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水文明の真の看板種族の力を見せようか。デッキ紹介「シンペラー」[デュエマ]
こんちわ、
エネミーBと申すものである。
皆さん、水文明と言えばどんなクリーチャーを思い浮かべますか?
古参勢や現代デュエマ勢にも幅広い支持を集めるリキッドピープル、現在猛プッシュされているマジック達等、皆さんが水文明に抱いているイメージは様々だと思います。
私がデュエマを始めたのは覚醒編の終盤。
この頃の水文明を代表する種族と言えばやはり「サイバーロード」そして「サイバーコマンド」でしょう。
当時殿堂のハルカスと同スペックの「クウリャン」を筆頭に、スーパーデッキの再録でみんなが手に入れた「エンペラーマルコ」、レアリティが低くてコストも軽い最強版アルカディアス「マクスウェルZ」、最強踏み倒し効果の「サイバーGホーガン」、様々な環境デッキのコンボパーツ「霧隠オロチ」、そしてそれらのサイバー達を束ねたデッキの切り札「トワイライトΣ」と、サイバーロードとサイバーコマンドの2大巨頭種族は水文明のパワーカードの大部分を担っていました。
そんなサイバーロード、そしてサイバーコマンド達は現代ではどのような感じに戦えるのか、そして何故ロードとコマンドがセットであるかのように今話しているのか。
それは今回のデッキを見てもらえれば理解していただけると思います。
[時はエピソード2]
実は私はエピ2の頭の頃(当時小6)、友人間で遊戯王が流行ってしまい、デュエマへの興味が薄くなっていました。
その年の夏休み、新弾のカードとか全く興味ね〜とほざきながらもキッズステーション(懐い)にて、「デュエルマスターズDASHTV」(懐い)をウキウキで観てました。夏休み特別編と称されたデュエルヒーロー達の夏の合宿(『メガデッキ7』のルールは確かここから)、そこで特別出演したタイガーベリー(懐い)が使ったデッキにとんでもなく興味をそそられました。
そのデッキのキーカードは
「スーパーハッカーサイバークーン」
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サイバーロード/ハンター
水文明 コスト5 パワー2000
・このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のサイバーロードを3体破壊してもよい。そうした場合、進化ではないサイバー・コマンドが出るまで自分の山札の上からカードをすべてのプレイヤーに見せる。そのクリーチャーをバトルゾーンに出し、残りを自分の墓地に置く。
場のサイバーロード3体を山札のサイバーコマンド1体に変換するというとんでもなくオモロい効果をしています。
冒頭で説明した通り、水文明の顔と言えばサイバー系統、という印象が強い私。
サイバーロード+サイバーコマンドの組み合わせの間を繋ぐ架け橋、その上効果が激オモロい。
このカードが気になって仕方が無くなりました。
言わばこのカードは
「俺をデュエマに引きずり戻したカード」
という非常に思い入れ深い部分があるのです。
さて、じゃあこの効果で踏み倒すサイバーコマンドは誰なんだい?って話すよね。
パッ思いつくのはやはりサイバーGホーガンでしょう。
もちろんその軸で組んだこともありますし、実際面白い挙動はしていました。
しかし、エピ2にはもっと変な、それでいて踏み倒し甲斐があるサイバーコマンドがいます。
その名を「サイバーJシン」
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サイバー・コマンド
水文明 コスト7 パワー6000
・このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から2枚を見る。その中から好きな枚数の、進化ではないサイバーロードをバトルゾーンに出してもよい。残りを好きな順序で山札の一番上に戻す。
・W・ブレイカー
山札の上からサイバーロードを踏み倒す、つまりこいつもサイバークーンと同じく、サイバーロードとサイバーコマンドを繋ぐ架け橋です。
しかし
そこのあなた、
こう思ったやろ?
『サイバー・G・ホーガンの方が強くね??』
分かります。そりゃそうです。当たり前です。
7コスト以下ならなんでも踏み倒せる方が使い勝手いいよね。
Jシンはその特性上、サイバーロード塗れのデッキを強要してくる、とんでもなく使いにくい代物です。
[真の切り札はディスペクター?]
しかし、そんなJシン、Gホーガンでは不可能なことができます。
それは、
コスト8以上でも踏み倒せること。
それを生かせる踏み倒し先とはこの方。
「カーペラーキリテム」です。
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ディスペクター/サイバーロード/ミステリー・トーテム
水/自然文明 コスト7 パワー12000
・EXライフ
・マッハファイター
・T・ブレイカー
・このクリーチャーがバトルに勝った時、コスト7以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出してもよい。
そう、Jシンから踏み倒したこの人が、さらに踏み倒しをするのです。
これにより、
サイバークーン→Jシン→キリテム→Jシン→…
と踏み倒しの連鎖が起こってもう凄いことになるワケですよ。
これぞGホーガンの激流連鎖を超える、
種族間シナジーの究極の連鎖、ということです。
さらにおあつらえ向きに、ディスペクターのお供のササゲール持ちディスタスには優秀なサイバーロードが居ます。
これによってカーペラーキリテムの素出しも狙えちゃいますね。
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というわけで、サイバークーン、Jシン、キリテムの3つの”サイバー”を軸とした踏み倒し連鎖のデッキ。
これが現代のパワーを得た、サイバーの結束の力です。
[デッキレシピ]
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流れは至ってシンプル。
小さいサイバーロードを序盤にちまちま展開してサイバークーンの能力でJシンを早期着地させ、そこから超展開をしていきます。
[各種カード解説]
「闘魂混成エンペラー・アクターシャ」
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もうひとつの切り札サイバーロード。
攻撃時にサイバークーンを踏み倒せばさらなる連鎖を狙えます。
もちろんサイバークーンはエクストライフ持ちも餌にできるので、キリテム共々爆破してJシンを無償降臨させることも容易いです。
「電磁星樹アマリンα」
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バニラ。
ピカリャンやテンプロの存在から、光マナを確保出来ることが重要。
展開しやすく軽い2コストの光文明込みのサイバーロードは現状こいつしか居なかったのです。
しゃーなし。
[おわりに]
こういうマイナーデッキ、マイナー種族の強みを活かしてデッキを組むのってすごく楽しいです。
こういう面白い挙動をするデッキを組むことの楽しさを教えてくれたサイバークーンに感謝。
…ちなみに、Jシンがデッキの底に沈んでいると、サイバークーンで当たるまで捲ったカードは墓地に行くので、そのままデッキが無くなるリスクがあります。
エクストライフは強制、
アクターシャのドローも強制、
あれ?みんなで結託してデッキアウトしようとしてます?(何回か餌食に遭いました。気をつけましょう。)
今期の看板のマジックにも注目ですね。
それじゃ、また。
〜Fin〜