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DeFiプロトコルOrcaを使った資産運用のやり方〜概要編〜
Orca(オルカ)とは、2021年8月にローンチされたSolanaブロックチェーンを基盤にしているDEX(分散型取引所)です。
Orcaで出来ることは下の画像の通り左から
🌊Trade(コインのスワップ)
🐚Whirlpools(集中流動性提供)
🦀Pools(通常の流動性提供)
となっています。今回は新たに追加されたかつ情報が殆ど無い🐚ワールプールズ(集中流動性提供)の攻略を書きます。
基本的なOrcaの使い方やウォレットの設定から学びたい方はグーグルで検索して別途調べてからコチラに戻って来ましょう!
※このnoteは投資を助言するものではありません。又、このnoteを参考にして発生した如何なる損失も責任を負えませんので注意願います。
Solanaブロックチェーンには他にも多数分散型取引所が存在していますが、Orcaは主に以下のような特徴があります🐬
🔱収益の一部を海洋保護団体に寄付している
🏝️プロダクトに起因する事故は私が記憶する限り起こってない老舗プロジェクト
🐟Solanaのスマホに搭載予定のDex
🐡直感的に使いやすいUI。スワップレートが 高いときは警告⚠してくれるなど、初心者にも優しい設定🔰
などなど、特徴的なところがいくつかあります。少し前までSTEPN👟アプリ内にも内蔵されてましたことでも有名で実績のあるプロジェクトです。TVLの規模はSolanaのDexの中ではRaydium、Atrix、Serumに次いで4番目の位置です。
Orca内のガバナンストークンも取引所の名称と同じく「ORCA」と言います。
集中流動性はOrcaに2022年3月に追加された比較的新しい機能です。いち早くこの仕組みを導入したUniswap V3は有名ですね🦄
集中流動性のメリット
・スリッページが少ない
・価格帯を集中させれば少ない資金で多くの交換手数料を得られる可能性がある
集中流動性デメリット
・通常よりILの影響が大きい
・指定外の価格帯では手数料は一切入らない
上のプールはBTC/USDCのプール白い縦ラインが現在の価格です。そこを頂点に山なりに流動性が提供されてるのが分かります。従来は全ての価格帯に均等に張られていたので資金効率が悪いということが課題でした。そこを解決したのが集中流動性提供です。
ただこれの最大のネックがIL(インパーマネント)ロスです⚠
上記が集中流動性におけるILの計算式です。
Pin︰流動性を提供するときの価格
Pout︰流動性を引き出す時の価格
Pmax︰流動性提供の指定範囲上限値
Pmin︰流動性提供の指定範囲下限値
例題①BTC/USDCのILを計算して見ましょう。
前提条件 ※便宜上小数点以下切捨て
Pin: 1BTC=21,508USDC
Pout: 1BTC=23,000USDC
Pmax: 1BTC=23,696USDC
Pmin: 1BTC=19,432USDC
IL=[(2√23,000/√19,432)-{1+23,000/(√19,432×√23,696)}]/[(1+23,000/21,508)×(√21,508/√19,432)-{1+23,000/(√19,432×√23,696)}]-1=-1.16%
拒絶反応が出ているそこの貴方の為に早見表を用意しました!!
上記から集中流動性はILが通常と比べて非常に大きいことが分かると思います。但しこの集中流動性のILは指定価格範囲=価格変動としている為に参考にしかなりません⚠その為に実際は計算が必須になります💦
例えば価格変動2倍のところは先程の例で言えばPin :1BTC=21,508USDC、Pout :1BTC=43,016USDC、Pmax :1BTC=43,016USDC、Pmin :1BTC=21,508USDCとなります。コインの値上がりにより29.29%の損失があり、その損失と稼いだ手数料を比較し勝ち負けが決まります。この場合はBTCが2倍になってる試算なのでトータルで損失となることはありませんが…
以上のことから私が良く取る戦略についてご紹介します💰
次の〜実践編〜では具体的に操作していきますよ〜📱
好評だったら、次回レバレッジファーミングFrancium編も考えてるのでご意見ご感想頂けると嬉しいです。