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ストーリーブランディングに悩んでいる専門家へ。

どうも、遠藤ユウです。
この度、専門家をストーリーテラーへ変えるメディア『TELLING』を開設しました。

なぜ、一部の人だけがストーリーブランディングを構築できるのか?

そのたった1つの理由と、
あなたがストーリーテラーになるための
3つの視点を『TELLING』の記事で紹介してます。

ここでは『TELLING』の記事の冒頭をお届けします。

ーーーここから『TELLING』の記事ですーーー

プロローグ


「ちくしょう、やっぱりそうか」

目の前で僕に振り向いた彼女の目を見たとき、そう感じた。

ほんの数分前まで、美術館の薄暗い通路を歩いていた。

その日は、汗ばんだ肌にシャツが吸い付くほど暑い夏の日だった。

しかしあと数十歩ほど歩いた先で、僕は凍りつくことになる。



美術館に来たのは、特別な気分になれるからだ。

照明の下に並ぶ絵画を見つめていると、彼らの仲間になれた気がした。

まだ何者でもない僕は、芸術家たちに憧れていた。

ただ、憧れているだけだった。



この際、あなたには正直に告白しよう。

僕はこの美術館に来るまで、自分にはまだ隠された才能があって、今はその才能が開花していないだけだと自分に言い聞かせていた。

そしてその小さな望みが消えないよう、あえて挑戦を避けていた。

もし挑戦して失敗したら、自分は才能のない出来損ないだと証明されてしまうから。

僕は怖かった。

自分が傷つくのが。



この薄暗い空間で、芸術家の物語に触れている間だけは、自分から逃げることができた。

周りの来館者たちはヒソヒソ話したり、パンフレットをペラリとめくりながら絵画を眺めている。

しかし目の前の彼女だけは、振り向いて僕をジッと見つめてきたのだ。



彼女と目が合った瞬間、世界から音が消えた。

世界には僕と彼女の2人だけが残された。



僕は彼女が怖かった。

僕は嘘がバレた子供みたいに、肩を上げ、拳をギュッと握って体を強張らせた。

僕と彼女の間に響くのは、自分の心臓がドッドッドッと鼓膜を叩く音だけだ。



彼女は薄い唇を僅かに開いたが、何も言わなかった。

でも、目を見ればわかる。



「私がなにを言いたいのか、わかってるんでしょ」

そう言われた気がした。



「ちくしょう、やっぱりそうか」

僕はもう一度、そう感じた。



「やっぱり、傷つくのが怖くても、自分の物語を語らないとな」



ヨハネス・フェルメールが描いた『真珠の耳飾りの少女』が僕に振り向いたとき、僕は心の奥底に情熱を見つけたのだ。



今までその情熱に気が付いていないフリをしていた。

でも彼女は、僕の嘘を見透かした。

僕は恥ずかしくて、悔しくて、心臓を握りられているようだった。

それでも、彼女の瞳から目を逸らすことができない。



どうして彼女は僕の心を掻き乱すのだろう。

きっと、彼女が美しすぎるからだ。

そう理解したつもりだった。



でも何かが足りない。

あの瞳の奥には、どんな物語があるのか。

それだけが分からなかった。

ヨハネス・フェルメール作『真珠の耳飾りの少女』

あなたが人を動かすリーダーに
なるための最大の鍵とは?

あの日から何年も経っているのに、彼女の瞳を忘れることができない。

僕はあの日からずっと、誰もが「語るべきストーリー」を持っていると信じている。

そしてそのストーリーを語ることが、生きる意義だと信じている。

だからこそ「自分の物語を語りたい」と望むあなたの力になりたい。

そうして『TELLING』というメディアが生まれた。



『TELLING』は「専門家がストーリーテラーに変わる」ための場所だ。

オンラインでストーリーブランディングを構築し、リーダーになりたいあなたのための場所なのだ。



ストーリーは数万年以上の時を超え、ホモ・サピエンスである僕らを惹きつけ、離さなかった。

このストーリーの力を自由に操ることができたら…

あなたは影響力を持ち、人を動かすリーダーになれるだろう。

ブランド戦略の世界的権威であるデイヴィッド・アーカー氏は述べている。

「心理学をはじめ諸分野での広範な研究で示されているが、ストーリーは、いかなる形で提示された事実よりも圧倒的に強力であり、20倍どころか200倍もの効果がある」

デイヴィッド・アーカー[カリフォルニア大学バークレー校ハース・ビジネススクール名誉教授]

アーカー教授はこれまで100本以上の論文を発表し、著作した17冊の売り上げは100万部を超え、18カ国語に翻訳されている。

そんなアーカー教授はこう続けた。

「ストーリーは露出を獲得する、ソーシャルメディアを賑わす、情報を伝達する、記憶に定着させる、人を引き込む、説得する、触発する、等々において事実に勝っており、その差は桁違いだ。
デジタル時代の今日では、ストーリーこそが答えとなるのだ」

デイヴィッド・アーカー[カリフォルニア大学バークレー校ハース・ビジネススクール名誉教授]

つまりストーリーこそ、あなたが人を動かすリーダーになるための最大の鍵というわけだ。



ストーリーテリングはもはや小説家や脚本家だけのものではない。

今やマーケター、個人事業主、インフルエンサー、そして世界観を発信する全ての専門家がストーリーテラーと化した。

…はずだった。



辺りを見回してみよう。

そこにいるはずのストーリーテラーの姿は見えない。

皆、ストーリーを“語っているつもり“でいるだけなのだ。



ストーリーテリングの指南コンテンツはたくさんある。

それなのに、なぜ皆ストーリーを語れないのだろう?

ストーリーを語れない
真の問題とは…?

リーダーとしてストーリーを語るために、乗り越えるべき問題は多い。

しかし実は世間では見落とされている、真の問題がある。



それは……

続きを『TELLING』で読む!

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