
聡明な悪魔も賭博は好きらしい。デッキ紹介『演目:チンチロ』[遊戯王ラッシュデュエル]
働く働くとことん働く
どーもす エネミーBと申す者なのよ。
普段は地元でダラダラしてるのですが、
難波のゲーマーズでハヤ○のごとくの物販があると聞いて、大ファン故に大阪に繰り出す予定を入れたワイ将。
そしたら近くの「カードショップあまくだり」でラッシュデュエルの交流会があると友人が誘って来たので参加することに。
(雨降ってたので外観写真とかは無いお。)
当日の2週間程前に誘われ、折角ならこの2週間で新デッキをこしらえてやろうと思い、前から思いついていたアイデアを急ピッチで形にして持ち込みました。
今回紹介するのはそんな経緯で誕生したデッキです。
[聡明で英明な切り札]
今回主役に選んだのは
『フィアスチュート・フォロール』です。

悪魔族なんでも蘇生。え?すごくね?
このカードはフュージョン召喚が初収録されたパックである「エクストラ超越強化パック」にて登場したカード。
つまりはこの世で初めて実装されたフュージョンモンスターの1体です。
スーファミで言うところのF-Z〇ROです。
そんな化石のような始祖の存在ですが、こいつの魅力はその素材です。


「永冥」を召喚すると自動で墓地から相方である「聡冥」を蘇生するので、盤面に揃えやすいのが特徴。
(ちなみに、悪魔族星3の通常は他に存在しない。まぁじで?)
「フュージョン」と生贄1体さえあれば簡単にフュージョン召喚できるので初期融合体にしては結構出しやすい。
登場当時のこのカードの難点として、
・蘇生先の悪魔の微妙さ
・「フュージョン」がない時が弱すぎる
というのがありました。
当時の悪魔テーマといえば、アドバンス召喚でボーナスがつく「ロイヤルデモンズ」が主流で、蘇生しても効果が使用できないカードばかりでした。
そしてフュージョンがない時は攻撃力が低い2体がただ並ぶだけなので見るからにショボいです。
ロイヤルデモンズのアドバンス素材にしやすい、という利点はあるのですが、ロイヤルデモンズに寄せると融合体の蘇生効果が弱くなったり…ってな感じで、うまく運用しようとしてもカードプールがそうさせてくれないのです。
というわけで、悪魔族大好きな俺でも上手く使ってやることができなかったのが当時の事情です。
あれから3年。
ラッシュデュエルも多様な戦術が芽生え、過去のカードもいつの間にか使いやすくなったりするものです……
さて、2つの問題点を順番に解消していきましょうか。
[悪魔も沢山増えましたねぇ…]
蘇生先の悪魔なんて、現代ではよりどりみどりです。
早速蘇生先を見ていきましょう。
まずはこいつ、「絶望狂魔デッド・エンド」

相手1体破壊する上に、相手の墓地のモンスターをパクれます。
バカ強ぇぇ!!!!!!
フィアスチュートでこいつ蘇生しただけで、上級3体の盤面を完成させられます。これは強力。
お次は「サイコロの大悪魔」

サイコロの出目次第とはいえ、相手全体を最大1200デバフと破格の性能です。
デッドエンドで処理できない耐性持ちに対して有効となる強力な能力。
横にいるフィアスチュートも何気にATK2700なので、下手したら大ダメージでそのまま勝てちゃいそうです。
他にもいろいろいい感じの悪魔が居ますが、今回はこの2体に任せようと思います。
[フュージョンを操りしギミック]
さて、残るはフュージョンの安定供給です。
今回このデッキを作ったのは、この点が一気に解決する存在が登場したからに他なりません。
今回のデッキの肝、それは真・レジェンド覚醒パックで強化された「メタリオン」です。

こちらも元は原初の融合テーマですね。つまりはフィアスチュートくんと同期。なかーま。
今回ご協力願うカードは
「イマジナリー・リーディング・アクター」です。

名前がメタリオンのフュージョン素材である「イマジナリーアクター」になりながら、モンスター1体とフュージョンを回収できます。
…おやおやおや?
ここでフィアスチュートの融合召喚のざっくりした必要札をおさらいしましょう。
・永冥のフォロール
・生贄素材
・フュージョン
このカード、なんと生贄素材とフュージョン両方用意できます!!!
さらにこのカード、コストで3枚墓地肥しをするので、片割れの聡冥、蘇生先の悪魔、大悪魔に必要な悪魔のサイコロ等を自力で落としてくれたりします。まさに今回組み合わせるにはピッタリな役者です。
そして忘れちゃいけないのが、今回のパックでメタリオンの専用レジェンドと化した、「死者転生」の存在です。


