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戦略コンサル出身者が挑む、エネルギーマーケット大変革 ~あらゆるヒトを突き動かし、インパクトで勝負~

enechainは、国内最大のエネルギーのマーケットプレイスを運営するスタートアップです。電力から燃料、環境価値まで、あらゆるエネルギーの価値を交換できる、誰にも開かれたフェアなマーケットを通じて、日本の豊かな経済とサステナブルな社会を実現することをミッションに掲げ、その規模が100兆円を超えるといわれるエネルギー業界が抱えるあらゆるペインを、テクノロジーの力でアンロックし、業界全体のDX実現を推進しています。

今回は金融業界でシステム開発のPMを経験後、ボストン コンサルティング グループで電力・保険会社向けにDXを中心とした戦略コンサルティングを担当、その後enechainにジョインした川本さんに、入社の決め手やスタートアップで働くならではの魅力についてインタビューしました。

コンサルティングファーム出身者がなぜスタートアップであるenechainを選んだのか、どのようなやりがいで挑戦しているのかをぜひ知っていただけたらと思います。

川本 裕貴 / 取引支援部 部長
NRIとPGF生命ではプロジェクトマネージャーとしてシステムの新規開発や保守を推進。その後、BCGに転職し、電力/保険会社向けにITシステムのトランスフォーメーションや全社ペーパーレス戦略の立案、データを活用した新規事業立案等の戦略コンサルティングを提供。
2021年6月にenechainに入社。社内での呼び名は「川本さん」「もっさん」。

テクノロジー×コンサルを10年。この経験をスタートアップに全投資

—これまでの川本さんのキャリアについて教えてください。

川本:新卒で野村総合研究所に入社し、1年目ではコーディング、2年目からは損保のお客様向けのITトランスフォーメーションのプロジェクトにアサインされ、要件定義からデータ移行を含むリリースまでの全工程をプロパー、国内ベンダー、オフショア全100人超体制の大規模プロジェクトを完遂しました。このプロジェクトを通して、一通りのシステム開発の”いろは” やプロマネスキル、DB知識を身につけました。データ移行は相当苦労しましたね。その後、事業会社でのシステム経験を積み、テクノロジーの力で事業を推進してみたいと考え、2社目でプルデンシャルグループのPGF生命の社内SEとして転職。保険営業活動を支援するシステム開発のプロマネとアウトソースしていたシステム開発の内製化の立上げ・運用まで従事しました。

—その後、BCGに転職ということですね。戦略コンサルを目指したのは?

川本:これまでに培ったシステム開発・Techスキル/経験を最上流の戦略領域で活かしたいと思って、ボストン コンサルティング グループに転職しました。Technology Advantage職に就き、電力・損保・生保のお客様に対してITトランスフォーメーションや全社ペーパーレス化、データ活用戦略・中計策定等のコンサルティングサービスを提供してきました。この電力関連ケースでenechainの代表野澤と1年強一緒に働きました。戦略コンサルは良い刺激しかなかったですが、スピードと求められるアウトプットの質はやはり大変でしたね (笑)。

ーenechainへの転職はどういったきっかけだったのでしょうか?
川本:2021年2月ごろ野澤さんと話す機会があり、そこでenechainの存在を知りました。その時の印象は、enechainのビジネス規模と目指す世界観の勝ち筋、そして私自身のこれまでの知識・経験が活かせる印象を持ちました。

ーenechainでどんなことを成し遂げたいと思って転職したのですか?
川本:私自身が転職を考える際に最も大事にしていたのは「自分自身がやりたいことができるか」という点でした。私の場合、テクノロジーに携わり続けることへのこだわりがあり、テクノロジーの力で事業・会社を非線形に成長させたいと思いがあり、その思いを面接でも真っ直ぐに伝えました。その後、野澤との会話を重ねる中で、このTAM(Total Available Market)の大きさの中で、人の力だけで事業・業務を進めることは不可能であること、そしてテックカンパニーになる、テクノロジーの力で業界を変えるという野澤の強い意志を感じました。電力事業はボラティリティが非常に大きく (価格の値動きが非常に激しく) 、我々が相対するお客様のペインポイントをプロダクトを軸に解決すること、それが日本の電力安定供給という社会的な意義にも繋がることに非常にやりがいを感じ、キャリアを懸けて挑戦するフィールドとしては人・事業ともに十分だと考え、入社する決断をしました。enechainに2021年6月からジョインし、現在に至ります。

ー大手からスタートアップという全く違う世界への不安はなかったんですか?
川本:少し不安はありました。スタートアップは成長が求められ、言い換えると課題を常に解決して、結果を出していかなければなりません。その具体的な課題が明確に想像できておらず、その課題の難易度やボリューム感に対して少し不安はありました。しかし、これまでに培った知識・経験を活かし、自身がやりたいことができる、かつ自身がやることのインパクトの大きさの方が勝っていました。

