《KOFXV》オープンβ版プレイ感想①:八神庵のセリフ・ボイス
11/20(土)〜22(月)にKOFXVのオープンβ版テストが実施されたのでプレイしてみました\(^o^)/
既に色々な方が感想を述べているかと思いますが、私は八神庵に焦点を当て、2回に分けて感想をまとめたいと思います。
なお、当noteの画像著作権は全てSNK社にあります。
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それでは早速、庵のセリフを堪能していきましょう₍₍ (ง ˘ω˘ )ว ⁾⁾
キャラクター選択画面
キャラクター選択時のボイスは3パターン用意されており、庵選択時のセリフは下記でした。
相変わらず物騒なセリフで☺️
いや〜、それにしても三種の神器チームが並んでいるのを見ると改めて感動します。並び順が京→庵→ちづるなのは何か意味があるのかな🤔
一番右上の一人枠はラスボスでしょうかね。
1・2戦目の勝利時ボイス
TGS2021の試遊情報まとめの時にも書いた内容ですが、3on3で戦った時、勝利ポーズ・ボイスは各キャラ2パターンある様です。
ボイスパターンはおそらく1戦目・2戦目で固定されており、庵の場合1戦目はトレーラーにもあった「三段笑い」ですが2戦目はなんと「月を見るたび思い出せ」でした🌙
何度聞いてもかっこいいですね〜〜〜〜ヒィ(呼吸困難)
なんかこう、もっと脅されるような感じで「月を見るたび…思い出せ!!」と言うのかな〜と思っていたんですが、想像以上に落ち着いた雰囲気で「月を見るたび思い出せ…」と言われたので、心臓ぶち抜かれました。
彼の目的はあくまでも京のみであり、まさに「お前に興味はねぇんだぞ…」という雰囲気が感じられて、本当に良きです👏🏻👏🏻👏🏻ありがとうございます😭😭😭
勝利セリフ(専用)日中英比較
続いては最終戦での勝利セリフ。
前作から引き続き、最終戦の勝利セリフには
①特定のキャラクターに対する専用のセリフ
②汎用的な勝利セリフ
の2パターンありました。
今回のオープンβ版で庵に専用セリフがあったのは
・京
・ちづる
・社
・シュンエイ
の四人のみ。
クリス、シェルミー、ドロレスには汎用セリフが使われていました。(多分)
専用セリフにネタバレでも含まれていたのでしょうか??(・∀・)
今回のオープンβ版では他言語の選択もできたので日中英3カ国語分調べてみたのですが、これが大変面白かった🤓
以降、海外のファンの方がTwitterにあげていた動画を引用させていただきつつ、
日本語は星野さんの素敵なボイスで、
英語と中国語(繁体字)は動画とスクリーンショットの字幕を参照ください。
VS 京
この庵の「京」の呼びかけの仕方、好きです(*´∀`)
なんとなく強い決意のような、苛立ちのような…そんなものを感じました。
先祖が勝手に始めた因縁の戦い。もし自分にも降りかかってきたら、燃やし尽くしたいくらい嫌になるだろうし、いい加減終わらせたくなります。(彼の心の内について考えると止まらなくなるので以下略)
さて、庵の言う「因縁」。
中国語や英語の翻訳が大変興味深かったです。(中国語だと「過節」、英語だと「history」あたりで訳されている部分)
「因縁」という言葉は元々仏教用語ですよね。なので英語圏には無い単語ですから「因縁」≒「過去からのしがらみ」と考えて”Every bit of history (between us)”と訳されたのでしょうか。
中国語でも「因緣」という単語そのものはあるのですが、仏教用語としての意味が強いため、ここでの庵の意図を踏まえると「過節(≒”Every bit of history”)」の方が相応しいのでしょうね。なるほどφ(..)
[追記]
SNK公式アカウントの「因縁対決BGM」を見て気づきましたが、(プレイ感想②参照)
この「因縁」は、
中国語(@SNKAofficial):命運
英語(@SNKPofficial):DESTINY
と訳されていました。
私の個人的な印象ですが、
庵の「貴様との因縁も何もかも」というセリフは、海外だと「因縁」という言葉よりも「何もかも」の方に重きを置いて伝えたかったのかなと思いました。
VS ちづる
運悪くちづるが負けて戻ってきた時にも庵はこんな言葉をかけそうです(妄想)。ちづるは今回のKOFに出場するまで、封印を護りつつ屋敷で養生していたのでしょうか。(なんとなく、ずっと体調を崩していたイメージがあります)
庵のセリフ、中国語は日本語をそのまま翻訳した感じになっていますね😃二人称にあたる中国語は通常”你”ですが、繁体字特有の表現として“妳”を使って女性の意味を表しています。
庵もちゃんと性別を意識するんだな…とか、どうでも良いことを思いました(笑)
英語の方は後半、”all this pain would have been just a nightmare.(この苦しみもただの悪夢で済んだものを)”という言い回しになっているのが興味深い。この発想は無かったな〜!
”mansion”は、庵の言う「屋敷」に相応しい単語ですが、日本語で「マンション」って考えると、どうしても集合住宅の方を想像しちゃいます(笑)
VS 社
「力を失った貴様」…!?
