LINEミニアプリってどうなの?
LINEミニアプリとは
LIMEミニアプリ(LINE Mini app)は公式サイトでは以下のように説明しています。
LINEミニアプリは、ライフスタイルにおけるさまざまなニーズに応えるサービスを、LINE上で提供できるウェブアプリケーションです。
LINEミニアプリを活用することで、企業はユーザーに“快適なサービス体験”を無償で提供できると同時に、
オフラインとオンラインを横断したユーザーデータの取得が可能になります。
主な特徴としては、以下のところがあります。
①LINEのトークルーム上でWebアプリを起動する。
②LINEのトークルームにメッセージをプッシュ配信する
③QRコードを読み取る
④LINE公式アカウントへのユーザー登録を促して、囲い込める
⑤外部ブラウザからURLで呼び出せる
⑥スマホアプリに比べて、開発予算がざっくり半額以下になることが多い
⑦スマホアプリに比べて、開発が容易にできる
⑧無料でプッシュメッセージが打てる(※サービスメッセージに限る)
これ、LIFF(LINE Front-end Framework)アプリとほとんど同じじゃない?って思ったあなたはよく勉強されてますね。ほとんど同じというよりもLINEミニアプリはLIFFの一種という理解が正しいです。
じゃあ具体的に何が違うのか?僕はシンプルにサービスメッセージが配信できることに尽きると思っています。
サービスメッセージ(Service Messages)とは
サービスメッセージ(Service Messages)はLINEミニアプリでのみ使えるプッシュ配信サービスです。
LINEでトークルームを検索すると、「Service Messages」というトークルームがすでにある方は、無意識のうちにこのサービスメッセージを使っていることになります。
ここには自分が使用した全LINEミニアプリのプッシュ配信が入ってきます。
既存のLINE公式アカウント上へのプッシュ配信はこれまで通り課金による制限回数で実施になりますが、このService Messages上へのプッシュ配信については何度行っても無料です。
これはLIFFアプリが無料でプッシュ配信を制限なく実施できないという最大のデメリットを打ち消す特性です。
スマホアプリで自由にプッシュ配信が打てないとかないわーって思っていた方にはとても刺さる機能かと思います。
サービスメッセージのパターン
サービスメッセージのメッセージデザインには様々なバリエーションがあります。
Service Message Catalogが提供されているので、そこから自分の用途にあったものを選ぶのがおすすめです。
以下は配達でオーダー注文が完了したサンプルです。
LINEミニアプリのデメリット
デメリットという言い方は良くないですが、LINEミニアプリには利用における審査やLIFFよりも厳しいLINEミニアプリポリシーガイドラインがあります。
ざっくりLIFFと比べて使う側にとってハードルとなるのは
①利用するための審査があるので、素性を明かしたくない人にとってはそもそも始められない
②リリースにおいても審査があるので、LIFFのように作ってすぐに公開ってできない
③サービスメッセージについても審査があり、プロモーション系の内容はNG
要するに、審査ハードルが上がって柔軟性が落ちるところになるかなと思います。これは品質担保のためには仕方ないところでもあると思います。
とはいえ、ちゃんとした企業がビジネスとしてやる分には特に気にする必要はないかなと思います。
一方で個人でひっそりウェブビジネスをやっている方や、軽い気持ちで触ってみたいエンジニアさんなんかは使うまでに苦戦するのかなというイメージです。
それも含めての品質担保かなと思います。
※これについては実際に話を聞いたという確証があるわけではなく、あくまでいち個人的見解です。ご了承ください。
LINEミニアプリはまだまだβ段階
とはいえ、ベータ段階といってもよいぐらいLINEミニアプリはまだリリースされて間もないサービスです。
今後どんどん使い勝手は改善されていくはずなので注目したいです!
FAQはこちらにまとまっていますので、気になる方はどうぞ。