濃ゆいめオレンジ、伊予鉄散歩 (2023/5月) 1日目
松山には一度立ち寄ったことがある。
18きっぷで西日本を旅した2016年。あのときは新塗装が登場したばかりで、まだ、優しいクリームにオレンジ帯の旧塗装、たくさんの旧型車とやけに立方体の低床車、というのが市内線の風景だった。
しばらく行く機会のないままに、すっかり濃いオレンジ一色の新塗装に切り替わって、流線型の低床車まで入りだしたらしい。旧型車の運用も随分と少なくなったようだ。
今のうちに一度行っておくべきかな、と思い、飛び立った。
松山空港からJRの駅はバスですぐ着いてしまう。
歩いて、おとなり宮田町。ここは中古車販売店の中にある単線の電停で、かつ専用軌道と併用軌道の境目…という、以前来たときやたらと癖に刺さったところだ。電車がやってくるとき、けたたましく踏切の警報音が鳴り響くのが、なんだか楽しい。
更に歩いて古町駅。
構内では路面電車の運転体験をしていて、2003号が行ったり来たり。
こうしてみるとやっぱり、非常にオレンジ。オレンジ色自体が結構好きなのと、やたらと目立つので、写真撮っていて楽しいのはあります。
そのまま海が見たくて、郊外線に浮気してから、松山市駅へ。
新鋭5000形、結構かっこよくて好き。広告無しのスッピンになかなか会えないけど、ファミマラッピングはなんだかお気に入り。
南堀端交差点は丁字路で、超望遠レンズで遊ぶには理想的。全部の系統が通るからなかなか楽しい。
だいぶ減ってしまった印象はあるとはいえ、まとまった数を載せられるくらいには、旧型もまだまだ動いている。幕車が来るとちょっと嬉しい。
乗ったり歩いたりしながら大街道方面へ。
すっかり夕暮れ。
上一万の交差点。複数系統が交わる交差点は見ていて楽しい。
結局道後温泉まで歩いた。
軌道沿いを歩くのは楽しくて、もう随分遅い。うかうかしてると終電だ、宿に戻ろう。
静かなJR松山駅周辺。電停上のネオン看板は光っていなくて、ちょっとさみしい。高架化工事が始まれば、雰囲気がまた変わるのだろう。
夜食がてら、豚太郎のラーメン食べてたらもう終電の時間。
古町の留置線の裏手から、松山城のライトアップが見える。このことに気づけて、ちょっと嬉しかった。
終電もいってしまったし、車庫の片隅の旧型車たちを眺めつつ、この日はおしまい。
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