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大好きなカードのために差別点を提示しまくった末路 デッキ紹介『Which do you like?』[デュエマ]
Hello!!
I'm Enemy B!!!
みなさん、「テック団」をご存知でしょうか。
よく使われているあのトリガー呪文では無いですよ?革命ファイナルで登場した水文明枠の味方陣営の方です。
アニメでの使用者は勿論勉達也。
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アニメではロビーとの写真を眺めながら駄々をこねる描写、それに呼応する形でテックがやってくるという、キャラ崩壊オブザイヤーなやっつけな登場の仕方をしました。
ロビーとの絆が少し垣間見えつつ、新しい相棒に速攻乗り換える様子に、自分はなんとも複雑な気持ちになりましたとさ…
(そんなロビーのデッキも投稿してますので是非。)
そんなテック団ですが、作中の戦績は振るわず、0勝2敗という結果で最終回を迎えてしまいました。
勉ちゃんのあまりのやられキャラっぷりも苦い顔を隠せない我ら。やはりロビーしか勝たんな。
…というのはさておき、1戦目のVSコジロー戦、2戦目のVS勝太戦のうち、多くの方が2戦目を名勝負としてあげる傾向があると思うんす。(当社調べ)
というのもこの時の勉ちゃんの切り札は何を隠そう、『完璧問題オーパーツ』というガチ中のガチカード。
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テック団は固有のテキスト傾向として『相手に問う』というテーマ性があります。
手札に加えるカードを相手に選ばせる、ハンデスかドローを選ばせる、といった具合に相手に決定権を委ねて、『正解はどっちでしょう?』と煽る。勉ちゃんらしいナイスなテキストをしている集団です。
その中でもこいつのテキストを見てください。
かつて環境を席巻した『「祝」の頂きウエディング』を彷彿とさせるアドバンテージの鬼のような、ただツヨ能力です。
テック団のテーマ性を損なわずに、最終兵器らしいド派手な能力に仕立てあげています。マジで天晴れ。
勿論このカードはアニメでも、実際のCS等でも大活躍。
名実ともに『テック団の顔』として多くの決闘者の記憶に刻まれています。
しかし、俺は『問う』。
テック団の団長は誰だと思ってるんだい?
テック団の真の『顔』を覚えてないのかい?
そう、1戦目のVSコジロー戦、
テック団を『束ねる』団長として現れた。
さらには2戦目でもオーパーツの前座として、
勝太の場を全除去した真の切り札。
このカードをみんな覚えてないとは言わせない。
お待たせ致しました。
今回の主役『秘革の求答士クエスチョン』です。
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秘革の求答士 クエスチョン
クリスタル・コマンド・ドラゴン/革命軍/テック団
水/闇 コスト7 パワー8000
・革命チェンジー水または闇のドラゴン
・W・ブレイカー
・このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。相手はそれを破壊してもよい。相手が破壊しなかったら、相手のクリーチャーをすべて持ち主の手札に戻す。
テック団のメイン3人である『テック』『ノロン』『ジーン』、それぞれ『四角』『丸』『三角』がモチーフとなっています。(一応全員立体ですが、別のカードでちょいちょい形が異なるため恐らくモデルは2次元の図形だと思ってます。)
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そしてこのクエスチョン様を見てください。
『四角』『丸』『三角』の3つのパーツが沢山組み合わさって体が作られています。
テック団を文字通り『束ねる』存在です。
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そんな超オシャレで超かっこいいこのカードを使ったデッキを今回紹介するんだぜ。
[このカードを使うためには…]
クエスチョンは革命チェンジという最強能力によってスムーズに場に出力、出た時能力で1体除去、もしくは全バウンスのどちらかを相手に委ねる。
平たく言えば「何かしら除去する革命チェンジ」ってことです。
まずこのカードを使うにあたり重要なポイントがあります。
このカードは競合相手があまりにも多すぎます。
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役割的には主にこの4体が競合相手としてあげられます。
ただの競合相手ならともかく、クエスチョン様は能力の都合上相手に多少処理手段を委ねてしまうため、相手にとって最もダメージが少ない方をどうしても選択させてしまいます。
基本的にはそんな効果よりは、クエスチョンやベルファーレ等の物量を押し付ける除去、デモンカズラのようなオマケの耐性、サイバーエクスの恵まれたステータスと素出しでも強いSA等、他の強みを行かせる奴らに任せた方が明らかに吉です。
こことの明確な差別点をはっきりさせない限り、「クエスチョンを使うしかないな」というところには到底行き着きません。
[差別点の模索]
効果に関してはどう足掻いても他には適う点が無さすぎます。
かくなる上は『チェンジ元の色』でしょう。
デモンカヅラ、サイバーエクス、ベルファーレの3体は1色被るとはいえ、もう片方1色は被らない。
つまりはデッキに『青も黒もチェンジする』という部分をハッキリ出せばいいのです。
特に青単色、黒単色のドラゴンを両方デッキに組み込んでいれば、上の3体はデッキとして100%噛み合う存在ではなくなるわけです。
そうして差別点を無くしても最後に立ちはだかるはオーパーツ。
こことも明確な差別点を設けるのであれば、やはりチェンジ元のコスト帯でしょう。
オーパーツはコスト5以上のドラゴンからしかチェンジできない、逆に言えば、デッキのドラゴンを5コスト未満にしてやればいい。
4コスト以下の青黒ドラゴンをチェンジ元に出来る奴らは他にも居ますが、能力面ではクエスチョンと上手く棲み分けはできています。
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[キーカードはいつも始祖の力]
水か闇の4コスト以下のドラゴン。
なおかつデッキとしてはビートダウン寄りに動きたい。
そんな要求をしっかりこなせるカードとして選んだのは『蒼狼の大王イザナギテラス』です。
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蒼狼の大王 イザナギテラス
