スリルで可憐な連続攻撃。 デッキ紹介『仔豚のステップ』[デュエマ]
みんな、ヨビニオってる?
エネミーBやで。
皆さん、ゴールドオブハイパーエンジェルの研究は進んでますかい。
新ギミックのヨビニオン、なかなか難しい。
デッキビルドの時点でコスト避けをしないといけないのは、ヒラメキプログラムを思い出させます。
しかし、上手く調節すれば低コストのキーカードを実質5枚以上積めるという事でもあるので、今まで空論だったデッキを見直すチャンスだったりします。
自分も空論なデッキが上手く完成したものでして…
[スリラーな主役]
今回の主役は『豚乱舞ブータン・ジャクソン』です。
今では当たり前な効果(当社比)である『ウルトラドロンゴー』の元祖です。
E3最終弾ともあり、チームエグザイルのメンバーがそれぞれドロンゴーを進化させていて、カツドンは『クライマックスドロンゴー』、五郎丸、ロビー、ニケの3匹は『三人組ドロンゴー』、そしてブータンが到達したドロンの進化系が、破壊以外の除去にも反応できる「ウルトラドロンゴー」だったワケです。
この3つの中で唯一様々なカードにばら撒かれてるのがウルトラドロン。
逆に言えば、それだけ有用なドロンなのです。
さて、この『離れたとき』を条件に『手札から』出せる効果の特性上、
バウンスされても場に帰ってくることができます。
場から離れて発動、出す対象を今戻された自分にすれば、何事もなかったかのように場に戻ってこれます。
このギミックを応用すれば、とーっても愉快なことができるんです。
手札に自発的に戻っていく、「革命チェンジ」とのコンボです。
ブータン攻撃時に革命チェンジをすれば、ブータンが帰ってきて超お得!
あわよくば「デスメタルパンク」にドロンも可能!!超お得!!!
[一見無傷に見えて…]
バウンスが効かない…といいつつ、一つ重大な問題があります。
それは召喚酔いです。
いったん場を離れて着地しちゃっているので、当然召喚酔いします。
起こっている事象を整理してみると、
4ターン目:ブータン召喚
5ターン目:攻撃で革命チェンジ&ドロンゴー
6ターン目:召喚酔いが解けて動き出す。
…おっせぇわ!!!!!!!!!!
おっせぇおっせぇおっせぇわ!!!!!!!!!
こんなチンタラしていていいワケありません。
6ターン目なんてヘブンズゲートすらしっかりマナを払って使えます。
この重大な欠点を解決するためにはたった一つ。
SA化、それしかない。
仮に全体SA化ができたならば、
攻撃⇒革命チェンジ⇒ドロンゴー
⇒攻撃⇒革命チェンジ⇒ドロンゴー⇒…
といった具合に、手札にチェンジ先がある限り何度も同じことをして連続攻撃が可能になるワケです。
これなら立派な戦術になるに違いない!!
さてさて、
ここで課題となってくるのが、「全体SA化を誰にするか」です。
常在能力でSA化させるカードはいろいろありますが、それと並行して革命チェンジ先をたくさん抱えないといけないので、かなりたらればな話になるのです。
4、5ターン目に革命チェンジを3枚ぐらい抱えて、手札にブータン、場にSA化を用意。
こう聞くとあまりにも不可能すぎます。そう。無理だったんです。
…そう…あの時までは…
[活路はヨビニオンにあり]
ようやくここでヨビニオンの出番。
何故ヨビニオンの存在が必要になったのか、それには理由が2つ
1つ目、「不可能だった動きを可能にする。」
ヨビニオン経由で呼び出すと、色マナ関係なしに使いたいカードを運用できます。
全体SA化は基本火文明なのですがそれを無視して運用ができる。
つまり火文明でデッキを圧迫しなくなるワケです。
ここまでの話、ブータンを召喚するので黒は必要、
つまりヨビニオンを黒にしてしまえば、必要なカードは両方黒。
色事故なんざ過去の話になります。
ということで今回使用するヨビニオンは『ティンパニ=シンバリー』、そこから呼び出すSA付与役は『その子供、可憐につき』を採用。
可憐が黒単色4コストで出力できるなら、このデッキは一気に現実味が湧いてきます。
2つ目の理由は、「手札に革命チェンジを同時に抱え込みたい」という点です。
これまでの話を振り返ると、
ブータン/デスメタルPUNK
ティンパニシンバリー
革命チェンジ
これらを手札に抱え込みたい。
お気づきでしょうか。
これら全部闇のカードなんです。
闇のカードをかき集めるなら、答えはひとつです。
一撃で、SA付与も、ドロンゴーも、革命チェンジも、
全部まとめてかき集められます。
準備もメインギミックも上手くまとまって謝謝。
シンプルながら華麗なウルトラドロンの子洒落た連続攻撃の完成じゃ。
[デッキレシピ]
革命チェンジ先はヨビニオンに引っかからないように4コスト以上のカードのみを全部ぶち込みました。
生き残れば5コストはパラレルチェンジで急激に打点が増幅するので、ブロッカーのシンバリーで守り抜くのも時には重要です。
可憐の足止め能力とシンバリーのブロッカーを一発で用意するので、意外と守りも優秀だったりします。
[各種カード解説]
「叡智の聖騎士スクアーロ/エナジーライト」
おつかいが引けなかった時用の代用ドロソ。
他の3コスト2ドローとの大きな違いは上面。
アクミMの能力で蘇生できつつ、ブロッカーを全員薙ぎ払える突破力がこのデッキとかなりマッチしています。
例えば天門相手だとこいつでまとめて一網打尽。
耐性のあるペルフェクトもデスメタルPANKのマイナス無限大で消滅。
ビートダウンにとってこれ程までに頼りがいのある能力はないでしょう。
「熊田すず」
このデッキの気休めのトリガー。
パラレル侵略と合わせてこちらより速いデッキに対して圧力になってもらいます。
しかし本領を発揮するのはメインギミックとの組み合わせ。
革命チェンジして攻撃するので割るシールドは1枚。
攻撃するたびにマイナス無限大を発射できる。
この動きにこいつが絡むと、
「攻撃時に1体除去、それに反応して1枚ハンデス、そして1枚ブレイク、以下繰り返し。」という恐ろしいサイクルが出来上がります。
実は受け兼フィニッシュ用コンボカードなのである。
[おわりに]
ヨビニオンが来なければ、一生机上の空論に過ぎなかったコンボ。
今回何とか再現性の高い動きとして完成することができたのはかなり嬉シャス。
タラレバな動きこそ、ヨビニオンで再現性を高められる可能性を秘めています。
みんなのクソコンボライフを、ヨビニオンは快適にしてくれることでしょう。
どんどん愛するエグザイルデッキが増えてきて俺は満足です。
…だが、
このギミックをもっと活かせる存在が、居るんだよなぁ…
三人組ドロンのキーワード「友情」
ブータンの「ウルトラドロンゴー」
何もかもこいつは持ってる。
やはり隊長には及ばぬという事か…(血涙)
~Fin~
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?