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美術展鑑賞記録

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過去に訪れた美術館や美術展の記録を残しておこうと思ってマガジンにしました。
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2022年2月の記事一覧

岩崎家のお雛さま(2021年、静嘉堂文庫美術館)

岩崎家のお雛さま(2021年、静嘉堂文庫美術館)

注:これは2021年2月20日~3月28日に開催されていた美術展の記録です。今年ではないです。

静嘉堂文庫美術館。

世田谷区の不便な場所にある、という先入観が強く、なんだか行かずにいた静嘉堂文庫美術館、もうすぐ丸の内に引っ越してきてしまうことになり、逆に、じゃあ行っとかなくちゃスイッチが入り、行ってきた。用賀駅から徒歩25分、なーんだそんなに遠くないじゃん<って、23区内にどこの駅からも25分

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上野リチ ウィーンからきたデザイン・ファンタジー展@三菱一号館美術館

上野リチ ウィーンからきたデザイン・ファンタジー展@三菱一号館美術館

1月末に、『マイ・ファースト・リチ 上野リチのデザイン』を買って以来、楽しみにしていた上野リチ展、2月18日より三菱一号館美術館で始まったので、早速行ってきた。日時指定券もあるが、当日券で入場可能。お客さんは99%まで女性だった。もっともっといろんな人に見て貰いたいなーと思った。
展示されている数にまず圧倒される。ウィーン工芸学校での学びの部分から面白い。ウィーン分離派(ゼセッション)の影響の色濃

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フェルメールと17世紀オランダ絵画展(東京都美術館)

フェルメールと17世紀オランダ絵画展(東京都美術館)

蔓延防止等重点措置が実施されたため、展覧会の開始が遅れていた東京都美術館の「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」、2月10日からようやく始まったので、早速見に行ってきた。日時指定チケットを事前購入する(QRコードになっていて紙チケットなし)ので、混雑はなし(たぶん外出を控えている人がまだ多いというのもあるだろう)。目玉のフェルメールの前でもそんなに滞留はひどくなく、前列でしっかり見られた。

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春日神霊の旅ー杉本博司 常陸から大和へ(神奈川県立金沢文庫)

春日神霊の旅ー杉本博司 常陸から大和へ(神奈川県立金沢文庫)

「芸術新潮」2022年1月号「杉本博司と日本の神々」読んで(読書メモここ)、行かなくては、と思っていた、神奈川県立金沢文庫「特別展 春日神霊の旅 -杉本博司 常陸から大和へ」に行ってきた。金沢文庫、入るの何十年ぶりかな。まんぼうが出ているので日時予約制。そんなに混んでいないので、直前でも予約は問題なさそう(当日朝8時まで予約OK)。
金沢文庫と小田原文化財団の共催で、東国所縁ともいえる春日信仰を紹

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フランソワ・ポンポン展(佐倉市立美術館)

フランソワ・ポンポン展(佐倉市立美術館)

全国5会場巡回のフランソワ・ポンポン展、うちから一番近い、佐倉市立美術館の展覧会に行ってきた(京都、名古屋、館林は終了。佐倉の後は山梨県立美術館巡回)。展示品の多くが群馬県立館林美術館の収蔵品なので、館林で見た方が楽しそうと思ったが、かなり遠いので…。
わたしが初めてフランソワ・ポンポンの作品を認識したのは、2012年のメトロポリタン美術館展だった。小ぶりのシロクマが来日していて、それまでに見たこ

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