キングオブデュエリストの残り香 デッキ紹介「幻想装填」[遊戯王OCG]
ちーす
エネミーBですとも。
12期(?)最初のメインパックであるデュエリストネクサスで突如現れた『幻想魔族』、そしてまさかまさかの幻獣王キマイラのリメイク。
初代遊戯王が大好きな私はめちゃめちゃはしゃいでました。
新キマイラの戦術はかなりトリッキー、それでいてユニークで、俺も試しに組んでみるか…と秒で乗り気にさせました。
今回はそんな軽い気持ちでスタートした結果、めちゃくちゃ凝り性が発動してしまったデッキをご紹介していきたいと思います。
[合成獣融合の墓地効果に注目。]
まずこのテーマを語るには幻想融合の存在が欠かせません。
半永久に帰ってくる融合速攻魔法という超刺激的な効果で、様々な構築の可能性を感じさせます。
この手札に帰還する効果に注目してあらゆるデッキが昨今組まれているわけですが、自分が注目したのはもうひとつのガゼルとバフォメットを出す効果でした。
もちろん素のガゼルとバフォメットをデッキに入れたいという欲望もありましたが、大事なのは『2体のモンスターの同時特殊召喚』という部分です。
まっさきにこの効果を「クリフォート・ゲニウス」と上手く合わせられないか、と思い付いたのです。
クリフォートゲニウスの先にカード名の異なるモンスターを同時に2体出せば、好きな機械をサーチした後にゲニウス(LINK2)+2体でスカルデットを出すことが出来ます。
ゲニウス+ガゼル+バフォメットの3体を素材にできていれば、サーチした機械をそのままスカルデットの効果で出すことができるのです。
10期序盤でちょくちょく見かけたこのギミックを、まさかの12期の初めに持ち出してきたわけです。
というわけで、これを軸にデッキを考えていきます。
[デュエリストネクサス優秀すぎ]
さて、先程のコンセプトで大事なのは、「ゲニウスの用意方法」と「サーチ先」ですが、新ガゼル達の同期にはゲニウスを簡単に用意できるカードがいました。
新ガゼル等の☆4を召喚から手札のこの子とシンクロし、パワーツールドラゴンを出した後に自身の自己蘇生効果で甦ればあら不思議、パワーツール+レボリューションシンクロンの機械族2体が揃ってそのままゲニウスをリンク召喚できちゃいます。
さらにガゼルのサーチで合成獣融合をサーチしてこれば、融合して先程のコンセプトの流れまで一直線です。非常にコンパクトに纏まってます。
パワツからDDRをサーチしてこれば、キマイラの墓地効果と併せてしぶとい動きもできます。イイネ。
[サーチしてくる機械どーします?]
ぶっちゃけサーチする機械はマジでなんでもいいです。
なんでもいいので、最近マスターデュエルでお気に入りだった「パワードクロウラー」をチョイス。
こいつの特筆すべき点はなんと言っても強制攻撃です。
これと是非組みあわせたかったカードがありました。
「リローデッド・シリンダー」です。
シリンダーを持ってきてダメージ倍と、一見凄そうですが、見えているシリンダーなんて誰も踏みません。
そこで強制攻撃能力と組み合わせることでそのデメリットを帳消しにし、大ダメージを狙うことができます。
マジックシリンダーと幻獣王キマイラ、
まさにこのデッキは、闇遊戯デッキと言っても過言では無いですね。(タイトル回収)
[デッキレシピ]
結果的に色んなギミックが織り込まれていますが、基本的に狙う戦術の根幹は先程説明した流れです。
キマイラのねちっこい戦術にシリンダーのバーンダメージを合わせてコントロールチックにダメージレースを有利にしていきます。
パワードクローラーにシリンダーが依存しすぎているので、サブプランとしてヘルカイトプテラを利用した場魔法サーチによって「サベージコロシアム」を用意して強制攻撃を誘発させたりもします。
ヘルカイトギミックのためにベアトリーチェを用意したいので、こちらもキマイラ達の同期、破戒ギミックを使って行きます。
破戒ギミックの採用により、融合の素材にも困らなくなってます。なんとも良い噛み合い…
[おわりに]
わりとシンプルなコンセプトながら、奇しくもデュエリストネクサスを遊び尽くすデッキみたいにもなってます。
…デュエリストネクサスが発売されたのって、今年の春だった気が、、、
(記事にするの遅すぎたンゴ)
以上、旬の過ぎたデッキでした。
〜Fin〜