バリューをアップデート | 5つ目の “Rainbow is beautiful” に込めた意味
enechainでは創業初期からミッション・バリューを掲げ、カルチャーへの投資を続けてきました。
直近では、全社タスクフォースでマジカル隊 (マジでカルチャーつくり隊)を発足。2年後に150人のグローバル組織を築き上げるための布石として、変わらずにいるべき核を明確にしました。
enechainがカルチャー投資にかける想い、具体的な取り組みは2022年6月にリリースした記事をご覧ください!
今回のnoteでは、新設した5つ目を含むそれぞれのバリュー内容と、アップデートした背景をシェアします!
一緒に働く未来の仲間や、enechainを応援くださる方にとって、よりクリアにenechainが大切にする価値観が伝われば嬉しく思います。
これまでのバリュー
4つのバリューに込めた想いや議論内容は、当時作成したnoteが詳しいです。
これからのバリュー
ご覧の通り、3つ目に新たなバリューである “Rainbow is beautiful” が新設されたことと、これまでのバリューについても再考を重ねることでアップデートしました。それでは、一つひとつバリューのポイントとその背景をご紹介していきます!
Social Good
一つ目の "Social Good" は、議論の上で変更しないことを決めました。
あらゆる意思決定や行動が「大切な人たちに胸を張れるか」どうかを軸にしてきた自負もあり、これからも根底の価値観として重んじ続けることを社員総意で判断しました。
さらにSocial Goodを体現すべく、1年に1度、植林などのボランティア活動への参加を促す制度を新設したり、日々の仕事においてSocial Goodに基づいた判断や行動をしているかを振り返る仕組みを設ける予定です。
Thrilled with unknown?
"Thrilled with unknown?" は、プロアクティブな姿勢を表現すべく、文言として「新たな道を切り開こう」を加えました。
創業3年のベンチャーとして、フロンティア精神をもって新たな道を自らが切り開き、不確実性ある未来や道に対してもチャレンジし、そのプロセスを楽しもうという想いを込めています。
今後は、新入社員が入社3ヶ月以内に新規提案や挑戦的な活動を報告する場を作ったり、社員みんなで普段しない業務や役割に触れる機会を設けていきます。ベテランか新入社員かにかかわらず一人ひとりの集合体がenechainであり、全員が当事者としてenechainをつくり上げるんだという考え方を大切にしています。そのため、組織がさらに成長する上で “自らが働きかける/自らが率先してチャレンジする” ことを行動指針としています。
Rainbow is beautiful
新たに加わったバリュー、"Rainbow is beautiful" です。
前回のnoteに詳細はありますが、これまでの4つのバリューで表現されていなかった “チームとして取り組む姿勢” を前面に出したバリューです。
多様性に伴う様々な意見やコンクリ (constructive criticism = 建設的な批判の略)、互いへの感謝・賞賛を推奨する姿勢、チーム志向を内包しています。
Rainbow is beautiful には大きく2つの意味を込めています。
(1) 多様性とは美しい という意味と、 (2) 仲間を愛する という意味です。
(1) 「多様性とは美しい」は、Rainbow (=多様性) を美しいものと捉えているからこそ、自分の色を思い切り出していこう、積極的にコンクリしていこうというメッセージです。
enechainは東京オフィスに加え、すでにシンガポール、ロンドンに拠点を構え、相当数の日本語ノンネイティブの社員が働いています。言語や国籍、バックグラウンドもさまざまです。これから本気でグローバルカンパニーになる覚悟を持っています。創業3年と一般的に見れば早いタイミングかもしれませんが、Diversity & Inclusionを本気で推進していくということを宣言しています。
単に多様性を重視しようというメッセージのみならず、具体的には個々の価値観をしっかり提示し、意見やコンクリを必ずSpeak upしています。反対意見であっても、全員が意見やコンクリを受け入れていく姿勢を推奨しています。Speak up and accept コンクリ!です。
(2) 「仲間を愛する」は、愛するからこそ仲間への賞賛そして感謝を声に出そうという趣旨です。
なぜRainbow is beautifulが 仲間を愛するという意味になるのか。
これは、夏目漱石のエピソードのパロディという、世界一ハイコンテキストな日本人なりの表現方法となっています。
坊ちゃんで有名な夏目漱石が松山で英語教師をしていた頃 "I love you." を「月がきれいですね」と訳したというエピソードがあります。
I love you (あなたを愛している) が月が綺麗ですね (Moon is beautiful) なのであれば、"Rainbow is beautiful" も同様に仲間を愛している (We love team) という想いを込めれるのではないか、と発想した訳です (月ではなくたくさんの色をもつRainbowは仲間やチームであると置き換えました)。
では、その愛する仲間に具体的に何をするのか。
enechainでは、愛するからこそ仲間への賞賛そして感謝を声に出そうという姿勢を推奨しています。
たとえば、どんなに小さなことでもマイルストーンを達成すれば High Five する、効率的ではなくとも「ありがとう」をスタンプだけで終わらせず、声に出したり文字にすることを大切にしていこうというメッセージです。
No pain, no gain
"No pain, no gain" も大きなアップデートをしています。
特に強調した点は、プロとして成果にこだわること、そして成果を出す上でスピード・クオリティのトレードオフに安易な妥協をせず、双方を最大限に追求することです。そのために漫然と頑張るのではなく、筋の良いやり方や本質を見定める考え方を重んじています。
今後は、日々のタスクをNotionで管理し、タスクごとに "guarantor" (タスクが完遂したことを見届ける「保証人制度」) を設置、タスク期限やクオリティに対してフィードバックのかかる仕組みを運用していきます。
余白 。
最後の "余白 。" には、時間の有限性を表現すべく「限りある時間の中で」という文言を加えました。「余白は自然発生するのではなく、自ら創り出すもの」という考え方を前提に、漫然と仕事するのではなく、メリハリをつけて効率的に仕事することを大切にしています。
たとえば、MTGであればゴールやアジェンダの設定と共有、アサインする人員の最適化など、時間内で目的を遂げるMTGルールを確立しています。また定期的に各部署まわる「オープンキャンパスDay」を開催し、あえて自身の役割を離れて意図的に余白をつくることで、新たな閃きや発見を得る機会も設けています。
バリュー確立は出発点、今後の動きは?
新たにバリューをアップデートした上で、バリューを基にした意思決定や行動がなされる環境を整えていきます。
今後グローバルカンパニーを目指す上で、さらに社員の国籍や言語、バックグラウンドや働く環境が多様化していくことは明らかなため、グローバルカルチャーの浸透や社内コミュニケーション活性化に特化した専任担当者を採用予定です。採用資料とは別にカルチャーに特化した資料やムービーも製作予定ですので、ぜひ公開をお楽しみにいただけると嬉しいです!
enechainは積極採用中です!
最後に、enechainの採用についてお話しさせてください。
こうしてバリューやその詳細を発信する理由の一つは、これから一緒に働く仲間に向けても情報をオープンにすることで、共にバリューやカルチャー、これからのenechainをつくり上げたいという思いがあるからです。
大切にする価値観を共有できるかどうかは、ご自身が活躍できる場を選ぶうえで大切なエッセンス。事実、採用選考の場でもカルチャーや働く仲間に関する質問はとても多く、ぜひ面談の場でディスカッションしたいと思っています。
enechainは、今月7月からようやく4期目を迎える創業「ド」初期のスタートアップ。
強い組織づくりに向けてのカルチャーにご興味お持ちいただいた方、そしてミッションであるエネルギーマーケットの創造に共感いただける仲間をお待ちしております!