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美術展鑑賞記録

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過去に訪れた美術館や美術展の記録を残しておこうと思ってマガジンにしました。
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#展覧会

宮脇綾子の芸術 見た、切った、貼った(東京ステーションギャラリー)

宮脇綾子の芸術 見た、切った、貼った(東京ステーションギャラリー)

東京ステーションギャラリーで開催中の「宮脇綾子の芸術 見た、切った、貼った」(2025/1/25-2025/3/16)を見てきた。開催前からこれは楽しそう、と思っていたが、予想以上に楽しくて大満足。

会場内は写真全面禁止。いさぎよく、携帯はバッグにしまってひたすらじっと作品と向き合う。ディテールまで面白くて、とにかくじっと見てしまう。大体の作品が、布の上に、布で作った対象物をアップリケしてあるの

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須田悦弘展図録が届いた!

須田悦弘展図録が届いた!

あけましておめでとうございます。
2025年最初の投稿は、昨年11月30日に、渋谷区立松濤美術館で見てきた須田悦弘展の図録が届いたという話です。
図録単体なら2300円。

既に、ポストカードと、マスキングテープ2種類とBEAMSの紙袋は家にあり、それに、しおりと図録がプラスされました。全部で3050円。

解説文は、千葉市美術館学芸員の森啓輔氏、それから松濤美術館学芸員の大平奈緒子氏。大平氏によ

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須田悦弘展・渋谷区立松濤美術館・11月30日初日

須田悦弘展・渋谷区立松濤美術館・11月30日初日

彫刻家、須田悦弘の、都内では25年ぶりとなる個展が渋谷区立松濤美術館で始まった。2024/11/30-2025/2/2
楽しみすぎて、初日に行ってしまった。そんなに大きな混雑はないし、美術館自体がそんなに大きくないので、1時間くらいあればじっくり見られるが、1人ずつしか中に入れない大型インスタレーションが2つあるので、混雑状況が変わったら、時間の余裕が必要かも。
公立美術館なので、入場料は良心的で

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内藤礼「生まれておいで 生きておいで」

内藤礼「生まれておいで 生きておいで」

東京国立博物館で2024/6/25-2024/9/23の会期で開催されていた「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」展、続けて、銀座メゾンエルメス フォーラムでも「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」展を開催している。2024/9/7-2025/1/13 国立博物館は有料の展示だったが、メゾンエルメスは無料、エルメスのビルの裏手に、フォーラム(8,9階)に上がれる直通のエレベーターがあり、直接会

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空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン(東京ステーションギャラリー)

空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン(東京ステーションギャラリー)

東京ステーションギャラリーで開催中の「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」展に行った。
2024年7月13日~9月23日東京ステーションギャラリー、その後2025年1月11日~3月23日名古屋市美術館、2025年4月5日~6月22日大阪・あべのハルカス美術館に巡回。
フォロン、って、不思議大好きだった時代の西武百貨店のイメージ。だったので、なんとなく、西武百貨店の宣伝広告にフォロンの作品

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青山悟 刺繍少年フォーエバー 永遠なんてあるのでしょうか(目黒区美術館)

青山悟 刺繍少年フォーエバー 永遠なんてあるのでしょうか(目黒区美術館)

先週行って、大変感銘を受けて是非紹介したいと思っていたのに、時間がたってしまった! 目黒区美術館で開催中の「青山悟 刺繍少年フォーエバー 永遠なんてあるのでしょうか」展、2024/4/20-2024/6/9、あと1週間で終わってしまう!
展覧会にあわせて、図録も一般書として刊行されている。展示作品以外にも紹介されている作品あり。

展覧会のメインは2階会場だったが、入ってすぐに、目黒区内在住の青山

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マティス 自由なフォルム(国立新美術館)

マティス 自由なフォルム(国立新美術館)

国立新美術館で開催中の「マティス 自由なフォルム」展、2024年2月14日~5月27日。4月18日に見に行ったのだが、その後ばたばたしていて、鑑賞記録をまとめるのが遅くなってしまった。
入場予約不要。逆にどの位混むか不安で平日の朝いちで行ってみたが、ゴールデンウィークが終わろうとしている本日時点でも日時指定不要になっているので、めちゃくちゃ混雑はしていないのかも。実際、見にくくていやな思いはしなか

