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セミ捕りを楽しもう!!

夏ですね!!!
夏はみんなが好きなイベントが目白押しですね!(目白押しってなんなんすかね。目黒押しもあるのかな?でも目黒押しって、東京の目黒を推してる人みたいに聞こえますよね。でも目白って地名も東京にありますし…。う~む。難しい)夏で一番のイベントとは何か、みなさん分かりますか?
10代男性 「お友達と海水浴!!!」
20代女性 「夏祭り…?」
70代女性 「夏の野外ライブフェス!」
90代男性 「ゴルフ」

残念。どれも違います。
答えはそう!セミ捕りですね!
最近の若いモン(くまモンの亜種じゃないヨ!)はセミなどの虫をグロいとかキモいとか。文句ばかりたれています。生き物に失礼だと思わないのでしょうか。一番グロくてキモいのは、今この瞬間も行われている暴力をみて見ぬふりして、傍観者を決め込んでいる、この記事を読んでいる画面の前のお前だと言うのに…。
夏は生き物が一番活発に活動する季節です。(人間も含む)
この記事を読んで夏は家族でセミ捕りに出かけましょう。

セミ捕りをする際の下準備

まず、セミを捕まえる時の格好ですが、

・麦わら帽子
・スーツ
・ネクタイ
・咥えタバコ
・短パン

セミ捕りに適した格好

これが基本です。
上から説明していきます。麦わら帽子、これは夏のわんぱく少年少女の基本ですね。これがないと夏が始まりません。
次にスーツとネクタイ。これは社会人である皆様には必ず必要です。スーツを着ていないと、大人としてナメられてしまいます。セミに大人としての威厳を見せつけるためにも、スーツを採用しました。学生の場合、学生服でも良いでしょう。短パンを履く理由は単純で、夏は暑いからです。長ズボンなんて履いてたら熱中症で倒れてしまうリスクがあります。気をつけましょう。
最後に咥えタバコ。
タバコを吸っていると、どんなに弱そうなヒョロガリでも、そこそこ強く見えます。
セミはもちろん、セミ捕りに来た他のライバルにも威圧感を与えることができます。また、タバコを吸ってるキャラクターはアニメや漫画で強キャラであるケースが多いです。
しかし、タバコを吸う際は、山火事に気を付け、吸殻は必ず持ち帰りましょう。吸殻が原因で山火事が起き、セミおよそ八万匹が死亡したケースも過去にありました。

さて、服装が整ったら次はセミ捕りの場所を決めましょう。セミは基本的にそのへんの木を探せば、すぐに見つかります。しかし、それでは、他の“セミトリンガル”(人生の6割以上をセミ捕りに費やす人達のこと)に勝てません。ライバルに差をつけるには、やはり標高800メートル以上の山を狙うことが良いでしょう。低山の場合、すでに人の手が加わっていて、セミが全て捕まえられていたり、そもそも木が伐採されているケースもあります。登山の際は必ず事前に天気やコースを調べましょう。遭難した場合、セミトリンガルとしての資格が剥奪され、永久にセミ捕りが出来ない体にされます。

セミ捕りの方法

さて、山に着いたらいよいよセミ捕りの始まりです。
まずはセミがいそうな木を探しましょう。事前に木にミツを塗ってセミをおびき寄せる方法もありますが、その場合セミ以外の虫も沢山集まってくるので、真のセミトリンガルは自分の五感全てを駆使してセミを見つけ、捕獲します。

あっ。セミを見つけました!
ここで注意!セミを見つけても絶対に焦ってはいけません!焦ると、セミにこちらが自分を捕まえようとしていることがバレてしまいます。あくまで「君とお友達になりたいだけなんだ。放課後、2人でカフェでもどうかな?」とデートに誘うような感じで近づきましょう。そうするとセミもこちらに近づいてきます。
セミとの距離が30センチ以下になったらインセクト・ラビリンスをセミにかぶせましょう!(セミ捕り用語で、網のことをインセクト・ラビリンスといいます。非常に重要な単語なのでセミトリンガルの皆様は覚えておきましょう。)
インセクト・ラビリンスの中にセミが入ったら、捕獲は目前です。しかし、油断は禁物。インセクト・ラビリンスからセミを取り出して虫かごに入れる必要があります。慎重にインセクト・ラビリンスを自分の手の届くところに引き寄せ、セミを手で優しく覆います。ここで力を入れすぎて、セミを傷つけてしまった場合、セミトリンガルとしての活動が1ヶ月間禁止となります。慎重に行いましょう。事前に蓋を開けておいた虫かごにセミをしまうことが出来たらセミの捕獲の完了です。お疲れ様でした。おめでとうございます。

〜セミ捕りをさらに楽しみたいアナタへ〜

さて、ここまでセミ捕りの仕方を解説して参りましたが、いかがだったでしょうか?セミ捕りの世界は浅いようで実は奥が深いのです。
この記事を読んでセミ捕りに興味を持ってくれた皆様は、ぜひ全日本セミ捕り協会に加盟をすることをオススメします。年会費は5000円と大変お値打ちでありながら、会員には月に一度、インセクト・ラビリンスが無料で提供されます。インセクト・ラビリンスは普通に買うと大変高級な上、セミ捕りがマイナーなスポーツなゆえに、販売店がとても少ないです。ぜひ全日本セミ捕り協会に加盟のほど、よろしくお願いします。
また、セミ捕りの腕をさらに極めたいという方には、セミ捕り専門の塾として、代々木セミナールをオススメします。代々木セミナールではセミ捕りのみならず、山で危険な野生生物と遭遇した際の対処法などの講義もあるため、大変有益な情報を得られること間違いなしです!!!
全日本セミ捕り協会は現在、2028年のロサンゼルスオリンピックにて、セミ捕りを種目の一つとして認めてもらうべく、国際オリンピック委員会と話を進めております。今のうちにセミトリンガルとなり、セミ捕りの腕を鍛え、オリンピック出場を目指しましょう!!!

ここまで読んで頂きありがとうございました!!!!
※この記事はフィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係がございません。

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