
エンジニアとしての人間力
こんにちは。
現在1月5日、明日から仕事開始の人も多いのではないでしょうか。
その中で、エンジニアを目指す人もきっといるはず。
そして、エンジニアって技術にばかり目が行きがちですよね。
特に、エンジニア未経験の方には”プログラミングスキル”や"論理的思考"など、「スキルアップ」に意識が向かうところだと思います。
もちろん、エンジニアとしてスキルは大事です。
でも、エンジニアとして5年経った今、「人間力」って結果大事だよねって見解に至っています。
今から理由を説明します。
人間力が大事な理由
私はプログラミング未経験の時に、「エンジニア=技術力」という考えを持っていました。
そして、エンジニアとして働いている現在
「エンジニアとしての人間力」が最終的に大事だとヒシヒシと感じています。
その理由を、実際の経験を元にご紹介します。
良質なロジックには他者の意見が必要だから
まず、システムのロジックを考える時に、一番やっちゃいけないことが
「独りよがりなロジック」を作ること。
特に複雑なシステムほど自分の意見が設計やロジックに出がちです。
それは、別に誰でもあることだと思います。
しかし、重要なのがそこで「他者の意見」を入れること。
つまりレビューですね。
時にはミーティングなどで指摘されて、修正されて良質なロジックは出来上がると思います。
反対にやっちゃいけないのが、そのまま進めること。
これ、意外とする人多いんです。。。
しかし、そのまま進めていざ開発となると
「ロジックが合わない」
「"もっと良い開発方法がある"と開発サイドから意見が上がって進まない」
「もう一度作り直し」
など、皆が不幸になる結末しかありません。
人の意見は前半で入れる程手直しが少なくなります。
独りよがりのロジックは皆を不幸にしてしまいます。
結局「人の手」は必要だから
いくらAIが浸透してきても、100%開発のプログラム化は不可能だと思います。
むしろ、AIに対する支持だとか、PDCAの回し方とか
「人の手」はもっとハイレベルな部分に携わってくるはずです。
また、「人の手」が重要視されるセキュリティー面でも、
チームのキュリティーの意識や開発方針など浸透させるのは人です。
つまり、「エンジニアでも人の手はずっと必要だよ」って感じです。
だから、もし
「コミュニケーションがめんどくさいからエンジニアの道を選ぶ」
という方がいたらちょっと予想外の結末になるかもしれません。
ほぼ毎日分からないこと・1人じゃ出来ないことが起こるから
未経験として就職した何ヶ月かは、自分の力量でもこなせる仕事でした。
そのため、ぶっちゃけ1人でもやっていけます。
だけど、ある程度経験を積んで「エンジニア」としての仕事を任せられると
一気に難しさがジャンプアップします。
つまり、分からないこと・1人じゃできないことが発生します。
その時に、今まで通り1人でやるスタイルだと苦しいのです。
特に、私の経験上ほとんどの会社は去年と同じことをさせず、
「去年よりももっと難しいこと・その人の実力のちょっと上」を任せようとします。
そうしないと、雇う意味ないですからね。
その時に技術をさらに追い求めて、人間力を蔑ろにするとドツボにハマっちゃいます。
じゃあ、どんな人間力がいるの?
本日、Xに3点上げさせてもらいました。
エンジニアはスキルに目がいきがちですが
— FUU@独学でフリーランスエンジニアになった人 (@FUU06932756) January 4, 2025
・考えが合う
・信頼できる
・情熱がある
などの人柄もめっちゃ大事!
結局システム作るのも人ですからねー#プログラミング初心者
3点とも、根性論を謳うようで苦手な人もいるかもしれません。
しかし、本当に大切だと思うので1個ずつ説明します。
考えが合う
エンジニアってなぜか仕事の括りも「エンジニア」として見られがち。
だから、「この会社の人と考えが合うか合わないか」って、転職でもあまり重要視されません。
でも、個人的に「考えが合う」って何よりも大事な要素だと思います。
じゃあ、どうやって考えが合うか見分けるか?
私の経験上「面談で話した感じ」で決めてました。
なぜなら、その人とずっと仕事することになるからです。
採用側の面談者は、PMや代表者など会社のコアとなる人が多く、その分頻繁にやり取りする人です。
その人が良い感じだと「お!ちょっと合うかも!」と思っていました。
実は、その会社が今でもお世話になっている会社なのですが。
信頼できる
本番デプロイやアップデート作業など、まだまだ人の手は必要。
そして、それは「信頼できる人」に任せたいものです。
その信頼できる人になるには
「報告」が大事だと思います。
進捗報告だけではありません。
「悩んでいることの報告」「進捗が遅れていることの報告」
自分に都合が悪いことでも報告して初めて信頼が得られると思います。
「都合が悪いことは都合が良くなるまで黙っておこう」と思うかもしれません。
でも、それってバレてます。
情熱がある
情熱がある人ってやっぱり社内でも強いです。
たまに、メンタルとかスキルとかど返しで会社に利益をもたらしますかなねぇ。
でも、情熱って自発的に発生させるのってある程度限界があると思うんです。
(30歳を過ぎると得に)
だから、エンジニアとして自分が情熱を発生させる会社を選ぶという
「会社選び」
の時点で差がつくと思います。
※会社選びのコツはこちらを参考にしてみて下さい。
「人間性」はボディブローのように効いてくる
今回ご紹介したエンジニアの「人間性」ですが、エンジニアとして転職した最初の頃はなかなか気づかないものです。
しかし、2年目くらいからジワジワと効いてきて、気づいたら遅かった。
という恐ろしいパターンも発生すると思います。
そうなる前に、今のうちから気をつけておきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!