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初日は木箱作りから。セルフビルド講座【木工手道具編】

ミマキウッドラボさんと共同で企画をしたイベント、セルフビルド講座【木工手道具編】を開催しました!

木工家で上松技術専門校の講師、ミマキウッドラボのスタッフでもある黒木さんに講師をお願いしまして、木工手道具について二日間に渡り、みっちりガッツリ学ぶ講座となりました。

初日は木箱作りを通じて基本的な道具の使い方を学びます。

二日目は自分のカンナやノミなどを仕込んで自分の道具に仕立てていきます。


今回のセルフビルド講座の目的は、ちょっと語ってドヤれるw程度の知識やスキルを身につける!笑

職人さんのように本格的なスキルを身に付けるのには根気がいりますが、まずは知識として学んでおくことは楽しみながらでもできます。

こんなことまで考えながら、こんなに丁寧な作業をしながらモノ作りをしているんだ、、、という職人さんへのリスペクトへも繋がります。

自分がそこまで極めるかどうか?は別として、まずは知ること。それが大事と考え、それを目的としてセルフビルド講座は企画してみました。

まずは木箱作りからスタート。こちらが見本の木箱。

組み手接ぎという加工をして箱を組み立てます。


シンプルな木箱ですが、基本的な木工手道具の使い方を学べる良い教材。


木箱を作る、ということが目的というよりは、道具の使い方やそのメンテナンスの仕方を学ぶ、という主旨の講座。


少しマニアックな講座ですが、そんな主旨に、学んでみたい!というマニアックで素敵な方々(笑)が参加してくださり、満員御礼となりました!ありがとうございます!


それでは早速やってみましょう!


道具を持っている方は自分の道具を持参していただき、持っていない方はスターターキットとして初心者でも手に取りやすいリーズナブルな道具をチョイスして準備させていただきました。

マイ道具が手元に揃うとやる気もアップして、テンションが上がりますね笑


木箱を作ってお気に入りのマイ道具を収納しましょう!


木箱の木枠となる木材を選んで、どちらの面をどちら側に使うか?それを決めます。


向きを決めたらこんな感じで記号を書いておくと、後であれ!?これってどっちだったっけ!!?ってならずにすみますね笑


自分が分かるように印を付けておきましょう。


そしたら加工をするために長さを測って、カットするための線を木材につけていく墨付けという作業をしていきます、、、が、いきなり見たことも、使ったこともない道具が登場してきました汗

鉛筆よりもより細かく精密な線を引くために「白書き(しらがき)」という小刀のようなナイフで木材に傷をつけて墨出しをします。

なんか既にこれを使うだけでプロっぽい笑。


講師の黒木さんから抑えておくべき細かなポイントの解説も。後で誰かに語れるドヤり情報満載です笑。しっかり学んでおきましょう。


こちらは「罫引き(けびき、けひき)」。一度寸法を設定すれば、木材に沿わせて墨付けをすることができ、木材に平行で同じ幅の線を何本も引くことができます。


さあ、基本的なやり方と道具の使い方を学んだところで早速やってみましょう!


みなさん真剣。いい感じ。適度な緊張感もあって心地よい空気です。


使ったこともない道具ですが、使ってみると、なるほど!これは便利!

精密な墨付けをすることから始めると、不思議と丁寧な仕事、丁寧な作業をしようと気持ちが整う感覚が味わえます。適切な道具を選んで丁寧な使い方をすることは儀式的な効果もあるのかもですね笑。


今回の講座ではクリエイターの小田切さんにもご協力いただき、動画撮影もしていただきました。二日間に渡りガッツリ撮影していただいたので、参加者のみなさんに復習教材としてご覧いただけるよう動画も準備中です。

今回は参加できなかった、えんがわラボメンバーにもご覧いただけるようにする予定で、自分でもチャレンジしてみていただけるようにご提供できると良いかな、と考えています。

二日間に渡り、膨大な撮影量となったため編集作業で悶絶している頃かと思います笑、すみません汗!大切に活用させていただきます、ありがとうございます!!


さて、墨付けができたら、今度は「のこぎり」の使い方を練習してみましょう。


「のこぎり」の種類も様々。ホームセンターに行ってもどれを選んだらいいのか?何が違うのか?、、、迷っちゃいますよね涙


用途の違いと基本的な使い方を学びます。


さあ、やってみましょう!えんがわラボお手伝いの秋田さんもガッツリ参加!すっかり作業に夢中です笑。いい感じ。


墨付けからカット。試しに端材をカットしてみて、しっくりくるまで何度も練習してみましょう。


道具も徐々に手に馴染んできます。


そしたらいよいよ本番です!


木箱の木枠の接ぎ手を加工していきます。


墨付けをした線をちょっとだけ残すようにノコギリで切り目を入れて。



さらに切り欠く部分に細かく切り目を入れていきます。


のみを使って切り欠き部分を少しずつ削り落としていきます。


少しずつ丁寧に。


おおー!切り欠きができました!墨付けをした線を残すように切り欠いているのは、後で接ぎ手を組み合わせた時に微調整するため。こんなひと手間が仕上がりの精度に影響してくるんですね、、、なるほどー!と唸ります笑


さあさあ、接ぎ手の加工だけでも何箇所もあります。じっくりやってみましょう!


ギコギコとノコギリの音が作業室内に響き渡ります。みなさん真剣な表情。瞑想にも似た不思議と心地良い時間。最高です。


そんなこんなで初日はあっという間に終了。木箱はまだ完成していません。

今回は何かを作る!という完成を目的にした講座にしなかったこともポイント。あくまで目的は木工手道具の使い方とそのメンテナンスの仕方を学ぶ、という講座でした。

まずは仕上りどうこうより、道具に触れて、道具のことを知ること。それがモノ作りへのチャレンジの大切な第一歩だと考えています。お恥ずかしながら僕自身も疎かにしていたことですので、自戒も込めて笑。僕自身も学ばせていただいています。

夜は参加者のみなさんやミマキウッドラボのスタッフのみなさんも交えて懇親会。夜だけ合流していただいた、えんがわラボメンバーも参入して夜中まで大宴会でした笑。

夜中まで騒ぎすぎて、二日目に影響するのでは、、、講師の黒木さんは無事なのだろうか!?、、、と不安を抱えながらも至福の床についた、セルフビルド講座、初日の夜でした笑

さあ、果たして木箱は完成するのか!?ノミやカンナなど、マイ道具の仕込みもやってみる二日目の様子は、また次回!お楽しみに!


★木工に継続して取り組んでもらいたい!というミマキウッドラボさんとの共通の想いから、その機会を作りました。

いわば、木工の部活動!その名も「暮らしクラフトクラブ」です。

毎月第二日曜日に定期開催。次回は、5/12(日)です。
初回はおためし参加で参加費は無料でご参加いただけます。
ぜひこの機会にご参加ください!



★【セルフビルド手仕事PUB 】

⚫︎次回、5/9(木)20:00-22:00
@オンライン(Zoom)

※毎週木曜20時〜、定期開催です!

⭕️顔出し無し・音声のみ。聞いてるだけもOK
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