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美術展鑑賞記録

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過去に訪れた美術館や美術展の記録を残しておこうと思ってマガジンにしました。
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#美術

越後妻有大地の芸術祭2024

越後妻有大地の芸術祭2024

失意のえちご・くびき野100kmマラソンを終え、次の日は、十日町に移動して、大地の芸術祭のバスツアーに参加。一昨年のえちご・くびき野の後も、大地の芸術祭に行ったので、ビエンナーレのような気がしていたが、実際はトリエンナーレ、本来は2021年開催予定だった回を1年順延していたので一昨年見られて、それから2年でまた大地の芸術祭に参加出来たのだった。
一昨年の記録 
1清津峡渓谷トンネル
2磯辺行久記念

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モーリス・ユトリロ展(2020年3月、日本橋高島屋)

モーリス・ユトリロ展(2020年3月、日本橋高島屋)

3年前、ちょうどコロナ禍で、あらゆるイベントが中止になり始めていた時期にみた展覧会の記録。デパートもこの後、食料品売り場以外はすべて閉鎖されてしまったことを思えば、展覧会が開催されただけでもありがたかった、と遥か昔のことのように思う。

高島屋から郵便物が来たとき、ユトリロ展と若冲展の招待券が付いていて、あれ、と思って高島屋のサイト見たら、若冲展は開催中止になっていたが、ユトリロ展は開催中だったの

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国宝 東京国立博物館のすべて

国宝 東京国立博物館のすべて

東京国立博物館で開催中の「国宝 東京国立博物館のすべて」、本当は12月11日(日)で終了だったのだが、大好評により、1週間会期延長。正期間のチケットを入手しそびれ、諦めていたのだが、延長期間分のチケット開始日時にチケット購入サイトにアクセスできたので、駆け込みで行ってきた。
かなり入場人員は抑えられている印象で、全く混雑している印象がないまま観覧できた。パンデミックで中止になった展覧会も色々あった

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美しきシモネッタ 丸紅ギャラリー開館記念展III ボッティチェリ特別展

美しきシモネッタ 丸紅ギャラリー開館記念展III ボッティチェリ特別展

東京竹橋、丸紅本社改築時に設けられた丸紅ギャラリー、今回が3回目の展覧会で、大切に収蔵しているボッティチェリ「美しきシモネッタ」の蔵出し。勿体つけまくりで、今回の展覧会で展示されている絵画作品はこれ1点のみである。そして絵画にまつわる資料をあわせて展示して500円。名画ではあるが、1点に500円ってことよね…。

シモネッタ・ヴェスプッチ(1453-1476)は、アメリゴ・ヴェスプッチ(アメリカの

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草間彌生とルイ・ヴィトンのコラボレーション

草間彌生とルイ・ヴィトンのコラボレーション

11月30日から都内各地で、ルイ・ヴィトンと草間彌生のコラボレーション展示をしていると、今日になって知ったので、出勤時に見られるものを見てきた。

丸の内、行幸道路には、水槽をかたどったオブジェとキッチンカーとアイスリンク。

仕事帰りは芝公園へ。プリンス芝公園と、増上寺に展示3種類。 

瀬戸内国際芸術祭・小豆島(芸術祭参加作品)

瀬戸内国際芸術祭・小豆島(芸術祭参加作品)

前回(ここ)小豆島に行ったという話は書いたが、今度は小豆島で見た作品の話。
小豆島は広い(153平方キロメートル)。10月22日(土)の夕方、西端の土庄港から上陸し、レンタカーを借り、この日は土庄のスーパーで買い物して、南岸の草壁港あたりの居酒屋で晩御飯食べて、三都半島のたもとのairbnbに宿泊。前日のベネッセのホテルとは大違いだが、大変きれいにメンテナンスされた家で、親戚の家に、親戚の留守に上

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瀬戸内国際芸術祭・小豆島(イントロダクション)

瀬戸内国際芸術祭・小豆島(イントロダクション)

瀬戸内国際芸術祭をめぐる旅行、宇野から直島、直島から豊島、豊島から小豆島に渡り、小豆島から新岡山に戻って帰路についたのだが、直島や豊島と規模感が全然違って、小豆島は不完全燃焼だった(最初から覚悟はしていたが)。
瀬戸内海で2番目に大きい島(って一番目は淡路島だよ)で、小豆島一周の100㎞ウルトラマラソンが開催できる位の大きさ。人口だって、直島が3000人ちょっと、豊島は1000人切ってしまっている

