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論理的にひっくり返したれやああああ デッキ紹介『ジゲンの扉』[デュエマ]
こんちきしょうめ
エネミーBどすえ
皆さん、殿堂解除といえばなんのカードを思い浮かべますか?
先日ついに帰還を果たした
「鬼丸「覇」」
初めて単体で禁止から帰ってきた
「ボルメテウスサファイア」
長きに渡り多くの決闘者を支えた
「サイバーブレイン」
現役すぎて本当にOKか疑いたくなる
「英知と追撃の宝剣」
等々、、
みんなの思い入れやそのカードに対する尊厳だったり、人によって印象は様々でしょう。
中でも個人的に印象深いのは『ミラクルとミステリーの扉』です。
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ミラクルとミステリーの扉
水/自然 コスト5
・S・トリガー
・自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中から進化クリーチャー以外のクリーチャーを1体相手に選ばせ、バトルゾーンに出す。残りを好きな順序で自分の山札の一番下に戻す。
小学生だった自分でも分かる。
このカードはぶっ壊れてる。
中学生に上がる直前ぐらいで殿堂入りした際には『そりゃあそう』と冷めた目で送り出してたのを覚えています。
当時踏み倒す先の高い高いメニメニマニーなカードは持っていなかったものの、水と自然を使った呪文主体のコントロールに雑に入れるだけで5コストで最強の踏み倒しに化けてくれます。アカデミーマスター(呪文2倍マン)とかドルゲ(めっちゃドロー)とかを踏み倒してた記憶があります。
当然、自分みたいな堅実に使う人間はむしろ少数派で、世間ではこのカードで覇やらリュウセイやらエルドラードやら、あらゆるパワカを踏み倒してたとは思うのですが…その後なんやかんやで禁止にぶち込まれることになります。
どんな使い方であれ、当時は使ってる側も使われてる側も『このカード、なんか変』であることを理解しながら使ってる、という強烈な印象がありました。
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そんな変なカードが現代では解除されて1枚だけ使えます。
さて、そんなミラミス、先程言ったように世間とは裏腹に自分は堅実な使い方をしていたわけです。
当時の自分のような使い方をしてる人、いる??
いねえよなあ!!?!?
というわけで、本編スタートです。
[論理的なミラミスとは]
今回の主題は『かしこいミラミス』です。
ミラミスと言えばガチャ ミラミスと言えば脳死
それはミラミスではなくミラミスを使う人間が原因なんです。(爆弾発言)
個人的にミラミスのいい所は『デッキ内のクリーチャーを意図的に減らす言い訳ができる』という部分だと思ってます。
例えばツインパクトのカードをなるべく排除して呪文のみの状態で採用しないとミラミスのハズレが増えてしまう、という具合です。
個人的にこういう『デッキ単位の調整』を必要とするカードは扱いが難しい分、あらゆるカードに採用理由を見出せるという点で非常に『かしこく組める』という印象を抱いています。(以前にも紹介したクイーンアマテラスのデッキとかまさにそんな感じです。)
とまあ、そんな話をしたのには意味があるわけで、、
皆さん、デッキの中が呪文まみれ、と聞けばどんなイメージを膨らませますか?
自分はやはり、世代的に『超次元呪文』がまっさきに思いつきます。
かの「超次元ダーツ」や「不滅オロチ」もこの特徴を上手く利用した環境デッキでした。
現代における超次元呪文はあまり強い印象は無いかもしれませんが、密かに少しずつ強化カードが出てたりします。
例えばこれ、『アンノウンがナンボのもんじゃ!』
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上手く行けば2ブースト。
超次元呪文には5コストと6コストに強力なカードが集中しているので上手く繋げてくれる良カード。
その条件のおかげでデッキに超次元呪文を沢山入れなければならず、必然的にクリーチャーをデッキから排除しまくり、ミラミスで狙ったクリーチャーを出しやすくなります。
カードのシナジーと言うよりは、テーマのシナジーではありますが、これらの特徴を上手く組み合わせてデッキを作ろうというコンセプトとなっております。
そうすれば『 かしこいミラミス』と呼べるものになる、っていう目論見ですな。
[何が出るかな 何が出るかな]
さて、肝心の踏み倒し先の話をしましょうか。
超次元呪文が沢山入る=踏み倒し先もその超次元を利用出来る存在であるのがマストです。
『姫様宣言プリンプリン』とかはまさにその部類です。
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姫様宣言プリンプリン
レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター/エイリアン
水/火/自然 コスト9 パワー11000
・スピードアタッカー
・マッハファイター
・W・ブレイカー
・このクリーチャーがバトルゾーンに出た時またはバトルに勝った時、コスト10以下のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。
・自分のターンのはじめに、バトルゾーンにある自分のサイキック・クリーチャーのコストの合計が100以上なら、自分はゲームに勝つ。
盤面に並べた覚醒獣を特殊勝利に変換できますが、如何せんそこそこのハードルのコスト100。
いくら下準備が行き届いていても達成するのはまあ無理です。
なので、この部分も補助できそうな踏み倒し先が欲しいと思ったわけです。