このデッキに大事な墓地肥しとフュージョンの2つの要素をきっちり補助する新規である「リアクター」の存在、そして永冥のフォロールは「召喚したターン」なので、死者転生も非常に相性のいいカードとしてデッキに恩恵をもたらしてくれます。
さぁ、役者は揃いましたね。
メタリオンならフュージョンを活用できる豊富なフュージョンモンスターが居ますので、普段はそれらを利用しながら、
永冥のフォロールを引き金に急にサイコロを振りだしたり2面アドを取っていく化け物が襲ったりするとても愉快なデッキがここに誕生いたしました。
[デッキレシピ]

基盤は大体メタリオンなので、事故率もあまり心配せずに無難に戦っていけます。
おあつらえ向きに今回悪魔のメタリオンが何故か追加されたので蘇生先の悪魔としても数えることができます。
魔法罠の処理はメタリオンフュージョン体に依存しているので、バックが厚いデッキには苦戦する羽目になるのが明確な弱点でしょうか…
レジェンド罠は墓地肥やしのニゲイターが相性抜群なので攻撃の無力化を採用。
[各種カード解説]
「ヒーロー・ボーイ」

メタリオンデッキをニューロンのデッキ検索で調べてたら見つけたカード。
要は墓地からフュージョン2枚、ソードダンサー2枚、両方1枚ずつのどれか好きな組み合わせで回収できます。
ソードダンサー2枚回収すると2体分の生贄になるのでリーディングを出しやすくしてくれたり、
生贄+フュージョンも用意できるので永冥のフォロールとも相性抜群。
このカード採用してた見知らぬメタリオン使いにマジで感謝。
なんて噛み合うカードなんだ。天才。
「スナイプストーカー」

モンスターも魔法も罠も、全てズタボロにする最強カード。
リーディングアクターやヒーローボーイで手札をかさ増しして、それらをこいつで射出して大量破壊に繋げられます。
悪魔族なのでちゃんとフィアスチュートから蘇生できるので、マジで無駄が無さすぎるレジェンド枠です。
悪魔のサイコロ、サイコロの大悪魔と共に、サイコロを振りまくってやるぜ!!
[実際に戦ってみた]
では、実際に戦ってみてどうだったのか、
簡易レポ感覚で交流戦を振り返っていきたいと思います。
一戦目
まさかのあまくだりさんと初戦でマッチングしました。
今更ですが、俺はあまくだりさんの動画をちゃんと見ている人間ではありません。モノマネをするユーチューバーって認識で合ってますか?(不安)
ご本人を前にしてそんなことを口が裂けても言えないので、ひたすら小ボケを挟む、といういつも通りのフランクなトークで試合を進めていきました。
あまくだりさんもちゃんとボケを拾ってくれたおかげでスベらずに助かりました。(流石。いい人や…)
そんな初戦ですがあまくだりさん大事故を起こして下級しか盤面に並ばず。
サイコロの大悪魔のデバフで木っ端微塵に砕け散っていきました。
…ごめんなさい。
2戦目
2戦目はハイブリッドライブが相手。
ですが上級悪魔が全員初手に来てしまいました。
大事故を起こして無抵抗の敗北です。
1戦目のバチが当たりました。
悪魔が押し寄せたので間違いなく呪いの類だと思います。
3戦目
最終戦。
まさかのメタリオンミラー。
純構築相手だとやはりパワーが振り切れているあちらが優位なのは当然ですが、
メタリオンミラーめんどくさいな。(気付き)
そもそもメタリオンって特定の種族を同じ種族の力でメタっていくテーマなので、ミラーの場合は種族メタがそっくりそのまま自分も危険にさらすことになります。
結果普通に向こうが強すぎて敗北。
まがい物使ってすみませんでした。俺ずっと謝ってるな。
結果
1勝2敗
…あれ? このデッキ微妙か??
ムカついたので終わった後友人をこのデッキでボコボコにしました。
ざまぁないぜ。(とばっちり)
[おまけ]



クラウスさん、なんかデカくないですか??
~Fin~