「建具の素」を古材でアレンジする新しい古建具作り。
長野県青木村のバスターミナルの一角、驛カフェ レースフェーベルさん。
工事の様子をちょっとずつ振り返ってます。
※前回の記事はコチラ。
今回は店舗の玄関(入口)ドアの古材を使ったリメイクの様子です。
元々はこんなノスタルジックな雰囲気のあるピンク色の鉄製の重厚感のあるドアでした。
既存のドアを撤去してドア枠と蝶番、ドアクローザーはそのまま再利用。
扉のみを建具屋さんに新たに作ってもらいました。
シナフラッシュドアという木で格子状に作ったフレームに
薄いシナ合板を張って作った木製建具。
建具屋さんとは図面やスケッチを元に打ち合わせ。
作ってもらった建具をリメイクすることを伝えて骨格となる古建具の素!?を作ってもらいました。
取手は六角形の木製のものを建具屋さんに付けてもらってます。
手触りも優しくてスリスリしたくなります。
軒の深い屋根の下なので雨が当たる可能性は低いのですが、
外に面する扉なので黒い防水紙を貼りました。
古材を表面に張るのですが板の隙間ができてしまうので、
隙間から見える部分が黒で目立たないようにもしてます。
防水紙の縁の部分は黒い防水テープを貼りました。
フラッシュドアの下地がある部分を狙って古材を貼っていきます。
一枚一枚、厚みも幅も表情も違う古材を張っていきます。
これかなー…?
次はこれ?
うーん…やっぱ、こっちかなー…?
ちょっとしたアーティスト気分を味わえる作業です笑。
こんな感じに納まりました。
照明とサインも。
土間コンクリートもできてグッと雰囲気が変わりましたね。
外壁など真っ白に塗装してもらったのでリメイク古建具が際立っていい感じ。
セルフビルド、DIYというとどうしても全てを自分で作ろう!と意気込んでしまうかもしれませんが、難しいことはプロに任せて、できることを、こだわりたいところだけ、を自分でやるのも僕は全然構わないと考えています。
どんなものを作りたいのか考えることも、自分の作りたいものをしっかりと伝えて作ってもらうことも、誰かと一緒に作ることも、それも含めて自分でやる、ということは何でもセルフビルド。
例えそれが思い通りのカタチにならなかったとしても、それを誰かのせいにしない、人のせいにしない、自分の責任で、できたものに「自己満足する」こと。その気持ちこそがセルフビルドの最も大切な要素なのではないかなー、と僕は考えております。
さあさあ、整ってきましたねー。あとはお店の中に置くソファやテーブルなどを整えていきましょう!
つづきはまた次回!
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