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NVIDIA($NVDA)の強さとは?!


NVIDIAとは!?


世界の時価総額ランキングで、しばらく王者として君臨していたアップル($AAPL)ですが2024年にNVIDIAに抜かれ、NVIDIAが世界一に輝きました。
そんな成長企業NVIDIAについて紹介します。

【会社概要】

  • GPU(画像処理装置)と呼ばれる半導体を設計・販売する会社

  • そのGPUを動かすためのソフト(CUDA)も開発・提供

  • 売上9.5兆円(2024年次決算時609億ドルを25年1月2日の為替で計算)

NVIDIAの強さ

  • 高性能GPU: NVIDIAのGPUは並列処理能力が高く、AI学習に最適と言われています。しかしながらGPUに関しては熾烈な競争で他社(AMDやインテル)も猛追している状況です。具体的な商品としてデータセンターで使うH200GB200 NVL72があります。

GB200 NVL72
(引用https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-blackwell-platform-arrives-to-power-a-new-era-of-computing)
  • CUDA: NVIDIA独自のCUDAと呼ばれるNVIDIAのGPUを動かすプログラムの開発環境を提供。2006年にCUDAのサービスがスタートしGPUを計算に利用することが容易になりました。これ以降、学生、研究者、開発者がCUDAを計算に使用し始めました。結果、多くの人がCUDAでの開発が慣れ親しみ、それ以外での開発環境を使いたがらない状況となりました。結果CUDAの使えるNVIDIAのGPUが選ばれるのです。筆者も普段、CADソフトを使用し設計をしますが使い慣れたCADソフト以外を使いたいと思いません。もっと皆さんの身近なものでいうとEXCELやPowerpointを使って仕事をしている人にアップルのNumbersKeynoteで仕事をしてくださいと言うと多くの方が不便に感じ、使いたがらないでしょう。(もちろん、それらは素晴らしい製品ですが)それと同じ状況をCUDAは実現しているのです

つまりNVIDIAは高性能なGPUだけでなく、それを動かすための開発環境も提供し、ハードとソフトの両方でユーザーを囲い込んでいるのです。

今後の動向(筆者の考察)

  • ChatGPTやGeminiといった生成AIのサービスが一般的に浸透するのと比例し、GPU市場が成長してきた。生成AIサービスの種類、それらの利用者数が増加するかを今後もウォッチしていくことがGPU市場の成長の予測に繋がると考える

  • 自動運転や産業用ロボの知能化が生成AIの用途として今注目され世界中で研究開発の競争が激化している。まだ研究段階であるものが多い中、商品としてリリースされた数およびその製品にNVIDIAのGPUが使われているかをウォッチすることがGPU市場やNvidiaの成長予測に繋がると考える


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