【確定申告と歯科医院】インプラントは医療費控除OK?
確定申告で節税をする手段に、医療費控除という制度があります。
これは、ざっくり言えば、医院や薬の自己負担分で年間10万円を超えた場合には、税金が安くなるというメリットがあるもので、上手に使うことで賢く節税できる制度です。
金額は人によって様々ですが、超えた金額の10%~くらいは税金が安くなります。
高額な治療ほど医療費控除対象になるか、気になるところです。
歯医者さんで行うインプラント治療には、控除の対象になるものとならないものがありますので、注意点含め、解説していきます。
結論:インプラントは医療費控除対象になる/ならない 両方ある
OKなケース
治療目的であること
インプラント治療は、基本的には失った歯の機能を補うという治療目的があります。
ですから、治療目的であれば対象になります。
素材によって対象にならないということも一般的にありません。
・オールセラミック
・ジルコニア
・ハイブリッドセラミック
・メタルボンド
など、基本的にはOKです。
NGなケース
次は、NGなケースです。2パターンあります。
1 美容整形目的
美容整形が目的のものは治療が目的ではありませんので、NGです。
2 著しく高額であること
一般のインプラント治療相場を遥かに超えるものはNGです。
基本的には、歯科医院のメニューにあるようなものならOKです。
相場を遥かに超えるとは、
・他院で行っていないような方法
・相場を遥かに超えるような金額
のことを指します。
業界にも知られていないような、それでいて相場を遥かに超える費用は
それって治療ですか?
ということになりますので、NGになってくることが多いようです。
おわりに
インプラント治療は、治療目的なら、医療費控除対象というメリットがある半面、
・信頼できる歯医者さん選び
・素材選び
が大事になってきます。
特に、歯は一生お付き合いする財産です。
慎重に選ぶとともに、上手に節税メリットも享受していただければと思います。
補足
医療費控除の対象期間は毎年1/1~12/31です。
歯科治療のほか、薬局での医薬品購入や他の診療や治療など幅広く対象になります。
領収書等は年初からしっかり保管しておくことをおススメします。