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マリー・ローランサン-時代をうつす眼(アーティゾン美術館)

マリー・ローランサン-時代をうつす眼(アーティゾン美術館)

子どもの頃からローランサンが好き。松谷みよ子の短編にローランサンへの言及があったのを読んだときから、憧れ、見られる機会があれば見に行き、マリー・ローランサン美術館は、蓼科にあった頃にも何回か行き、ホテルニューオータニ内にあったときも行った。今も、マリー・ローランサン美術館収蔵の作品が結構あるので、またどこかにハードが出来ることを心から願っている。
アーティゾン美術館で開催中の「マリー・ローランサン

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ゴッホと静物画 伝統から革新へ(SOMPO美術館)

ゴッホと静物画 伝統から革新へ(SOMPO美術館)

SOMPO美術館に、「ゴッホと静物画 伝統から革新へ」展を見にいってきた。会期2023/10/17-2024/1/21、あと2週間。日時指定券の予約を推奨されるが、本日でも、当日券の購入は可能だった。来週以降の週末は、予約分だけでいっぱいいっぱいかも。
SOMPO美術館収蔵の「ひまわり」に、アムステルダムのファン・ゴッホ美術館収蔵の「アイリス」をツートップとしてあしらい、花の絵を中心に、静物画だけ

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キボリノコンノ展@大丸東京店

キボリノコンノ展@大丸東京店

大丸東京店11階特設会場で開催中の「キボリノコンノ」展に行って来た。
2023年10月12日~24日。その後、大丸梅田店への巡回あり。
(本文後半に追記あり:2023/10/18)

ローチケの案内メールでお勧めされて名前を知ったのだが、木彫作品がインスタでバズって、今年専業作家になったばかりのクリエーターらしい。今日はサイン会があったようで、夕方行ったらまだご本人がいらして、気さくに撮影に応じた

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江戸東京たてもの園「日本のタイル100年 美と用のあゆみ」展

江戸東京たてもの園「日本のタイル100年 美と用のあゆみ」展

小金井公園の中にある、江戸東京たてもの園(江戸東京博物館の別館)で、「日本のタイル100年 美と用のあゆみ」展という展示をしている、と知り合いのFacebookの投稿で知る。2023年3月11日~8月20日、8月に入ってから知ったので、自分の予定と照らし合わせていて、会期末ぎりぎりの8月19日(土)に駆け込みで観覧。ばたばただったが、行ってよかった。

主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団

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三沢厚彦ANIMALS Multi-Dimensions展(千葉市美術館)

三沢厚彦ANIMALS Multi-Dimensions展(千葉市美術館)

三沢厚彦ANIMALS Multi-Dimensions展を見てきた。
千葉市美術館で2023/6/10-2023/9/10開催。入場料1200円は最近の美術展入場料金としては良心的な安さ! 残念ながら(?)あまり混んでいないので、それぞれの作品を360度ぐるっと回って色んな角度から鑑賞。
最初は屋外に置いてあるライオンから鑑賞。
(これは木彫作品をシリコンで型をとり、ブロンズを流し込んでから着色

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ガウディとサグラダ・ファミリア展(国立近代美術館)

ガウディとサグラダ・ファミリア展(国立近代美術館)

夕方用事があって、定時まで仕事すると間に合わない可能性があったので、ちょっと長めに時間休を取って、国立近代美術館で「ガウディとサグラダ・ファミリア展」を見てきた。会期2023年6月13日~9月10日。東京展終了後、滋賀県の佐川美術館(9月30日~12月3日)と愛知県の名古屋市美術館(12月19日~2024年3月10日)の巡回あり。
15時過ぎに入場して、閉館17時の日だったので、最後はちょっと慌た

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マティス展@東京都美術館 Henri Matisse: The Path to Color

マティス展@東京都美術館 Henri Matisse: The Path to Color

東京都美術館のマティス展、5月19日に見に行ったので、ちょっと時間たってしまったけれど、とりとめもなく感想など。
会期2023年4月27日(木)~8月20日(日)。他地域巡回はなし。
トップ画像は、ショップでうかうかと買ってしまった持ち帰り用バッグ。無地の普通のレジ袋なら断るのだが、前の人が買っているの見たら、欲しくなって自分も買ってしまった。50円。ヴァンス・ロザリオ礼拝堂のステンドグラスをモチ

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