《KOFXV》八神庵 日中英セリフ比較〜勝利セリフ(VSモード)編〜
前回からだいぶ時間が空いてしまってスミマセン。
KOF15 八神庵のセリフ比較シリーズ第4回です。
勝利セリフ(VSモード)
今回は「4. 勝利セリフ(VSモード)」についてです。
VSモード時の専用セリフが用意されていたのは下記7名。(DLCで追加のセリフがあったらアップデートしておきます)
このうち、京、ちづる、社、シュンエイは、オープンβ版プレイ時から変更なかったため、今回はレオナ、牙刀、ビリーについての感想を述べたいと思います。
<参考記事>
VS レオナ
中国語は「貴様も少しは得たということか」を先に述べていますね(妳多少也做好)。この部分、英語の方だと”Seems you're finally up to the task.”と、「少しは得た」というより「完璧に乗り越えた」ニュアンスになっているのが興味深い。もしかして褒めてる??(笑)
星野さんのボイスも併せて聞くと、なんとなく庵はレオナの実力を「認めている」ような印象を受けました。
そういえばストーリーモードでの勝利セリフ(VS K')でも、京の実力を認めているようなセリフがありました。
戦闘中の庵ってなんとなく冷罵するイメージしかなかったんですが(笑)、今作の庵からは人間らしい一面を見ることができて嬉しいです。
ところでレオナは、幼い頃ゲーニッツによって強制的にオロチの血を覚醒させられ、父と母を殺害してしまった辛い過去をもっています。同じオロチの血を引く者同士、庵はレオナに対して何か似た境遇を感じているのかも?
「オロチの力さえも己の血肉に変えるという覚悟」……庵の心境が垣間見えるようなセリフでした。
VS 牙刀
「闘争に酔いしれる事が崇高とは笑わせる」の部分、英語では”get over yourself”に意訳されてます(「調子に乗るな!」とか「自惚れるな!」の意)。
「闘争に酔いしれる事が崇高とは」の部分をしっかり訳すと英文長くなるからかな?😂
彼のセリフは含蓄に富んでいるので、英語でちゃんと伝えようとすると文字数足りなくなりそう(笑)
私は「餓狼 MARK OF THE WOLVES」をプレイした事がないため、牙刀というキャラクターについてはWikipediaレベルの内容しか知らないのですが、なんとなく庵と似てるような気がしました…😂
「飢えた狂犬」と蔑んだり、牙刀に対するこの勝利セリフから庵の格闘に対する価値観(嫌いなもの=暴力)が伺える様な気がしました。
VS ビリー
英訳ひどい😂😂😂
庵のセリフ、ほんとに悪口スラングのオンパレードで勉強になりますw(?)
言ってることは日中英で意味は変わらないんですが、「矮小な矜持」のような、セリフから時々滲み出る彼の理知的な雰囲気が、英語版だと影も形も残っていないのが非常に残念です😂😂😂
ちなみに牙刀の時も「飢えた狂犬」と犬扱いしていましたよね。やっぱり庵は猫派なんでしょうか(曲解)
セリフ比較を終えて
日本語って英語圏の人には理解し難い言語なんだな…と改めて気づいた次第でした😂
勝利セリフをこうしてじっくり比較すると、キャラクターへの理解が深まるだけでなく、他言語に対する文化や背景の理解も深まったような気がします。
今後もし時間があれば、他のキャラクターが庵にどういう印象を持っているのか、各キャラクターの庵に対するセリフを調べてみたいなと思ったり。
ここまでお付き合いくださった方、本当にありがとうございました!
最後までお読み頂きありがとうございました。note会員でなくてもスキ可能ですのでお気軽にどうぞ🍀