これがカツドン流召雷弾☆ デッキ紹介『であいがしら』[デュエマ]
親子丼が食べたい。
どもども エネミーBです。
『であいがしら』
それはポケモンにおけるむしタイプ最強のワザ。
場に出たターンのみ相手を一方的に潰せる先制技。
デュエマでもその『であいがしら』を使いこなす むしタイプ が居るのを、ご存知だろうか。
これがデュエマ界の"であいがしら使い"
相手が着地した途端、一方的に勝負を仕掛ける。
こいつが居るだけで相手の行動は大きく制限されます。
しかし、バトルを仕掛けられるのは『相手のターン、コストを支払わずに出たクリーチャー』に限定されます。
もしもこの条件が全部無くなったら、一体どれほどの制圧力が生まれるのでしょうか?
[元祖デスマッチ…?]
今回の主役をご紹介、
『超法 カツドンGO!』です。
タップしていると、相手クリーチャーの着地に反応して強制バトルを仕掛けます。
タップ時、という限定的な条件がありますが、冒頭で言ったような「無条件であいがしら」の使い手です。
聞いただけだとめちゃくちゃ強そうですが、このカードの難点はそのパワーです。正直、4000というパワーでこんな効果を持っていても大して制圧力はありません。
このカードは「お膳立てしてもらって初めて活用できるカード」なのです。
問題点をまとめると以下の2つ、
パワー不足の解消
「タップしている時」の条件クリア
しっかり難点は見えたので、解決方法を一つずつ考えていきましょう。
[助けてくれるのか盟友!!……盟友?]
まず解決したいのは、「パワー不足」です。
色んな方法があって悩ましいのですが、やはりカツドンGOを使うメリットとして「アウトレイジ」である部分を強調したい、と思っていました。
…時は2021年。王来編まで遡ります。
年末の最終章パックである「終末王龍大戦」にて、まさかのエグザイルクリーチャーの大量ディスペクター化。
カツキング以外のアニメに出たチームエグザイルのメンバー5匹(クロスファイヤ、ブリティッシュ、ミケランジェロ、グローバル、ロビンフット)に、それぞれインビンシブル呪文をガッチャンコさせた、超斬新なデザインで爆誕しました。
有名なカードで言えば、「パワーロビン」等がありますね。
各文明に1種ずつ生まれたエグザイルのディスペクターたち、その中の1種を見たとき、これだ!!!!!と思わせるものがありました。
自然担当、その名も「終獣縫合テクノローバル」。
バトル肩代わり!!まさに適任じゃねーか!!!!
ずっと探していたぞ、アウトレイジ付きでその効果!!
さらにおまけ効果として、バトル勝利時に白米男爵が打てるときたもんだ。
各種アウトレイジサポートも共有できるのでこれはデッキになる予感!!!
当時そう確信しました。
というわけで改めて、
今回の作戦はカツドンGOとテクノローバルをコンボさせて、オシリスの天空竜もびっくりな11000の召雷弾をぶっ放してやろう、といった感じになります。
[最後のピースは”今年”にあり!!!]
ここまでくれば、解決すべく問題は一つ!
mission 制限時間内にカツドンをタップせよ!(CV.マーク大喜田)
能力行使にはカツドンのタップが絶対条件。
デッキの特性上、何ターンも継続してタップする必要があります。
…この記事を読んでいる皆さんはもう察しているのではないでしょうか。
最後のピースは今年に来ました。
お待たせいたしました。最新ギミック「ハイパー化」です。
毎ターンメインステップに自分クリーチャーを1体タップできる上に、追加効果もオマケでついてきちゃう。
今までの類似効果と違い、ハイパー化しなくても仕事ができるカードも多く、デッキの出力を落とさずにコンボにも流用できる部分が非常に有り難い。
カツドンGO、テクノローバル、ハイパー化の3つを合わせて、
無条件の”であいがしら”で相手の行動を縛っていくコントロールの完成じゃ。
[デッキレシピ]
序盤は3コストの色んな生き物を駆使してマナと手札を芳醇にしていきながら、相手の動きを鈍らせていきます。
「俺たちの夢は終わらねぇ」の効果を使いつつ頑張ってカツドンGOとテクノローバルを並べて、ハイパー化やムゲンクライムを併用することによってカツドンGOの能力を継続させていきます。
カツドンは自分のターンでも着地狩りができるので、トリガークリーチャーやシノビ、革命ゼロトリガーなどにもバンバン反応します。
攻めに行くときも忘れずに横向きにしておきましょう。
[各種カード解説]
「熱血武闘カツキング」
カツドンのコンボ始動前に場にいた連中を片付けてくれます。
ドロンゴーと合わせて少ない損害で場に着地させつつ、ドロー効果で対応札を引いてくる活躍で、中盤以降を繋いでくれます。
貴重な赤マナなので、初手にあれば積極的にマナに埋めたいです。
「戦武の無限皇ジャッキー/「俺たちの夢は終わらねぇ!」」
テクノローバルやカツドンGOをトリガーで出力できる重要札。
上面は相手の呪文を縛るので、メインギミックでクリーチャーの行動を縛りつつ呪文も睨み効かせて完璧。カツカイザーではなせぬ技です。
「裏斬の取引パルサー」
俺こいつめっちゃ使ってない?
