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産休取得第1号! インタビュー

こんにちは。enechainというスタートアップで人事総務を担当しています、三浦桃子です。

2021年7月に、創業3年目を迎えたenechain。”Building energy markets coloring your life” というMissionの実現に向けて日々邁進中の当社は、ある1人の女性社員の妊娠をきっかけに、本格的に産休・育休制度を整えることになりました。
(当社Missionに関する記事はこちら)

同年6月にenechain初めての産休を取得し、7月に出産、その後短い育休期間を経て爆速で復帰した弊社社員、古村千尋さんのインタビュー記事をご紹介します!

大阪大学経済学部卒業。新卒で政府系金融機関に入社。船舶輸出金融、電力プロジェクトファイナンス、広報・国会・NGO対応に従事。途中、アメリカの国際機関に出向。
2020年7月にenechainにジョイン。ブローカレッジ本部LNGデスクのマネジャーとして、京都からフルリモート勤務を行っている。2021年7月に出産。

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創業2年目のスタートアップに産休・育休制度なんてあるの?!


ー妊娠がわかって、仕事面で不安なことはありましたか?

古村:妊娠が分かった時はものすごく不安でした。創業から間もないスタートアップで産休・育休をとれるという話を聞いたことがなく、正直「産んだらやめなければいけない」と思っていたので。
ですが、代表の野澤さんに相談したところ「産休・育休制度を作るので遠慮せずとってください!」と言われ、その不安は一瞬で吹き飛びました。

ー最初、社内で誰に相談しましたか?

古村:初めてのことでどうしたらいいかわからず、直属の上司である間澤さん (ドイツ在住、執行役員) が女性だったので、すぐに相談しました。

ー産休を取ることについて、社内からの反応はどうでしたか?

古村:あたたかかったですね~。
特に印象的だったのが、野澤さんに妊娠報告とつわりがひどいことをお伝えした時のことです。「体調と相談して休みたいだけ休んでもいいし、働きたければできる範囲で働いてくれたらいいですよ」とあたたかい言葉をかけてくれました。野澤さんご自身の理解があったことも大きいと思います。


ー今後、産休に入る前に会社からこういうアナウンスがあったらいいというようなアドバイスをいただけますか?

古村:産休制度ができたばかりだったので体系立った資料がなく、手続きに関しては直接社労士さんとやり取りをしていました。今後はコーポレートデスクで資料パッケージを作成し、対象の社員に個別説明会を開くなどして、手続きの全体像がわかるようにしてあげるといいと思います。

ー参考になります。資料については、今後社内向けに展開する予定です! 資料を用意するだけでなく説明会を行うこともポイントですね。
(このインタビュー後、社内向けの資料もすぐに作成して全社発信しました!)

産休中は意識高く過ごす予定だった・・・。

ー産休中はどのように過ごしましたか?

古村:これまでできなかった勉強や、本を読んだりと、意識高く過ごしたいと思っていいたのですが...…。胎動が激しく座って何かしているのがしんどくてほぼできず。振り切って、いつもできない遊びをしようと思い立ち、コンピューター相手に桃鉄を100年やることにしました (笑)

ー桃鉄ですか、いいですね! やってみてどうでしたか?

古村:全駅踏破、全物件購入し、「やりきったーーー!」という気持ちと同時に、これからやってくる育児も頑張れるなと意欲が湧きました。桃鉄でいいのかという議論はありますが、自分は満足です (笑)

ーそれはすごいですね! ちなみに、旦那さんの反応はどうでしたか?

古村:「本当は意識高いことがやりたかったけど、できないので桃鉄をすることにした」と報告したところ、「そういう全く無意味なことをするような時間(=「余白 。」)が大事なんだよ!」と、むしろ応援してもらいました。懐が広い旦那さんでよかった (笑)
自分がやったことのない遊びだったからこその価値だったんだと、今思うと感じますね。

初めての育児は旦那さんとの協業が大切

ー初めての育児はどうですか?

古村:楽ではないですが、ありがたいことに夜泣きがほとんどなく、比較的手がかからないほうの子なんです。そして旦那さんは、授乳以外の家事・育児は全てこなせるので、本当に感謝しています。

ー旦那さんがとても協力的なんですね。

古村:毎回授乳中は20分くらい動けないので、その間に彼が家事を全部やってくれます。時には情報共有が上手くいかずイライラすることもありますが、彼と一緒に家事・育児に取り組めていて、程よくゆとりがあるかんじですね。

ー旦那さんは育休を取られていたのでしょうか?

