サンパラソル徹底解説
サンパラソルとは
サンパラソルとはキョウチクトウ科マンデビラ属のつる性植物です。サンパラソルという名前はサントリーフラワーズさんが育成した品種に付く名前です。
品種紹介
同じサンパラソルという名前でも、育ち方により何種類かに分かれます。また花色もいくつかあります。
ツルが長く伸びるタイプ
ツルを支柱やフェンスに絡ませて楽しむタイプです。このタイプは花のサイズにより、大輪と中輪に分かれます。
フェンスやトレリス、オベリスクに絡ませてダイナミックに楽しみたい方は大輪、省スペースで沢山のお花を楽しみたい方は中輪を選ぶと良いと思います。
花色は赤、白、淡いピンクなどがあります。年によって新色が出る事もあります。
我が家の環境で両方を育ててみたところ、大輪系はかなり成長がゆっくりでした。花が咲き始めるのも遅かったです。
グリーンカーテンとして楽しむ場合は苗を複数植えた方が良さそうです。
中輪系は成長がとても速く、植え付け時にリング支柱を立てても、あっという間に支柱の上までツルが来てしまいます。
最初から8号(直径24cm)程度の鉢に植え、それなりの高さのある支柱を立てた方が後々管理がしやすいと思います。
ツルが支柱の上まで到達したら、下方向や横方向に誘引したりして隙間なく絡めると花いっぱいの豪華な姿を楽しめると思います。
オベリスクを使えば高さを出す事ができます。
オベリスクは金属製だけではなく、プラスチック製で軽い物も販売されています。
質感は金属製の方が高級感がありますが、プラスチック製でも十分に役目は果たします。常時設置ではなく、お花の時期だけ使いたいならプラスチック製をお勧めします。
また、誘引にはトレリスも使えます。
使わない時はくるくると巻いてコンパクトに収納できるタイプもあります。
広げてフェンスのように広い面積を出す事も出来ますし、くるっと一周丸めて円柱のタワーの様にする事も出来ます。
オベリスク、トレリス、ともにサイズは各種ありますので、使う鉢のサイズや育てたい姿によって使い分けます。
ツルが伸びにくいタイプ
支柱などの資材を使わずに楽しみたい方はツルが伸びにくいタイプがお勧めです。
鉢に植えるだけで楽しめます。切り戻しも不要です。
クリムゾン、ミルキーピンク、ルージュがお勧めです。
ツルが伸びにくいタイプは寄せ植えの素材としても使いやすいです。
上の写真では寄せ植えとしてのバランスを取るためにU字に曲げた太めのワイヤーを2本土に挿し、ところどころで茎を留めています。
サンパラソルのラベルは参考になる情報が満載です。
裏面をよく読む事をお勧めします。
ツルが伸びないタイプとしてサイト上ではひとくくりにされていても、ラベルに書かれている内容は異なります。
ツルは伸びなくても、花茎が長く伸びるタイプもあります。
下のアプリコットは枝垂れるように咲きます。
高い所に飾って枝垂れさせるのがお勧めです。
低い位置に置きたい場合は、高さのある鉢を使うと良いです。
サンパラソルの花色は、赤、白、濃いピンク、淡いピンク、アプリコットなどです。
白系でも品種によって微妙な違いがあります。
また咲く時期によっても花色は変化します。
サンパラソルは夏のお花のイメージで、確かに夏にもよく咲きますが、秋の方が花色が冴えて花数も多くなる印象です。
サンパラソル以外のマンデビラ
サンパラソル以外にもマンデビラは店頭に出回ります。
サンパラソルと基本的な育て方は同じです。
苗の買い方
苗の出回り時期は4月頃です。ホームセンターや園芸店等で入手できます。
花の無い状態で店頭に並びます。ラベルの花の写真やイラストを参考にしながら好みのものを選びます。
見本鉢が置いてあれば、それも参考になります。
誘引する必要がある品種を買う場合は、苗と合わせて支柱も用意しておくと良いです。
ツルはあっという間に伸びますので、最初から支柱をセットしておいた方が作業がしやすいです。
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