特別展 国宝鳥獣戯画のすべて(2021年)
東京国立博物館で2021年4月13日~6月20日に開催された「特別展 国宝鳥獣戯画のすべて」展を見に行った記録(2021年4月20日)。休暇をとって平日に見に行ったが正解。緊急事態宣言に合わせて4月25日から休館してしまい、結局5月いっぱいまで休館。当初5月30日までだった会期を6月20日まで延長したが、予定が狂って見られなくなった人が沢山いた模様。
昨年(2020年)の今頃は、美術展も軒並み中止だったことを思えば、感染リスクは高くない、という判断の元、展覧会が中止にならなくて本当にありがたいことである。(と言っていたら結局翌週から休館になってしまったのだが)
午後から美容院に行く予定を入れていたので、ついでに朝から休暇をとって、国立博物館に「国宝鳥獣戯画のすべて」展を見に行ってきた。本当は昨年の今頃やる筈だったのが1年順延されたかたち。2015年の阿鼻叫喚(ウソ)密な長蛇の列に翻弄された鳥獣戯画展を思えば、今回は完全予約制なので、会期のいつに行っても混雑は変わらないということになる。しかし、思い立ったのがやや遅かったので、直近の休日は既に売り切れ、平日も朝一の時間帯は既になくて、10:00の予約を入れる。
人数制限をしていてもなお、それなりに人は入れているので、平成館の入口で少し待たされる。待っている間に、係員の人が、中で一番密なのはお土産物コーナーです。買うものが決まってるなら先に買ってしまうことをお勧めします、と呼ばわっていたので、中に入ってすぐ、絵はがきだのマステだの買う。ショップは既にかなり混んでいたが、これは係員さんに誘導された人が多かったからで、第一展示室見終わった時間の方がショップは空いていた…午後はそうはいかないと思われるが。
2015年は、高山寺の展示が先で、鳥獣戯画が後だったが、今回は鳥獣戯画が先。一番人気のある甲巻は、前回は係員が歩け歩けと言ってもゆっくり見てしまう人が多くて、本当に列が進まなかったが、今回は動く歩道設置。最初の説明や模本を飛ばし、まず甲巻を見る。動く歩道にたどり着くまでに15分位待った。そして、ゆっくり進むとはいえ、やはり強制移動で、鑑賞はあっという間。やむを得まい。帰りにもう一回見ようと思ったが、列が倍位に延びていたので断念。複数回見たかったら、朝一で来て、すぐに何回か繰り返して見ちゃった方がよさそうです。
乙巻、丙巻、丁巻は自由に見られた。最前列で見るのに少し並ぶが、巻の後半はばらけて人がいないところもあり、割と丹念に見られた印象。
第二展示室は高山寺の名宝と鳥獣戯画の断簡、模本。高山寺関連の展示物は2015年の方が多かったと思うが、今回は鳥獣戯画を前期後期で分けず全部見られるのと、28年ぶりに山を降りた重文、明恵上人像が目玉と言うことで、この位で勘弁してやる状態。
ヤケーヌ(スポーツ用布マスク)を使っているのだが、博物館の入口で不織布マスクをくれて、付け替えるように言われた。ヤケーヌ、マスク認定されず。東京芸術劇場での演奏会の入場口でマスク交換を求められて以来だ。マスクを貰った分は、館内の募金箱に寄付を入れてくる。
そして、約2時間かけて、鳥獣戯画展見た後、古代展示を見て、更に本館の1階と2階見たら、更に2時間かかり、よれよれになって博物館を出る。
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