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杉本博司 時の回廊

杉本博司 時の回廊

ベネッセハウス内の「杉本博司 時の回廊」、宿泊客は夜中まで観覧可能だが、暗すぎてわけわかめ。
翌朝出直して、見たら、やはり朝の光の元で見た方が素敵でした。

瀬戸内国際芸術祭

瀬戸内国際芸術祭

はからずも、今月は芸術祭月間となった。大地の芸術祭に続き、前から行ってみたかった瀬戸内国際芸術祭に来てみた。
直島に来たのは2回目だが、前回は高松からの日帰りだったので、今回は奮発してベネッセハウスに泊まってみた。日中に李禹煥美術館とヴァレーギャラリーと地中美術館に行き、本村地区を少し散歩し、夕食後にベネッセハウス内の美術品を観覧。朝もう一度「杉本博司 時の回廊」を見る。
それから豊島に行って、レ

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越後妻有大地の芸術祭(4)まつだい農舞台~鉢&田島征三絵本と木の実の美術館

越後妻有大地の芸術祭(4)まつだい農舞台~鉢&田島征三絵本と木の実の美術館

越後妻有大地の芸術祭、モモンガ滑空コースで回った施設の案内もこれで4回目。そろそろ終わります。
奴奈川キャンパスでランチ後、まつだい駅前へ。ほくほく線まつだい駅前から山の上までずっと広がるアートスペースですが、時間の制約があり、駅のすぐ脇で、大地の芸術祭初年度に設置されたイリヤ&エミリア・カバコフの作品「棚田」を展望台から眺め、農舞台フィールドミュージアムでカバコフの作品を他にも色々鑑賞。駅至近の

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越後妻有大地の芸術祭(3)香港ハウス/越後妻有「上郷クローブ座」~奴奈川キャンパス

越後妻有大地の芸術祭(3)香港ハウス/越後妻有「上郷クローブ座」~奴奈川キャンパス

10月10日に大地の芸術祭オフィシャルツアー「モモンガ滑空コース」に参加した記録、清津峡渓谷トンネル~磯辺行久記念清津倉庫美術館[Soko]~たくさんの失われた窓のために~ポチョムキンに続き、津南エリアに向かい、廃校になった津南町立上郷中学校の建物を用いた上郷クローブ座と、それに隣接する香港ハウスを見学し、その後、奴奈川キャンパス(廃校になった十日町市立奴奈川小学校の建物を使用)内TSUMARI

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越後妻有大地の芸術祭(2)磯辺行久記念清津倉庫美術館[Soko]~たくさんの失われた窓のために~ポチョムキン

越後妻有大地の芸術祭(2)磯辺行久記念清津倉庫美術館[Soko]~たくさんの失われた窓のために~ポチョムキン

越後妻有大地の芸術祭、モモンガ滑空コース(バスツアー)、10月10日のタイムスケジュールは
9:30越後湯沢駅発
10:00-10:50清津峡渓谷トンネル
11:00-11:30磯辺行久記念清津倉庫美術館[Soko]
11:40頃 内海昭子「たくさんの失われた窓のために」(車窓から)
11:45-11:55 カサグランデ&リンターラ建築事務所「ポチョムキン」
12:20-12:50 上郷クローブ座

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ART BAY TOKYO ART FESTIVAL

ART BAY TOKYO ART FESTIVAL

連休後半初日。台風で、遠出する予定がキャンセルになったので、お台場にART BAY TOKYO ART FESTIVAL 2022を見に行ってきた。国際展示場駅前にレアンドロ・エルリッヒの「THE PRINT-痕跡」というインスタレーションと、後藤映則「Heading」というインスタレーション。そこからビッグサイトに行って常設のパブリックアートを見て、東京国際クルーズターミナルで高橋信雅のウォール

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ミロ展ー日本を夢みて

ミロ展ー日本を夢みて

Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「ミロ展ー日本を夢見て」を見てきた。2022年2月11日~4月17日、会期中すべての土日祝及び4月11日~17日は入場日時予約必須。今日(4月7日)は適用外だったので、誰でもすぐ入れた。そんなに大きな混雑はなし。

初めてミロを見た頃はホアン・ミロ、という表記をされていたが、それはスペイン風(カスティーリャ語、フランコ体制下でカタルーニャ語は禁じられてい

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