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美術展鑑賞記録

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過去に訪れた美術館や美術展の記録を残しておこうと思ってマガジンにしました。
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2024年10月の記事一覧

Nerhol 水平線を捲る(千葉市美術館)

Nerhol 水平線を捲る(千葉市美術館)

Nerholというアーティストユニット、今回の千葉市美術館での展示で名前を知ったのだが、行ってみたらとても面白かった。
田中義久さん(1980年生まれ)と飯田竜太さん(1981年生まれ)の2人で、「時間を封入したハン立体の作品」を製作している。田中さんが紙と平面的構成によるグラフィックデザイン、飯田さんが紙や文字を素材とする彫刻を担当。トップ画像は2011年の「Circle」という作品で、真ん中に

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福田平八郎×琳派(山種美術館)

福田平八郎×琳派(山種美術館)

恵比寿の山種美術館で開催している【特別展】没後50年記念 福田平八郎×琳派 展を見てきた。2024年9月29日~12月8日。山種美術館所蔵作品中心に、福田平八郎と、彼が影響を受けたと思われる琳派の名品(これも所属品)を紹介し、更に、福田平八郎にインスパイアされたと思われる日本画の近作(といっても昭和の作品なので、福田とほぼ同時代から少しあと位)の展示もあり面白かった。
本年3-5月に大阪、5-7月

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越後妻有大地の芸術祭2024

越後妻有大地の芸術祭2024

失意のえちご・くびき野100kmマラソンを終え、次の日は、十日町に移動して、大地の芸術祭のバスツアーに参加。一昨年のえちご・くびき野の後も、大地の芸術祭に行ったので、ビエンナーレのような気がしていたが、実際はトリエンナーレ、本来は2021年開催予定だった回を1年順延していたので一昨年見られて、それから2年でまた大地の芸術祭に参加出来たのだった。
一昨年の記録 
1清津峡渓谷トンネル
2磯辺行久記念

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内藤礼「生まれておいで 生きておいで」

内藤礼「生まれておいで 生きておいで」

東京国立博物館で2024/6/25-2024/9/23の会期で開催されていた「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」展、続けて、銀座メゾンエルメス フォーラムでも「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」展を開催している。2024/9/7-2025/1/13 国立博物館は有料の展示だったが、メゾンエルメスは無料、エルメスのビルの裏手に、フォーラム(8,9階)に上がれる直通のエレベーターがあり、直接会

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