタイトルでピンと来た人はこの記事を読む必要がないくらいのベテランエンジニアさんではないかと推察します。
全くなんの話が始まるんだと思ってクリックしてくれた方は、きっと私のファンです。末長くお付き合いください。
さて、今日はサーバ構築についての話です。
サーバと洞窟がどう繋がるんだと思われるでしょうが、大丈夫です、ちゃんと繋がります。
結論
『サーバ構築は洞窟探索者の気持ちで』
解説
定義
そもそもサーバとはなんでしょうか。サーブする者と捉えれば、インターネットからのアクセスを受け取って、なんらかの処理を返すコンピュータやプログラムである、と言えそうです。
では、洞窟探索とはなんでしょう。鍾乳洞のような空間を思い浮かべてください。そこには氷柱のように天井から滴った地下水が固まったり、床に堆積したりしています。それらの裏の壁には亀裂や穴があり、深淵の闇が覗いているかもしれない。
サーバ構築の作業
サーバ構築をするには、オンプレかクラウド上にコンピュータリソースを用意して、OSや必要なアプリケーションをインストールおよび起動させる必要があります。その上に要件に応じて必要なシステムを構築していきます。
Windows Serevrを使用している場合、よくお世話になるのがレジストリというシステムやアプリケーションの情報を一元管理しているデータベースです。
コンピュータ名を変更したり、IPアドレスを設定したり、ドメインに参加したりすると、実際にはこのデータベースの値が変更されます。(その他OSが正常に動作するための多くの情報が登録されていますので、無闇に変更することは避けましょう)
その範囲や量は膨大で、同じような項目がスコープごとに存在することも相まって、初見で構成を理解することは難しいです。
この難解さが洞窟に似ているのです。一度足を踏み入れると、なかなか抜け出せず、迷子になります。
どんな音を響かせたいか
さて、そんな洞窟さながらのサーバを構築するときには、どのような考え方が助けになるでしょうか。
誰かが洞窟の入り口から声をかけたときに、どんな声を響き返したいかを考えます。
「あなたは入れないよー」
「あなたにはこれしか見せられないよー」
「あなたは入ってきていいいよー」
このように相手によってサーバの挙動を変えるための設定や返すべき値を設定したり、それを動的に設定する仕組みを考える必要があります。
その作業は、洞窟内のあるべき場所にあるべきものを配置し、音を正しく響かせるための通り道を用意しておくことに似ています。
まとめ
サーバ構築するときは洞窟探索者になりきろう
以上、拙い文章を最後までお読みいただきありがとうございました。
(ご意見、ご感想お待ちしております)