#121【シャドーイング動画付き】アダム・グラント『「与える人」と「奪う人」—あなたはどっち?』
こんにちわ。日英会議通訳者兼シャドーイング・ コーチのいがらしじゅんこです。
シャドーイング・チュートリアル動画 from TED Talk
今回はアダム・グラントさんの2016年TED Talk より、『Are you a giver or a taker?(「与える人」と「奪う人」—あなたはどっち?)』です。
アダム・グラントさんについて取り上げるのは2回目です。今回のTED Talkで、彼は組織心理学者として行った研究結果をもとに、『職場における3種類の人々』についてプレゼンテーション しています。
さまざまな組織で調査を行った結果、どのような職場にも以下の3種類の人々が存在する、ということが分かったそうです。
・「ギバー」(Giver: 与える人)
・「テイカー」(Taker: 奪う人)
・「マッチャー」(Matcher: 損得のバランスを取る人)
上記の三者の中で一番割を食い、自身の成績が最下位なのが「人からの頼まれごとを自分の業務より優先してしまう、優しいギバー」なのだそうです。そりゃ、そうですよね。。。
ですが、興味深いのはここからです。更にこの調査結果から分かったのは、どの組織でも、最も優秀な成績を収めている人はギバーであった、という事なのだそうです。
同じギバーでも、成功するギバーと、努力が向かわれないギバーがいる。この差はどこから来るのでしょうか?
今回のシャドーイングのポーションでは、 アダムさんのプレゼンテーションの中で紹介された「フォーチュン500誌が選んだ、世界で最高の人脈を持つアダム・リフキンさん」という、ギバー型起業家の「秘密兵器」 の部分を選びました。
ちなみに、組織に対する貢献度が最も高く、組織の全体的な業績すらも高めるのがギバーだそうです。ギバーは人に尽くすが顧みられないことも多く、燃え尽き易い、という特性があります。ですから、組織運営・人事施策においては「いかにギバーをケアし、ギバーも得することができる環境をつくるか」が重要、とアダムさんは語っています。
ご興味のある方は、ぜひ、実際のTED Talkを最後までご覧ください。
また、こちらが以前に取り上げたアダムさんの記事です。よろしければ、こちらも併せてどうぞ。
今週のおススメ
こちらの本は、アダム・グラントさんの著作。メンタリストDaiGoさんがご自身の動画でおすすめされていたのを見て、読みたいなあと思っていました(まだ読めていません💦)
トランスクリプト
5分39秒から、6分19秒までです。
His name is Adam Rifkin. He's a very successful serial entrepreneur who spends a huge amount of his time helping other people. And his secret weapon is the five-minute favor. Adam said, "You don't have to be Mother Teresa or Gandhi to be a giver. You just have to find small ways to add large value to other people's lives." That could be as simple as making an introduction between two people who could benefit from knowing each other. It could be sharing your knowledge or giving a little bit of feedback. Or it might be even something as basic as saying, "You know, I'm going to try and figure out if I can recognize somebody whose work has gone unnoticed." And those five-minute favors are really critical to helping givers set boundaries and protect themselves. (05:39-06:19; 136 words)
チェックしておきたいフレーズや発音のコツ
【単語やフレーズの意味】
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