古村:育休は取っていないですが、裁量労働制なので、出産後は時短勤務のような感じで早めに帰ってきてくれました。毎日9時から16時まで働いて、帰ってきて沐浴から手伝ってくれます。

約1ヶ月間の短い育休期間を経て、復職へ

ー7月に出産後、同年10月に復帰されましたね。ずばり、早く復職したいと思った理由はなんですか?

古村:子どもは少しずつ成長していくので、日々その成長を見られることは幸せですが、お休み中もずっと外と関わる仕事、そして社会に貢献する仕事がしたいと思っていました。
24時間家事と育児だけを繰り返していく生活は、私には無理だなぁと。
運よく産後の経過がよかったので、早く復帰することができました。

ー早期に復帰することは旦那さんからはどういう反応でしたか?

古村:「本当に早く復帰してくれてよかった」と言っています。それは、旦那さんは働けていたのに対して、私は働きたいのに働くことができなかったからです。彼はそれをずっと申し訳なく思っていたようで。子どもを保育園に預けるようになり、私も働けるようになってからは、「本当にこれで平等になった」と喜んでいました。

ー保育園選びに相当悩まれていたようでしたが、入園してみてどうですか?

古村:保育園に入れた後の方が精神的にも楽で、日中離れている分、夜帰ってから子どもにギャン泣きされてもただただ可愛くて。先生方は育児に関していろいろなアドバイスをしてくれたり、自分たちが気づかなかった変化を教えてくれたり、子どもとの遊びを教えてくれるのでとてもいいと思っています。
家からはちょっと遠いところにしたので、往復で歩いて40分かかる距離。最初は大変でしたが、今では山のふもとまでのお散歩時間が毎日の「余白 。」タイムになっています。

ー日頃からenechainの4つ目のValue「余白 。」を大事にしているんですね。復職してみて、今大変だと思っていることはありますか?

古村:残業ができないので、時間の制約がある中で仕事をこなすことですね。子どもが保育園から帰ってくると強制終了になるので、それまでにその日中のTodoを終わらせなければいけないこと、そのための業務計画を立てるのが大変です。

ーSlackの「times_chihiro」で毎朝Todo共有をされてますよね。

古村:はい、そうです。突然子どもの都合で抜けなければならないことがあっても大丈夫なように、私が何の仕事をホールドしていて、何が終わったのかを可視化しておきたいと思っているからです。リモート勤務ならではの秘訣でもありますね。

今後enechainで産休・育休を取る方に向けてのメッセージ

古村:気持ちとか妊娠報告に関する対応面でいうと、リスクがあることなのでギリギリまで言いたくない方もいれば、体調面に不安があり配慮してほしい方もいて、どっちらの方も気持ちよいコミュニケーションができるといいなと思います。上司に相談しやすい信頼関係が日頃からあると◎ですね。
産休・育休制度はあるけど、実際は産休育休を取りにくいとか、取得後の復帰部署は希望していない部署に配属になってしまうことがよくありますが、enechainでは復職者本人の体調面を考慮しつつ、希望通りにアサインメントを決めてくれます。
私の場合、「すぐに復帰したい」、「できるだけゴリゴリ働きたい」、「でも時間制約がある」などがありましたが、いろんなニーズがある中で、enechainはちゃんと答えてくれる会社なので、その点は安心してほしいです。
そのためにも、自分が復職後どういう働き方をしたいかを言葉にして会社に伝えていけるようにした方がいいですね。そうすれば、希望を叶えてくれるようなやり方をセットしてくれるので、オープンに会社とコミュニケーションしていくことをアドバイスしたいです。
また、希望だけ聞いてもらってばかりのtakeだけではなく、恩返しのgiveという意味でもパフォーマンスを出して貢献することを心掛けるという気持ちも必要かなと思います。

ーインタビューへのご協力、ありがとうございました! 

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今回のインタビューで見えてきたのは、Mission実現に向けて社会に貢献する仕事が大好きなenechainらしい古村さんの姿。育児と仕事を両立しながらしっかりと仕事にコミットする姿勢は、聞いていて背筋が伸びる思いでした。

産休・育休制度を整えることがゴールではなく、enechainでは独自の福利厚生制度を順次整えております。一つ目のValueである「Social good」の観点から、社員にとってもサステナブルに働きやすい会社を目指していきます。

【インタビューアー】
コーポレートデスク 三浦桃子

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