要はミラミスからこいつとそのもう1枚を何とか出して盤面の覚醒獣を上手く利用していきたいわけです。
今回の真の主役、『覚星龍界 剣聖ジゲン』のご登場です。
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覚星龍界 剣聖ジゲン
ガイアール・コマンド・ドラゴン
火 コスト9 パワー14000
・スピードアタッカー
・このクリーチャーが攻撃する時、ドラグハートとサイキック・クリーチャーを好きな数、裏返してもよい。
・このクリーチャーがバトルに勝った時、このクリーチャーをアンタップしてもよい。
・T・ブレイカー
無理やり覚醒。
どんなに覚醒条件がキツかろうと関係ない。
覚醒後のコストが跳ね上がるタイプは覚醒条件が厳しめに設定されがちなので、このカードで無理やり覚醒してあげればプリンの特殊勝利が一気に近づくし、なんならそのまま殴り殺せるレベルの盤面になります。
デッキの流れとしては序盤は呪文を使って覚醒獣と一緒に盤面を整えつつ、ジゲンやプリンの能力でフィニッシュを決めます。
ジゲンとプリンにはミラミスでアクセスすることも視野に入ってより早いターンの動きも捲りしだいではイける、そんなデッキになってます。
[デッキレシピ]
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メインのモンスターは3種類計11枚。
ミラミスでピンポイントで踏み倒せる確率はそこそこ、と言ったところです。
超次元呪文の枚数は4種類ガン積み16枚。
ここに関しては思ってるより沢山入れられなかったなー、という印象。
低コストで仕事が出来る超次元がそこまで無いのがこの枚数の原因、って感じです。
[各カード解説(メインデッキ)]
「神歌と繚嵐の扉」
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ミラミスが1枚しか使えないですが、このカードで補填。
8コストで唱えても出す先が9コストであることを想定してるので得はしてます。
バズレの鬼龍院を引いてもバトル効果を利用して盤面に覚醒獣を沢山用意できたりと、起きてる事象自体は悪くは無いです。
あくまで上振れ期待という訳では無いのでご注意。
「超次元バサラ・ホール」
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色のせいで手打ちしづらいように見えて、リュウセイガイア+ブースト系超次元のおかげで黒がこれだけでもマナに黒がある状況を作りやすい。
リュウセイボルケーノやシュヴァルが居るとトリガー化するのでこのデッキの受け札の1枚としても機能します。
出来ればディアスZを出してジゲンの能力の爆発力を上げたいが、覚醒前のディアスの能力とは噛み合わせが悪いので注意。
[各カード解説(超次元)]
「灼熱のリュウセイ・ボルケーノ」
「激浪のリュウセイ・スプラッシュ」
「大地のリュウセイ・ガイア」
「真羅万龍リュウセイ・ザ・ファイナル」
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5コストホール呪文からは基本的にこいつを出していきたい。特にガイアの面が便利。
リュウセイボルケーノを先出ししてバサラホールをトリガー化して構える、というプレイングも時には必要。
ジゲンの裏返し能力で一気に3枚連結の面にイけるので相性は激高。
「時空の霊魔シュヴァル/霊魔の覚醒者シューヴェルト」
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フェアリーホールからたまに出して、ジゲンの能力で無理やりひっくり返したり、バサラホールのトリガー化を促す。
覚醒条件はこのデッキに置いては不可能なのでジゲンの能力前提のチョイスです。
「時空の封殺ディアスZ/殲滅の覚醒者ディアボロスZ」
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ジゲンでひっくり返す気満々カードpart2。
たまに殲滅返霊使ったりするかもしれん。
覚醒後の能力とジゲンの無限拳効果で相手を全滅させるもよし、小型クリーチャーの住めない生態環境にするも良し、低めなパワーのリュウセイザファイナルを補助するも良し。
覚醒後は最高のシナジーを作り出してくれます。
「時空の喧嘩屋キル/巨人の覚醒者セツダン」
「時空の英雄アンタッチャブル/変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード」
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暇な時に出す。
次元の能力のお零れで優秀なアタッカーに。
フェアリーホールで2体出してジゲンで殴ると
Tブレイク(ジゲン)+Wブレイク(セツダン)+トドメ(アンタッチャブル)
でジャスキル可能なのは美しい。
[おわりに]
爆発力を失った代わりに賢さを得たミラミス、如何だったでしょうか。
超次元呪文を主体としたデッキ自体が冬の時代を迎えつつある現代では少々物足りない振れ幅ではありますが、新たな可能性を提示できたのではないかと思います。
ミラミス、果たして4枚使える日は来るんでしょうかね…
ツインパクトを否定できるカードって貴重なので、解除されてほしい気持ちもあれば、このカードで理不尽に殺される未来も見えます…(葛藤)
さいごに今回のサムネの不動産とミステリーの扉的な画像のためにペイントで作成した雨〇さんのイラストを配布します。ご自由にお使いください。
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ご本人様に怒られない範囲で、用法用途を守ってお使いください。
オモ〇ロ最高。(だが映画は未視聴)
~fin~