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美術展鑑賞記録

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過去に訪れた美術館や美術展の記録を残しておこうと思ってマガジンにしました。
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2021年12月の記事一覧

民藝の100年 柳宗悦没後60周年記念展(東京国立近代美術館)そして原田マハ『リーチ先生』

民藝の100年 柳宗悦没後60周年記念展(東京国立近代美術館)そして原田マハ『リーチ先生』

国立近代美術館の「民藝の100年」展(柳宗悦没後60周年記念展)を見てきた。想像はしていたが、本当に展示数が多く、かなり駆け足、そして結局2階の展示は時間切れで見られず。リベンジしなくては...。平日の午前中だったけれどそこそこの人出。結構細かくキャプションが付いているので、じっくり読みながら眺めるために、人の見ていない展示物を見て戻ったり、とせわしない動きになった。
(トップ画像は、展示中唯一写

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ジャム・セッション 石橋財団コレクション×森村泰昌 M式「海の幸」ー森村泰昌 ワタシガタリの神話(アーティゾン美術館)

ジャム・セッション 石橋財団コレクション×森村泰昌 M式「海の幸」ー森村泰昌 ワタシガタリの神話(アーティゾン美術館)

2021年10月2日~2022年1月10日、東京京橋のアーティゾン美術館で開催されている「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×森村泰昌 M式「海の幸」ー森村泰昌 ワタシガタリの神話」展を見てきた。日時指定予約制だが、そんなに混んでいなかったので、直前でも予約は可能ではないかと思われる。

昔、絵画の中に入り込んだ森村泰昌の作品がてんこもりになった展覧会を見たな、と思って調べてみたら、20世紀

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毎日読書メモ(187)土屋仁応の彫刻作品

毎日読書メモ(187)土屋仁応の彫刻作品

まずは2011年12月の日記:

先週末、図書館で予約してあった本を2冊借りてきたら、作者も出版社も違うのに、雰囲気がとても似ている...同じ作者の彫刻作品を使っているからだ。
土屋仁応って人の作品らしい。

実物見てみたいなぁ。もっと早く気づいていたら横須賀に見に行ったのになぁ。
今村夏子『こちらあみ子』(筑摩書房→ちくま文庫)
小川洋子『人質の朗読会』(中央公論新社→中公文庫)

その後、東京

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目 [mé]非常にはっきりとわからない(2019年11月~12月千葉市美術館)

目 [mé]非常にはっきりとわからない(2019年11月~12月千葉市美術館)

千葉市美術館が改装する際に、そのプロセスの一部を展示活動として、現代アートチーム目[mé]の展覧会が開催された。

開催時はネタバレ禁止、と言われており、感想は書かれていないのだが、当時SNSで自分の友人だけに公開していた内容を再録しておく。
ちなみに現代アートチーム目[mé]は、この夏、東京の空に大きな顔を浮かばせる「まさゆめ」というプロジェクトをおこなったグループ。

2019年12月7日の日

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