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運転はへったくそ!

敬愛するオットーさんのいいところばかりツイッターしたり、書いてきたけど、気にくわないこともあったな。それが車の運転!
私は40歳の頃、オットーさんよりも半年早く運転免許を取った。

非常勤講師として勤めていると、よく勤め先の高校が変わる。2校をかけ持ちして、午前と午後とで移動することも。八王子市内ばかりでなく、武蔵村山とか瑞穂とかの遠方の高校へ、週3日ほど通うこともあった。

車は自分のお金で、まずホンダのシビックの中古を買い、2度目はシビックの新品、3台目はスズキの小型車だった。

この3台を3台とも、最初に角を曲がり損ねて、いつも左ドアを壊してくれたのが、オットーさんだった。それも、走り初めて80mほど行ったあたりでの、いつも同じ家の曲がり角なのだ。なんで3回もくり返すの!と、情けなくてなのか、アホらしくてなのかわからないまま、私は泣いてしまった。

この時、3人の子どもたちに「お父さんに新品の車の運転させちゃだめだよ。また壊しちゃうよ」と前もって警告を受けていたのに、どうしても乗りたがって、新品だぞう、初乗りだあ、とウキウキして彼は走らせてしまったのだ。私の見ていない隙に・・。

もちろん弁償はしてもらったけど、修理に出している間、50CCバイクで滑りそうな自動車道の路肩を走りながら、なんで自分の車に乗れないのよ、とカリカリしてた。

オットーさんは私より半年遅れで免許を持っていたが、都心へ電車で週3、4日通っていて、あまり乗る機会がなく、経験不足ではあった。でも、四方八方へ気配りの必要な運転には、向いてなかったのかも・・。母親や姉にも、オットーさんの運転は、恐くて乗せてもらいたくない、と言われてたくらいだから。

運転だけはもっと上手で、安心して乗っていられる人と結婚すればよかったなあ、とたまに思ったものだ。でも、彼は早々と60代初めに免許証は返してしまったし、ぶっつけ以外の事故も違反もなかったのだから、ヘタなりに頑張ってはいたのかもしれない。

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