【マスク・消毒液】医療費控除はNG。なら経費は?
コロナウィルスの蔓延により、マスクや消毒液はマストアイテムとなりました。このための出費も増えたのではないでしょうか?
出費が増えた分、何かでカバーできないか考えたいところですので、少しでも出費を抑える可能性がないか、探ってみたいと思います。
結論:経費ならワンチャンあり。
医療費控除はNG?
確定申告で節税をする手段に、医療費控除という制度があります。
これは、ざっくり言えば、医院や薬の自己負担分で年間10万円を超えた場合には、税金が安くなるというメリットがあるもので、上手に使うことで賢く節税できる制度です。
金額は人によって様々ですが、超えた金額の10%~くらいは税金が安くなります。
結論から言えば、医療費控除はNGです。
医療費控除について少し詳しくお話しますと、大前提として、怪我や病気を治すための出費であることが必要です。
マスク代や消毒液の役割は予防です。
予防というのは、怪我や病気の前段階ですから、治療行為もできない。
よって、医療費控除の対象にならないという理屈です。
事業の経費はOK?
事業にもよります。
経費が認められるもののポイントとしては、
仕事に直接使うか?
ということです。
・接客業や医療関係業のマスク
・店舗ビジネスでの消毒剤
こういったものはコロナ禍においてはマストアイテムですので、事業として使う分には経費としてもらってOKです。
事業の経費にするときの注意
混ぜるな危険
これにつきます。
仕事とプライベートを分けてくださいということです。
・仕事用のマスクをプライベート、休日でも使用、流用
・仕事用で買った消毒液を自宅に流用
後者については経費以前の問題のような気がしますが・・・
・仕事用は仕事
・プライベート用はプライベート
きっちり分けていただくのがポイントです。
まとめ
・医療費控除 → NG
・経費 → OK
(ただし、使用法は注意事項を守って適切な取り扱いが必要)
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