レビュー:討鬼伝2
ジャンル:和風ハンティングアクション
プレイしたハード:PlayStation4
※オンラインマルチプレイ時は、PlayStation Plus(有料)への加入が必要。
本作は、ストーリー性やキャラクター性が高いため、シングルプレイでも十分に楽しめる内容となっています。
「和」のタイトルを手がけたら、コーエーテクモの右に出るメーカーはありません。侘びさびを感じさせる風景の広がる世界で・・・・・・
モノノフよ、鬼を討て!
討鬼伝の世界
日本が舞台。リアル世界の時代で言うと、明治初期ごろに相当。
時空を超えて出現した“鬼”の瘴気によって多くの里が滅び、人間は「神垣ノ巫女」の結界で護られた里で細々と暮らしています。
モノノフとは
超常の“力”を駆使し、歴史の陰で鬼と闘い続ける存在。
大型鬼の破壊可能部位を一撃で粉砕する必殺技「鬼千切」(おにちぎり)や、倒れた味方の穢れを祓い救助する「鬼祓い」(おにばらい)などが、代表的な“モノノフの力”です。
そんな屈強なモノノフでさえ、里の外では瘴気に身体を蝕まれるため、長く活動を続けることはできません。
重厚なストーリー
“鬼”と“人”との闘いを描く、奥深いストーリーが魅力。
ストーリー上の会話シーンではボイスが再生され、登場人物(NPC)たちへの愛着も深まります。
彼らは条件を満たすと、任務に同行してくれるようになります。
彼らもモノノフであるので、主人公が倒された時には「鬼祓い」で助けてくれる、心強い存在です。
前作とのつながり
「討鬼伝」と同一の世界であり、一部の人物は「討鬼伝2」にも登場しますが、「討鬼伝2」では拠点となる里も、主人公も、異なります。
前作をプレイしないと本作を楽しめない、ということはありません。
なお、前作をプレイする場合は、新たなストーリーや武器種などが追加された完全版「討鬼伝・極」(きわみ)がオススメです。
ミタマの力を借りよ
卑弥呼、聖徳太子、坂上田村麻呂、清少納言、紫式部、藤原道長、足利尊氏、織田信長、徳川吉宗、坂本龍馬・・・・・・
有名どころを挙げてみましたが、古代から幕末まで、歴史に名を残す著名人たちが、なんと“鬼”に喰われてしまっています。
“鬼”を討ち、彼らのミタマを解放することで、その力を貸してくれるようになります。
モノノフは道具の類いを携行しませんが、代わりにミタマを武具に宿すことで“術”が使用可能になります。自身の得物や戦闘スタイルに合ったミタマを選ぶことで、より闘いやすくなるでしょう。
数多のミタマを集めることも、本作の楽しみの1つです。
なお、すべてのミタマにキャラクターボイスが設定されています。
評価
“和”が好き
それだけで、このタイトルをプレイする意義があります。
演出が気持ちいい
大型鬼に「鬼千切」を当てると、豪快な効果音とともに破壊した部位が吹っ飛びます。
気持ちよくてクセになります(笑)。
また、倒れた味方を救助できることもポイント高いですね。
引き込まれるストーリー
ストーリーを重視する人にも向いています。
登場人物も皆、個性的で魅力的ですよ。
「討鬼伝2」ではさらにドラマ性が高まったように思います。
最後に・・・・・・
里が危機に瀕した時、出撃するモノノフたちは意気を高めるため、こう叫ぶのです。
我ら、“鬼”を討つ鬼とならん!
ミタマ診断(オマケ)
公式サイトにて、「ミタマ診断」を行えます。
入力した名前と相性のいいミタマを紹介してくれる、ちょっとしたお遊びです。
ちなみの僕の「えんくん」で診断すると・・・・・・
阿野廉子(あのやすこ)
『鎌倉時代後期から室町時代初期の女性。新待賢門院、三位局とも呼ばれる。中宮・西園寺禧子の女官であったが、禧子を差し置いて後醍醐天皇に寵愛され、後村上天皇を生んだ。』
すみません、この人は知りませんでした(苦笑)。
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前作の公式サイトはこちら。
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