#116 アメリカの赤ちゃんの名前で、2020年に人気急下降したのは?
アメリカの人種差別がいっそう際立った2020年
昨年のアメリカは、警官によるアフリカ系アメリカ人への暴力、ブラック・ライブズ・マター運動、トランプ大統領による人種差別的な発言、そしてコロナ禍によるフラストレーションなども相まって、 唖然とするような言動をとる白人女性たちの行動 [注:こちらのリンク、白人女性による様々なトンデモ行動を集めた記事に飛びます。読むと不快になる方もいらっしゃると思います、ご注意ください] がニュースやソーシャルメディアで話題になりました。
彼女たちのことはKaren(カレン)と呼ばれています。なぜカレンなのかは、定かではありません。
セントラル・パーク・カレン
特に有名になってしまったのが、こちらの『セントラル・パーク・カレン』です。
セントラルパークの中のRambleという区画には、犬をリードに繋がなければいけない、という決まりがあります。この女性は、そこで犬を繋がず自由に遊ばせていました。 そして、そこに居合わせた黒人男性(この区画でバードウォッチングを習慣にしている人)に諭されたことに腹を立てて、「 私は アフリカ系アメリカ人の男性に スマホで撮影されている、 彼が近づいてきた、命の危険を感じる」 と警察に通報したのです。
2020年アメリカの「赤ちゃんの名前人気ランキング」
さて、本題に入りましょう。
アメリカの社会保障局(SSA:Social Security Administration) は、恒例の2020年に産まれた赤ちゃんに付けられた名前のランキングを発表しました。つまり、名前の人気ランキングです。
「カレン」の人気度は831位。もともと、少しずつランキングは落としていた名前ですが、この1年でどのくらい下がったでしょうか?
Can’t Let It Go(この1週間、頭から離れなかったコト)に「カレン」が登場
NPRのポリティクス・ポッドキャストでは、毎週金曜日の最後の15分程のCan't Let It Go のセグメントで、 ホストたちがその1週間で1番印象に残ったことをシェアしてくれます。政治にまつわることもあれば、ポップカルチャーもあ、私生活でのエピソードなどもあり、面白いです。私は毎週欠かさず聞いています。
今週は、アズマ記者、タマラ記者、ケルシー記者の女性3人が、この話題で盛り上がりました。21分23秒からです。
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