◆令和3年度 集合住宅の省CO2化促進事業(環境省m210301)

本事業は「集合住宅の省エネ・省CO2化、高断熱化の支援」に関する事業です。対象は「新築集合住宅の建築主・デベロッパー等」です。住宅と違ってアパート・マンションは取組みにくい感じがします。ただ、採択結果だけを見ると、出せば採択されるような状態ですので、ZEH-Mを狙ってみるのもよいかと思います。
※ZEH-Mとは
Net Zero Energy House Manshon(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス・マンション)の略。断熱性能を高めることに加え、高効率な設備の導入により、室内環境の向上と省エネを実現したマンション。

・内容:集合住宅の省エネ・省CO2化、高断熱化の支援
・対象:新築集合住宅の建築主・デベロッパー等
・お勧め度:△該当建築主等 〇建築事務所 〇建設会社 △コンサル 

【内容】
集合住宅の省エネ・省CO2化、高断熱化を支援するため、以下の補助を行う。
① 新築低中層ZEH-M(5層以下)
② 新築高層ZEH-M(6~20層)
③ ①に蓄電池を設置、低炭素化に資する素材(CLT(直交集成板))を一定量以上使用、又は先進的再エネ熱利用技術を活用する場合に別途補助
④ 既存集合住宅の断熱リフォーム

【対象経費】 設計費、設備費、工事費

【対象者】
①②③:新築集合住宅の建築主、デベロッパー等
④:管理組合の代表者

【補助】
①:10/10(上限50万円/戸)(上限3億円/年、6億円/事業)
②:1/2(※事業期間は最長4年とする。上限4億円/年、8億円/事業)
③:蓄電池2万円/kWh(上限額20万円/台。一定の条件を満たす場合は24万円/台)等
④:1/3(上限15万円/戸。熱交換型換気設備等への別途補助)(集合個別のみ))

【予算】 44.5億円

【公募期間】 未定
※令和2年度は下記の通り。
①③:一次:5/7~6/5 二次:7/27~8/21
②:7/1~7/27
④:一次:5/11~7/17 二次:8/17~10/30 追加:12/15~2/26

【HP】
予算資料
R2パンフ:①②③が記載
R2パンフ:④が記載

【まとめ】
※④は令和2年度第3次補正にも予算計上されています。
※令和2年度の①③の採択結果は、一次97件/97件、二次48件/48件と出せば通る状況でした。
※令和2年度の②の採択結果は、18件でした。
※集合住宅(5層以下)は狙い目だと思います。令和5年度まで事業があるので、令和3年度に間に合わない場合は令和4年度以降を狙っていきましょう。

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