第三回 エンゲージメント コミュニティ ラボ レポート @ 福岡県福岡市
こんにちは。エンゲージメント コミュニティ ラボ 事務局です。
1/27(金)、1/28(土)の2日間、福岡県福岡市にて、第三回「エンゲージメント コミュニティ ラボ(以下「ラボ」)を開催しました。
福岡市は、人口が増加し続ける全国でも有数の元気な都市で、民間の活力も活用しながら現在進行形で成長しています。
これは福岡市へのエンゲージメントが醸成されているということであり、エンゲージメント都市・エンゲージメント社会へのヒントがあると考えています。
それでは、福岡市での第三回ラボの様子をお届けします。
福岡市内の拠点視察
福岡市が進めるスタートアップ支援や、観光・MICE推進プログラム施策に関する様々な取組みを視察しました。
Fukuoka Growth Next, Engineer Cafe
スタートアップ支援に関する取組みとして、スタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next(fgn)」や、エンジニアが集まる・活躍する・成長する街、福岡を目指して設立されたエンジニア向けワーキングスペース「Engineer Cafe HACKER SPACE FUKUOKA」を視察しました。
アントレプレナーシップを育成し、コミュニティを作り、活躍できる舞台を整えることを目指して官民協働で運用される施設は、活気にあふれ創発を生み出す場として機能していました。
Artist Care Fukuoka, INN THE PARK福岡, マリンメッセ福岡B館
次に、観光・MICE推進プログラム施策関連として、アートと人とまちをつなぐアーティスト支援・コミュニティスペース「Artist Cafe Fukuoka」、博多湾の対岸に広がる新しい複合宿泊施設「INN THE PARK福岡」、2021年春にオープンした大型コンベンション施設 「マリンメッセ福岡B館」を視察しました。
観光名所こそ少ないものの、コンパクトシティの強みを最大限に活かし、市の様々な部署や民間が連携しながら、テーマを持った都市開発を推進していることが伺える視察でした。
ワークショップ(取組アイデアの議論)
ワークショップでは、福岡市でのエンゲージメント醸成の事例や、第二回ラボのワークショップを踏まえて、ラボで取組みたいアイデアを深めるワークショップを行いました。
前回のワークショップでのアイデアを更に発展させた方や、グループでアイデアを深められた方々など、様々なアイデアが共有されました。
以下、メンバーの取組みアイデアの一部です。
課題解決ではなく、おもしろいことから始めて課題解決に繋げる施策実行
課題先行ではなく、ワクワクすることを課題解決に繋げられるようにする
観光にガチャ要素を取り入れる、竹林整備にパンダを活用するなど、皆が関わりたくなる仕組みを探っていく
壱岐島全体をテーマパーク化。ワクワクするアイデアを課題解決につなげる
竹好きが集まる地区など、各地区ごとに探求テーマを設定する。そこに集まった人たちが生むアイデアが、自然と課題解決に繋がっていくような取組みをする
テーマパークのように島全体の探求テーマを巡って楽しめるようにする
eスポーツを活用したバーチャルコミュニティの形成
バーチャル空間でコミュニティを形成し、決勝戦を壱岐で実施
ライブコマースを活用したPRで特産品などを紹介
各自治体がなりたい姿、ミッションステートメントを言語化する支援
言語化のために民間や他部門が協働し、議論できる場を形成する
各自治体がもつ資源の再編集や、ロジックモデルの構築を支援する
インキュベーション施設に対して、教育関係者からメンターや講師を招聘
産学の協働が生まれることで、若者に対してオープンなビジネスマインドの醸成を期待
LINEを活用した焚き火や民宿宿泊の支援
LINE公式アカウントを活用すること、壱岐島内にある資源に対して新しい付加価値をつける
地域が進みたい未来を明らかにし、そのために関わってもらいたい(現状で足りていない)人物像を具体化する。そしてその人々に集まってもらう工夫をすることで、人が集まり、新しいことが生まれる。
今回のワークショップで、ラボで取組むアイデアの方向性が明らかになってきました。
番外編 株式会社ペンシル様のオフィス訪問
今回のワークショップは、ラボのメンバーでもある株式会社ペンシル様のオフィスをお借りして実施しました。
セレンディピティ(素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること)を意図して作られたオフィスは、フリーアドレス席や扉のない打合せスペースなど、独創的で開かれた印象を受ける場所で、ワクワクが生まれる予感を感じるオフィス空間でした。
次回のラボは、神奈川県横須賀市にて!
横須賀市の事例を視察し、ラボでの取組みアイデアを更に深めていきます。
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