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Webtoonでも目にみえる、見せられる箔がほしいかもしれない
はじめまして。
縦スクロールコンテンツの事業に携わっている遠藤と申します。
先日10周年を迎えたAnimeJapan2023に伺ってきまして、ご挨拶やらステージ観覧やら色々としてきました。9時開場で10時頃に到着したのですが入れたのは11時半と雨ながらも非常にたくさんの人が来場していました。
特に印象的だったのは外国の方々も非常に多く、アニメすごいな〜と純粋に思いましたね…
ツイートもしましたが、俺レベに続き、Webtoon作品からもアニメ化がいくつか発表されるなどこれからが楽しみになりますね。
『先輩はおとこのこ』や『帰還者の魔法は特別です』など縦スクロール形式作品のアニメ化が次々と!
— 遠藤@ピクシブマンガ事業 (@endou4423) March 25, 2023
『先輩はおとこのこ』は個人作家さんの連載作品ですしWebtoonを描く人が増えたらうれしいなぁ https://t.co/Ohl84k4jjv
今回は、Webtoonにおける「箔」の話しについて、先日他社様と少し会話をしたのでなんとなく今考えていることを書いておこうと思います。
Webtoonって、今のところはいまいちマスに「売れてる感」というのがわかりにくいなと思っています。業界を知っている人からしたときに「どこどこのプラットフォームで何位」というのはわかるのですが読者からすると使ってないプラットフォームのことはわかりにくいのかなと。その他だとPV数が語られることが多いですね。たまに売上も語られます。
「俺レベ」なんかは月間1億円の売上、とプレスリリースを発信していたりしました。この発信からだと読者は「確かにめちゃめちゃ売れてそうだ。読んでみたい」となるような気もします。
一方、漫画は発行部数があります。
何万部突破!みたいなやつは書店やSNS広告などでもよく見かけます。
大体、10万部〜100万部〜1000万部〜億、みたいな感じで段階があって、なんとなく100万部とか言われるとすごいな〜と思うような気がします。
おそらくこれは、100万部超えている作品はアニメ化につながっていたりすることが多いからかもしれませんね。
そのほかにも漫画はたくさんの賞がありますね。
「このマンガがすごい!」や60年以上続く「小学館漫画大賞」など。
新人賞や国際漫画賞なんかも複数あります。
別軸で言えば、Youtubeにおける「チャンネル登録者数」やTwitterやTikTok、Instgramにおけるフォロワー数などが近いんでしょうか。テレビで言えば視聴率とかソーシャルゲームアプリのダウンロード数とか…動画のサブスクリプションだとあまりないかもですね。
今後、Webtoon文化の裾野を広げることを考えたときにはやはりわかりやすい「賞」が必要かもしれません。あとは、発行部数のような「事実上売上に近いけど言いやすい指標」みたいなものがあるといいのですが…。これはPVなのかな、と思いつつ出しているのはLINEマンガさんくらいで、その他の媒体だと大体「いいね数」的なものなのでちょっと難しいかもしれません。
「アニメ化」なんかもとても言いやすいですが、どんな指標の作品がアニメ化したか、みたいなことがわかりやすくなる方がいいような気もします…
うーん、まずは賞。大賞と新人賞なんかの枠を作って業界横断的にできるとヨサソウ…
何か考えたいと思いつつ、アイディア募集中です。
採用情報
ピクシブで一緒に働いてくれる方を募集しています。特に、今熱気があるwebtoonの業界で制作とはちょっと違った、クリエイターの方々にアプローチをするような仕事になります。エンタメ業界、IT業界、マンガ好き、クリエイターの方などどなたでも大歓迎です!少しでも気になったらSNSのDMなどでもお気軽にお声がけください。