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【雑感】「結婚の自由をすべての人に」訴訟 福岡高裁判決を傍聴レポート
年も改まり、立春も旧正月も過ぎてしまったけれど、あの歴史的瞬間に立ち会った時の、静かなる高揚感を記録として残しておこうと思い、書き留めておきます↓↓
2024年12月13日(金)、福岡高等裁判所、裏手。
全国各地から、高裁判決に立ち会おうと人が集まっていた。
うろ覚えだが、200枚近くの抽選番号が配布されたなかで、実際に傍聴できるのは70人という3分の1の確率。
引き当てた。
これまでずっと訴訟を応援し、立ち会ってきた方々もいるなかで。
自分は一生分の運を使い果たしたのではないかと思った。
ドキドキしながら、人の流れについて裁判所の中へ。
なんとなく、原告団が斜め前に見える位置へ座った。
原告団の関係者、ずっと裁判を応援してきた方々、おそらく自分のように初めて立ち会う方、メディアの方々…バタバタと慌ただしく席につき、傍聴席はほぼ埋まっていた。
裁判官が入廷し、ざわついていた法廷に静寂の時間が流れた。
判決文を読み上げる瞬間の、限界まで張り詰めたような法廷の緊張感。
わずか5分くらいの判決文読み上げの時間は、とても厳粛なものだった。
憲法13条幸福追求権に言及した違憲判決、場の空気が動くのを肌で感じた。
原告の方々、弁護団の方々の表情が、感極まってほどけていく数秒がスローモーションのように長く感じられた。
判決文が読み進められる毎に、場内の反応が熱気を帯びていったように思う。
時間にしたらわずか5分、10分にも満たない短い時間だった。
裁判官が退室した後の、原告団の方々の表情、傍聴席の歓喜に湧く声。
歴史的瞬間に立ち会った、まさにその現場に自分がいた、貴重な機会だった。
*福岡高裁判決の詳細については、結婚の自由をすべての人に - Marriage for All Japan -のホームページに掲載されています↓↓