2022年8月の記事一覧
特別展「日本美術をひも解く―皇室、美の玉手箱」(東京藝術大学大学美術館)《前期》
上野の東京藝術大学大学美術館へ、特別展「日本美術をひも解くー皇室、美の玉手箱」を見に行ってきた。藝大の美術館はそんなに大きくないのだが、名品てんこ盛りでお腹いっぱい。
という展覧会の概要を伝えちゃったら終わっちゃうのだが、現在改築中の三の丸尚蔵館の名品と、藝大の収蔵品をこれでもか、と見せてくれる素晴らしい企画。目玉となる作品は、前期と後期でかなり展示内容入れ替わるので、9月に入ったらもう一度行っ
ピーター・ドイグ展(2020年)
会期どころか開催の可否まで大混乱だった2020年の夏の展覧会の数々。前年までは通勤帰りとかに気軽に行けた展覧会も、行くだけで気合がいる時代だった。そんな一昨年の夏のピーター・ドイグ展(国立近代美術館)の鑑賞メモ。
会期2020年2月26日から6月14日だったのが、2月29日から閉館になり、本来の会期末6月14日だったのだが、再開が6月12日(つまり本来の会期だったら6営業日しか開催出来なかった)
「エリック・サティとその時代」展(2015年)
2015年7月8日~8月3日にBunkamuraザ・ミュージアムで開催された「エリック・サティとその時代」展の鑑賞メモ。
トップ画像は、東急百貨店の外壁にある小さなショウウィンドウの広告。
田舎の高校を出て、大学に入るまで名前すら知らなかったサティという作曲家。そのきらきら輝くようなイメージ、不思議な曲名、同じフレーズを840回繰り返すヴェクサシオン、色々ミステリアスで、でも難解ではない音楽。
特別展「鯨」@千葉県立中央博物館
千葉県立中央博物館で開催中の「特別展『鯨』」を見てきた。
千葉県立中央博物館収蔵品及び県内の博物館で収蔵している資料、それに東京海洋大学マリンサイエンスミュージアム及び鯨類学研究室の資料を中心に、主に生物学的アプローチ、一部、捕鯨等文化人類学的アプローチで鯨に肉薄した展示となっていた。中央博物館の通常展示と混じっていて、ややわかりにくい面もあったが(中央博物館に行ったのが初めてだったので、「房総
ゲルハルド・リヒター展@東京国立近代美術館
国立近代美術館へ、ゲルハルド・リヒター展を見に行ってきた。2022年6月7日から10月2日の長丁場で、会期前から色々な媒体で取り上げられていたのでそれなりの予備知識はあったが、どうもとらえどころがなく、実際に見ても、やはりとらえどころがない、という印象は消えず。
リヒターは1932年生まれ。私的な話になるがわたしの父が同じく1932年生まれ、そして、先週見に行った堀内誠一もまた、1932年生まれ