Techの力を使って100兆円マーケットを創出

ーenechainに入社してみて感じたことは?
川本:入社して良いなと思ったのが、働く環境ですね。例えば、モニターは複数使えますし、椅子もアーロンチェア、PCも手慣れたハイスペックのThinkPad等、私自身は業務効率を意識するので、この点は助かりました。一方で、テクノロジーで変えようとしているけど、現実はまだまだお客様とは電話でのやりとりが多く、ここからテクノロジーで変革していくことに対して一瞬、「ヤバいぞ、、」と思いました。目指す世界はまだまだ遠いぞと。現在enechainは創業から5年目、私自身は入社から4年目に入り、入社当時から比べると事業成長、プロダクト拡充、組織拡大、経済基盤が整い、ここからは爆速でテクノロジーの力を使って100兆円マーケットを本気で全ステークホルダーと共に創り上げに行けると思い始めてきました。これこそ、enechainに入社した醍醐味だと思いますね。

プロがプロらしく働ける環境を提供


enechainで今はどんなことをしていますか?
川本:現在は取引支援部部長として日本の電力市場の流動化を促進するSaaSプロダクト・サービスの営業、オンボーディング、アドバイザリー、カスタマーサクセスを提供しています。
電力事業はボラティリティが非常に大きいです。200円/kWhの電力価格高騰により販売と仕入れが逆ザヤになったり、0.01円/kWhの電力価格低下により調達した電力を売るにも売れず不良債権を抱える等、電力事業はリスク管理とそのリスクをヘッジする取組みが非常に重要になります。
我々は、単にプロダクトだけを提供するITベンダーではなく、戦略策定や体制/仕組化整備等のコンサル提供、リスク管理に必要となるETRMシステム (eScan) とデータプラットフォーム (eCompass) の提供、そこで可視化されたリスクをヘッジするためのアドバイザリー、ヘッジする場 (eSquare) を提供しており、お客様のペインポイントを一気通貫でソリューション提供することができます。
このように、テクノロジーの力を使って日本の電力市場を盛り上げられたら一番良く、そのために何をしたら良いか日々考え、業務遂行しています。

電気新聞

川本さんは業務以外にも社員向けの勉強会なども企画して自ら講師もしてくださっていますよね!
川本:最近は、電力業界について学ぶ社内オンボーディング「川本ゼミナール」にも取り組んでいます。エネルギー・電力事業は本当に難しく、複雑で、個々人の業務知識のキャッチアップが事業/会社の非線形成長に繋がると信じています。私自身もenechainに入るまでは電力卸取引は未経験でした。enechain内には燃料取引、電力取引、需給管理、制度面等を経験してきたエキスパートがゴロゴロおり、聞ける文化と早期に知識を吸収できる環境が既に整っているので、新しく入社される方もそこは安心していただければと思っています。

業界の第一人者(フェロー)に気軽に相談できるフラットな職場

巨大なペインの存在。それを爆速で解決できるプロたちの融合

ーGMVは2兆円に迫る勢いですが、enecahinがここまで成長している理由は何だと思いますか?
川本:「強いチーム力」だと思います。
電力業界は2016年の電力小売全面自由化以降、内外無差別の厳格化、電力市場価格の乱高下と外部環境変化にも素早く適合する必要性やそもそもの電力事業に対するリスク管理やヘッジ執行、体制整備、仕組化等、まだまだ数多くのペインポイントを抱えています。
enechainは、ビジネスサイドはエネルギー出身のメンバーはもちろんですが、戦略コンサルや総合商社、投資銀行・ファンドなどを経験しているその領域でのエキスパートが多く在籍しており、プロダクト開発を進めるエンジニアサイドはメガベンチャー・スタートアップ出身のトップエンジニアが集まっているプロ集団です。しかし、このような経験や専門性を持ったメンバーであっても、業務を個々で進めているのでは、巨大なペイン解消やMissionの早期実現はできません。
この電力業界に創業6年目のスタートアップがインパクトを与え続けて大きな動きを生み出すことができているのは、同じ未来を見て、同じ方向性を持ち、最大の成果を爆速で提供できる “チーム” が存在するからこそだと思っています。
我々スタートアップはとにかくスピード×アウトプット×インパクトが大事です。それができる同志が集まり、同じ未来の実現を成し遂げたいと思っているからこそ、ここまで成長ができていると思います。

来たれ!大変革の波を自らつくりたいという同士よ!

ー最後にひとことお願いします!
経験したことのない大海原の航海を恐れない、大志を抱く同志と共に働きたいですね。我々はスタートアップなので、課題が無い日は無いです。そんな状況でも、チームで爆速で課題を解決し、社会的意義のある大きな価値を常に届ける、会社のValueにもそのような想いを込めています。弊社のMission・Valueに共感し、業界の改革を一緒に進めてくれる同志を待っています!


enechain では一緒に働く仲間を募集しています

enechain では、大きなビジョンに向かって腰を据えて取り組んでいます。
是非カジュアル面談を通じて詳しくお話させてください。


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