つまり今回の社(クリスやシェルミーも?)は、オロチの力に覚醒していないという事でしょうか。何だかメインストーリーと関わりがありそうな、意味深なセリフですね。うわ〜気になる!
庵の、社を例えた「路傍の石」ですが、中国語では「路邊的石子(道端に転がってる石っころ)」と日本語のまま翻訳されているのに対し、英語だと“just a little kid(ただのガキ)”に変換されていてなるほどなー!と思いました。
「路傍の石」はご存知の通り「道端に当たり前のように落ちている石のように大した価値がないもの」を指す意味で使われますが、語源は日本の小説家・山本有三の作品。なので基本、海外には無い概念です。
それでも中華圏には「道端の石っころ=価値が無い」という概念が通じるけど、英語圏では伝わりにくかったんでしょうかね。(というか、もっと酷い意味にして伝えたかったのかもしれませんw)
「マヌケヤロウ(庵風に言うと『愚か者』?)」を意味するスラング“dumbass”で見下しつつ、更に“just a little kid“と追い討ちをかけて「路傍の石」並に社を囃し立てていますw
(庵風に訳すなら「力を失った愚か者など稚児も同然」といった所でしょうか)
ほんっと酷いセリフだな〜と感心(?)しました😂
VS シュンエイ
月の影≒八神庵 のことですかね🌙月を見るたび思い出せ的な?
英語のセリフには“Hah!(ハッ!)”と鼻で笑う様な表現が入っています。おそらく、日本語のセリフをそのまま翻訳しただけでは庵の傲慢さが伝わりにくかったのでしょう。
また、「今宵から」は中国語だと「今晚開始」とそのまま翻訳されているのに対し、英語では曖昧な未来を表す“Later”に置き換わっているのも興味深かった。アジアと欧米の時間概念の捉え方について考えさせられました。
勝利セリフ(汎用)
続いては汎用セリフ。調べたところ、なんと20個(多分)もありましたw
こちらは日本語のみで失礼します。(ランダムで出てくるので全パターン調べるのが大変だった😂)
なんとなく勝手にカテゴライズしてみた。
今回も、これぞ八神庵という感じのセリフばかりで素晴らしい👏🏻👏🏻👏🏻
「身も魂も 全て燃やし灰に還す」
と、塵すら残さないくらいの殺意を見せる一方で
「命が惜しければ失せろ!」
と、とどめを刺さずに見逃してくれる一面もあるんですよね〜。
あと、バンドのベーシストをやっているせいか、音楽関連の単語が含まれたりするのもニヤリとしちゃいます。個人的には「炎に包まれながら円舞曲でも踊れ」の一文がお気に入りです。
八神さん、意外と京よりもポエマー(?)なのでは…😎
参考:vs庵の勝利セリフ
一方で庵が負けた時、相手側にも庵専用のセリフがありました。
こちらは海外ファンの方のTwitterのみ紹介させていただきます。
vs 京
vs ちづる
vs クリス
vs 社
他のキャラクターにも専用セリフがあると思うので、本作出たら確認してみたいと思いまーす。
クライマックス超必殺技時のボイス
ファンの間で話題になっていた、庵のクライマックス超必殺技“裏千百参拾壱式・鬼燈”時のボイス。こちらご覧ください。
これは一体どういう事でしょうか( ゚д゚)
社・クリス・シェルミーが相手だと、ボイスや最後の雄叫びが変わります。
まるでオロチの力をコントロールしているようにも見える…。
本編のストーリーに何か関わりがあることなのかもしれません。
それにしてもこういう細かい演出、嬉しいな〜(*´∀`)
ありがとうございます❤
まとめ・感想
今作も”八神庵”がたっぷり詰まったセリフをありがとうございます🙏🏻
セリフの翻訳(特に日→英)を見て、日本語ってハイコンテクストな言語だな〜と改めて実感しました。
八神庵の含蓄に富んだセリフは、欧米向けには非常に翻訳しづらいと思うのですが、それでも彼のキャラクターイメージが全世界でブレないのはローカライズチームの皆様の賜物ですよね。(ありがとうございます!)
それに加え声優の皆さんも、この短いハイコンテクストなセリフからキャラクターの心情を理解し、違和感無く演じていらっしゃるのがすごい。
八神庵や草薙京等、長い歴史を持つキャラクターには積み重ねてきた背景や経緯があり、そこを理解しないと演じにくい部分もあると思うのですが、難なく演じている(ように聞こえる)んですよね。たった数秒のセリフでもキャラクターの感情がビシビシと伝わってきました。
まさに、命を吹き込むお仕事なのだなぁ。
私の気のせいかもしれませんが、八神庵のボイスに関しては前作(KOFXⅣ)と比較して一層声に”深み”が増したようにも聞こえました。
うまく言葉にできず恐縮ですが、声優さんが変わっても変わらない”声”がずっとそこにありますし、同じ声優さんでも前作から変化した(させた)”声”もあるように思えます。
本編のストーリーでは、一体どの様なセリフを聞かせてくれるのでしょうか。
次回の体験版(または来年2月のリリース?)を楽しみにしています!\(^o^)/
感想第二弾はこちら