夜の海
心地良い波の音と肌を優しくなでる涼しい風
海の向こうに眩しく輝く満月
皆が私を出迎えてくれている
あの子は来ない、きっと来ない
次にあの子に会った時、私はあの子をどういう目で見つめているのだろう
さようなら
私が海に足を入れた時、轟音が響いた
あの子が自転車で派手に転んでた
あの子は自分の怪我を気にも留めず私に言った
「生きろ!」
私は泣いた
あの子は私を抱きしめてくれた
私を守るように
心地良い波の音と肌を優しくなでる涼しい風
海の向こうに眩しく輝く満月
皆はきっと、生きてほしいと謳ってくれてたのかな