人と違う発想を生む簡単な方法
思考方法には、与えられた情報をつなぎ合わせて答えを導く方法(ボトムアップ)と、答えを出してから必要な情報を探す方法(トップダウン)がある。
多数は前者を利用して、ロジカルに物事を考えようとするけれど、その考え方はいつでもできるので、まずは後者から始めると上手く行くことも多い。というのも、答えになるものが頭にあるから周りには予想外の答えが浮かびやすい。
例)
1. 家具の下の物を取りたい→何があるか見渡して物を取るための物を探す=ボトムアップ
2. 家具の下の物を取りたい→「何か薄くて長くて引っかかりそうなものがほしい」→それを満たす物を探す=トップダウン
この場合薄くて長くて引っかかる物としては、極論ガムテープをぐるぐる巻いてその形にしてもいい。答えから模索するから生み出す発想も生まれる。
前者のような積み上げる発想はロジカルシンキング=論理的思考(垂直思考)と呼ばれ、後者のようなずれた発想はラテラルシンキング=水平思考と呼ばれる。
有名なのは味の素が売り上げを伸ばすためにした方法。
味の素を売りたい→商品をよりよくするのがロジカル。味の素を売りたい→買うのはどんな時か考えるのがラテラル。なくなれば買うのだから早くなくなればいい。だから一度に出る量を増やす。といった発想。
多少の練習は必要だけれど、目的の答えを先にいろいろ出してからその答えを満たすものを探すのはかなり有効だと思う。行き詰まった時にどうぞ。
ラテラルシンキングで調べればいくらでももっと詳しい情報は手に入ります。また、今はロジカルとラテラルを組み合わせる考えが主流なのでどちらも知っておくといいですね。