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白山登山の記録(060907)

昨日、岐阜県、石川県にまたがる白山に登ってきました。

白山の情報はこちら

標高2702mで、1500m以上登るのは初めてで、ドキドキしましたが、これはどっかで経験しておきたいのと、ここ2週間の台風情報でなかなか外出出来なかったのとか、あと、愛知県が凄く暑いので逃げたいのとか。。
当初は愛知県一宮市の家を3時半に出で岐阜県側平瀬道登山口から登る計画を立てていましたが、深く眠って
2時に目が覚めたのでやはり王道ルートを歩きたいなと思い石川県側の別当出合登山口を目指す事に。
東海北陸自動車道白鳥ICを降り私以外車の走らない峠道を走ったのは午前3時半。タヌキが腰をふりふり道路を横切る。電波が届かず、音楽が途切れ、心霊的恐怖が湧いてきて後部座席に誰かいるのではとビクビク(帰りに改めて調べたらその道は通らなくても良い道でした 笑)

5時半過ぎに一ノ瀬ビジターセンターへ到着。この時期の週末は車線規制がかかっていて、ここから別当出合登山口まではシャトルバスが出でいます。片道800円で20分間隔。並ぶ事なくスムーズに行けました。6時15分ごろには別当出合に到着し、吊り橋を渡って登山開始

今回は砂防新道を行って帰ってくる事に。登山道はとても整備されていて、非常に歩きやすく、これなら楽々登れるかなと思ったのですが、距離が長い!でも、トイレが2箇所(中飯場と甚之助避難小屋)あり、非常に助かりました。

2つ目の避難小屋を超えたあたりから、今日はガスってるなと気づき始め、霧の幻想的な道を歩いていく事になります。それはそれで凄くいい感じ
でどこか外国に来たよう

黒ボコ岩を越えると急に平原になります。弥陀ヶ原というのだそう

目線の位置を鳥が横切っていき、まさにヘブン。
そこからもう少し登り、室堂ビジターセンターに到着!時間は9時過ぎくらいで、ご飯を食べるには早いかなと思い少し休憩した後頂上を目指す事にしました。疲れたけどもうひと踏ん張り

そこからの道は中々キツく、人も多いため、休憩しながらゆっくり登ります。んで10時過ぎに着きました、頂上!ガスってますが、神社の石垣がいい感じ。チベットみたい(行った事ないけど)


時間に余裕がありそうなので、お池巡りをする事に。少し進むと霧が一瞬晴れて碧い池が二つ見えました。色が少し違うところもよい。早く近くを歩きたい!どこかの惑星みたい(行ったことないけど)

池の近くを歩いて登っては降りて血の池という名前の池の近くへ。霧がうっすらとかかって凄く美しいものを見させてもらいました

もう少し進むと雪渓が少し残っていました。居合わせた、おじさん2人組も大はしゃぎ。恐る恐る上に乗ってみたり。これは凄い!

この辺りから霧が濃くなり、ポツポツと雨が降り始めます。あまり、雨の心配をしていなかったので、レインウェアを持ってきていませんでした。石も濡れて滑りやすく恐る恐る室堂まで降りて11時40分くらい。お池めぐりに時間をかけすぎたかも。売店が充実していました。ノンアルコールビールを購入。持参したカップヌードルにお湯を入れることも出来ました。(100円)

食堂にいた人たちの雰囲気からここに泊まっていく人も多いんだという事が分かりました。それくらい余裕を持って登山することも今後は考えなきゃいけないな。トイレ(ウォシュレット!)を借りで下山する事に

下りはエコーラインを通ってみる事にしました。平原が長く、晴れたら景色が良さそう

そこからはひたすらに下っていきます。今回痛感したのは、私は登りは人より早い方なのに、降りは圧倒的に遅いこと。ドンドン抜かされて行きました。
今日ネットで調べたら、「登りは馬力、下りはテクニック」とのこと。バランス感覚と足運びを学ばなければ。
登りよりも下りの時間が長く感じる。二つの避難小屋の間ってこんなに長かったっけ?と前後の人たちと感想を共有したりしながら進みます。一度通った道は頭の中でダイジェスト化されてるかもしれません。効率主義の現代人の悪い癖のような気がします。
体力も気力もバテバテ。気合いで登山口に到着!
15時過ぎ。
(疲れていたので写真は撮っていません)

車での帰り道、車に轢かれた狸の死骸が3体ほど。夜中見たくらいのヨチヨチ歩きならそりゃ轢かれるわなぁと思いながらも可哀想だなと。人間が車を作り、道を通さなければこんな事にはならないんですけどね。車に乗っている私も同罪

帰りのサービスエリアでリポビタンDの500円くらいするものを購入し飲んだら少し回復。完全にエネルギー不足なのだと思いました。
今回の反省を活かし、持ち物、行動食を見直して次は雪渓の残ってる6〜7月に改めて登ろうと思います。

おつかれ山!


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