ナイト/オリジン/ポセイディア・ドラゴン
水文明 コスト4 パワー3000
・ブロッカー
・このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から5枚を見る。その中から1枚を手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。その後、コスト3以下の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。
チェンジ先を拾って来つつ、コスト3以下の呪文をタダで打てる。
ここで打つカードとしてはやはり
『瞬閃と疾駆と双撃の決断』でしょう。
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瞬閃と疾駆と双撃の決断
火文明 コスト3
・次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
►コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の手札から出す。
►このターン、自分のクリーチャー1体に「スピードアタッカー」を与える。
►自分のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーの最初の攻撃の終わりに、そのクリーチャーをアンタップする。
ビートダウン寄りのデッキという部分とバッチリ合った効果でありつつ、イザナギをSAにすることで即座にチェンジができます。
パーフェクトファイアを採用することにより、クエスチョンのチェンジ元をコスト3以下に固めることに意義が生まれ、起きている事象としても3コストで除去効果+SA持ちパワー8000のWブレイカーが突撃する、ということでしっかり実践級の戦術として成立しています。
この動きを軸としながらビートダウンとしての骨組みをしていくことで、クエスチョンにしかできない仕事を成立させていくのです。
[デッキレシピ]
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139917643/picture_pc_c6b9385eaadd890aa569da120302faf2.png?width=1200)
デッキの主な流れとしては、2ターン目にチョイワルピアを召喚してイザナギを3ターン目に着地。
イザナギからパーフェクトファイアを打って展開とSA化、そのままクエスチョンへのチェンジで盤面アドとリソースアドを優位にしながら攻撃的に戦っていきます。
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[各種カード解説]
「黒神龍グールジェネレイド」
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ドラゴンが死んだら駆けつけてくるヒーロー。
ノロンやチョイワルピア等で墓地にスムーズに落として相手からの迎撃準備をします。
パラレルチェンジ対応でもあるので、詰めにはブロックされないTブレイカーとして相手を襲ってくれます。
「殺意の悪魔龍マガンド」
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3コスト闇単色ドラゴン。
殴ると盾回収してWブレイカー。
シンプルに打点があるのでパーフェクトファイアからゴリゴリに攻めつつ、盾回収で手札も補充出来る。
後述のクランキーヴィーンと一緒にクエスチョンへの革命チェンジをガンガンしてくれるいいスペック。
「氷柱と炎弧の決断」
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イザナギから打つ呪文その2。
このデッキの貴重な受け札でありつつ、展開と手札補充を両方こなす化け物。
キャロルやグールジェネレイドを捨てて得をしながら、増えた手札からクランキーヴィーンやオーリーを出す。
テキトーに使って強いカード第1位。
「黒神龍クランキーヴィーン」
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2コストの闇ドラゴン。自爆機能付き。
パーフェクトファイアやコールドフレアから出して何としてもSAをつけて殴ってチェンジ、もしくは自爆機能でグールジェネレイドを招集する。
コールドフレアでこいつとオーリーを同時出しすればSA獲得出来るのを覚えておこう。
「スニーク戦車オーリー」
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クランキーヴィーンやグールジェネレイドをSAにする置物。
便利ではあるけど他のカードとの組み合わせ前提なので2積みに抑えました。
ツインパクトの方にしてるのはコールドフレアのトリガー化条件が呪文を墓地に要求するのでかさましを兼ねて。
下面は基本使わない。
…天門デッキ相手なら打つかも?
「夜露死苦キャロル」
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無限手札コスト野郎。
ノロンやドギラゴンX、コールドフレイム等で手札を失わないためのカード。
稀にチョイワルピアから落ちて得をすることも。
最悪パーフェクトファイアから発射して殴る。
[おわりに+懺悔]
クエスチョンを軸にしつつ、多彩な展開と数多のシナジーが絡んでいる技巧派なデッキになったのではないかと思います。
実際回してみると、細かい所までシナジーが行き届いていて練った甲斐があるデッキになってると思います。
話は変わりますが、革命ファイナル編のアニメでは、「トレンディエンジェル」さんが登場しています。当時M-1グランプリ優勝で脂が乗ってたわけですが、登場するだけならまだしもアニメ丸1話乗っ取りハゲラップを披露し、敵のレアキラーズの一員、「マジメ所ちょー(CV:小山力也)」を更生させるというミラクルを起こしてます。
そんなトレンディエンジェルさん、ボケの斎藤さんは売れるまでの貧乏時代、父親の500円貯金をちょいちょい強奪していたというエピソードがあります。
何故こんな話をしているかと言うと、
実はクエスチョンチョンを買うお金が不足していた当時高校1年生の俺は、
父親の500円貯金に手を出してしまいました。
まさかの共通点、そして何ともサイテーな行為。
というわけで決して美化出来ないクエスチョンとの出会いをここに懺悔致します。
社会人になってからは帰省する度に父へビール数本を献上しています。
みんなも親は大事にしましょう。
親のお金に勝手に手を出すとかマジでサイテーなんで、こんな人間にならないようにお願いします。
というわけで真っ黒い物吐き出せたのでお開きに致します。
それではまた。
〜Fin〜