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歌詞を語る

はじめに

 以前から、このnoteに音楽について書きたいと思っていた。音楽は私にとって、人生を支えてくれたものであり、私の中心にはいつも音楽があった。
 しかし、音楽について書くといっても抽象的で幅広い。そこで、何について書くか考えた。楽曲の分析??好きな音楽のジャンルを語る??音楽理論はある程度は勉強したものの、途中で飽きてしまったし、そこまで理解しているわけではない。好きなバンドやロックの歴史なんかについて書くのも、いろんな人がやっているし、ウェキペディアを調べればわかってしまうところもある。色々考えたときに、「歌詞」というものが浮かんだ。
 歌詞の解釈なんて人それぞれだ。その真意は実際に歌詞を書いたアーティストにしかわからない。しかし、人それぞれだからこそ、自由に語れる。どんな解釈でも許される。そして、私は「歌詞」に心動かされてきたことが多い。もちろん、私は音楽を聞くうえで「歌詞」だけを重視しているわけではない。歌詞の意味が伝わりにくい洋楽や、そもそも歌詞のないクラシックやジャスなども好んで聞いている。しかし、音楽が心の支えになった理由の中で、やはり「歌詞」というのは非常に大きな存在なのだ。
 だからこそ、この「歌詞」について書いていくことにした。自分の好きな歌詞、心動いた歌詞、考えさせられた歌詞、など「歌詞」について私なりの解釈と感想を書いていきたいと思う。

良い歌詞とは?

 良い歌詞とはいったい何なのか?この点も人によって考え方が違う。
ここでは、私が思ういい歌詞の条件をいくつか挙げていきたいと思う。

・共感できる
 これは比較的多い考え方ではないだろうか。歌詞を聞いているなかで、「いやもうそれ俺じゃん!」と感じることは非常にうれしいし、心に響く。この曲の歌っているアーティストだけは唯一自分の理解者で、世界でただ一人の味方である、そう感じるだけで少し気持ちが楽になる気がする。うれしい時、つらい時、何かすべてどうでもよくなった時、いろんな感情を抱えた時それを支えてくれるのは、やはり共感できる歌詞である。そういった意味で、自分が共感できる歌詞は、必然的に良い歌詞といえよう。

・核心をついてる
 これは共感というよりも、考えさせられる歌詞だ。戦争や支配、差別など、この世界に対してのメッセージが込められたものはもちろん、恋愛や人生、自分自身に対して、核心や真理を突いてくるような歌詞が私は好きだ。音楽をはじめ、芸術作品においてはやはり、このメッセージ、見てる人聴いてる人に対して何を伝えたいか、何を表現したいかがとても重要な気がする。そういった意味で、メッセージ性のある歌詞というのが、私はよい歌詞ではないかと感じる。

・簡単な言葉で奥深く
 この3つ目が最後になるが、私はこれが意外と重要だったりする。
私にとって歌詞は、「詞」である以前に「詩」なのだ。小説や論文なんかではない。だからこそ、いかに簡単な言葉で、その意味に奥行を持たせるかが重要なのだ。だが、簡単な言葉を使っても、直接的な表現はダメなところだ。「ありがとう」や「愛してる」といってはいけないのだ。それらをはじめ、自分の感情をいかにして簡単な言葉で奥深く、そして比喩的、間接的に表現できているかどうかが、私にとって大事なのだ。そういった表現の仕方としては、比喩はもちろん、ちょっとした言葉遊びが必要になる。そういった技法を使って、上手く表現できている歌詞が私の思う良い歌詞である。

 以上が私の思う、良い歌詞の条件である。その他にも歌詞の世界観や面白さなどがあるが、基本的にこの3つが良い歌詞の条件であると私は考える。  
 しかし難しいのは、歌詞に合うメロディが大事になってくることだ。メロディというのは、歌詞を何倍にも魅力的にさせる力がある。どんなにいい歌詞でも、それにマッチしないメロディだと、かなりがっかりしてしまう。
 先ほど挙げた3つの条件とそれに合ったメロディを含めて、それらがそろったとき私はとても素晴らしい歌詞だとかんじる。

 
 とまあ、いろいろ長々と語ってきたが、これから先ほど挙げた条件を踏まえた上で、私がいいと思った歌詞を、私なりに解釈して、その感想を書いていきたいと思うので、良かったら是非

*注意:ちなみに私は文系ですが、とてつもなく国語が苦手でした。ことばの意味が違ったり、文章がおかしいなど、国語力の無さが垣間見えることがありすが、ご了承ください。




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