めっちゃ買ってるのにいつも足りないんやけど。
テクノローバルの回収効果でこいつを回収して防御力を高めるもよし、ブロックしてテクノローバルにバトルを肩代わりしてもよし。
ついでの手札交換も併せてデッキの防御力と回転力両方に働いてくれる素晴らしい一枚。
カツドンGOが殴り返される時もこいつがあればケアできる。
まったく、大した奴だぜ。
「森翠月モスキート」
ハイパーモード持ちの中から採用。
7000のマッハファイターで大体のメタクリを処理でき、ブーストとマナ回収で序盤から終盤まで仕事をこなします。
さらにはテクノローバルのバトル肩代わりによって11000まで処理できつつモスキートの攻撃時+グローバルの勝利時の2回分ブーストと回収が行われます。
カツドンで取りこぼした奴らを処理しつつカツドンの効果をハイパー化で補助できる、ナイスな一枚。
「霊淵ゴツンマ=ダンマ」
古のDMPたち、刮目せよ。
これが現代の「タイムトリッパー」です。
相手に1ターンの遅れを押し付けながら、ハイパー化によってカツドンをサポート、ゲーム終盤にはスケルトンバイスを打ちながら殴り込むフイニッシャーへと変貌します。化け物。
序盤中盤終盤、隙がないと思うよ。でも、おいら負けないよ。ですが、2体並んでもあまり意味がないので枚数は抑えめ。
デッキの特性上どのゾーンからも引っ張ってきやすいのであまり問題はありません。
最近だと、「ヴァミリアバレル」も人気な1枚ですが、単色でありつつ攻撃参加を見込める点がこのカードの強みです。
「罪無バドミン垓」
おしゃれカード。
ムゲンクライムでカツドンをタップさせる役割があります。
コントロール相手にはハンデス効果で相手を躓かせ、攻撃的なデッキにはスレイヤーで反撃します。
普通に3マナ捻って出しても最低限仕事をしますが、できればパルサーやデドダム、ジルコンで積極的に墓地に送ってリソースを節約したいところです。
「幻龍 ゲンムエンペラー」
このデッキの最終兵器。
カツドンのタップ条件をクリアさせつつ、3体バウンスで相手の包囲網を一気に崩し、攻撃時に3ハンデスするのでゴツンマと一緒に反撃の芽を摘みながら一気に攻められます。
バウンスしてからハンデスまでタイムラグがあり制圧力が低そうですが、戻ったクリーチャーはカツドンが着地狩りするので実質完全除去です。
デッキとあらゆる要素がマッチした最高の切り札です。
…余談ですがこのカード、ゲンムエンペラーの名とそっくりすぎる見た目を悪用されて、メルカリで「∞龍ゲンムエンペラー」の複数枚出品にて1枚だけこっちにすり替えられて出品される詐欺が一時期横行していた、あまりにも不名誉な実態がありました。
この記事を見ている皆さんは絶対に引っかからないでくださいね。
(でも、この子は悪くないよ…悲)
[おわりに]
普段からエグザイルクリーチャーデッキを死ぬほど研究していますが、エグザイルの中でもドロンゴーではない部分を活用する、かなり珍しい例になります。
かといって、完全にドロンゴーが腐っているわけではなく、場持ちがいいという要素になるおかげで、テクノローバルのEXライフと併せて崩すのに相当労力がかかるコンボになっています。
エグザイルクリーチャーに限らず、世の中のあらゆるカードが可能性に満ち溢れているので、新カードをチェックしてはお気に入りのマイナーカードとにらめっこして、ぜひ可能性を開拓していってください。
今年後期の「ハイパーエナジー」「ヨビニオン」も楽しみです。
…ちなみに、ちなみになんですが、、
カツドンGOは強制効果なので、予期せぬバトルが発生して破壊されることもあります。
仮に、破壊されてドロンゴーしたとしましょう。
そのカツドン、どんな状態だと思いますか?
~8月中旬 某カードショップにて~
友人 「そのコンボいいな。じゃあカツドン処理するしかないな。」
俺 「なむ?」
友人 「サイバーエクスで破壊じゃ」
俺 「やるな、解決時に場にいないからバトルできねぇ!」
友人 「ふぅ。」
俺 「しかしなんの、ドロンゴーじゃ!!」
友人 「うおマジか!! ………ん?」
俺 「……」
友人 「…確認だけど、タップしてると着地狩りするんやな?」
俺 「……YES…」
友人 「…なるほど。 サイバーエクス攻撃で、革命チェンジや。」
俺 「……通ります………」
…タップ…してないのよ……(真の問題点)
いつか、解決できる新規が欲しいな。
~Fin~
(おまけ)