まゆげと私の記録⑥ ~違った視点を取り入れる大切さ~
2020年11月9日
私は現在、
老犬専門トリマーという仕事をしていて、
動物病院で看護師としても働いた経験があり、
介護や看取りに関しては、ある程度の知識もあり、
冷静な対応も出来ると思っています。
だけども、いざ自分の子となると、
今までのような判断が出来なくなったり、
落ち着いたら思いつくようなことが出てこなかったり、
まぁ仕事の時とは違うものです(^_^;)
病院を辞めて数年経つと、
新しいものも色々と出ていて、知らないことも増えてきました。
だけども有り難いことに、
私の周りにはペット業界のお友達や知り合いがたくさんいて、
コーチングで知り合った、
異業種だけど医療関係の方も何人かいて。
相談できたり、アドバイスを頂けたり。
そんな環境が有り難く、
今の自分では考えつかない視点をもらったり、
声をかけて頂けたことで、
思考や選択肢の幅が広がり、
不安が薄れて、希望や安心を持てることもあります。
実はこれ、
癌だった母の闘病中には出来なかったことでした。
誰かに頼ること。
プロの力を借りること。
自分の気持ちを吐き出すこと。
あの時はそれが出来なくて、
ずっとひとりで押し込めてきました。
今も辛い記憶として残っている、
どうしたら良いかわからない、
患者の家族としての、
自分の気持ちのやりどころ。
でもその経験があったから、
今、大切なことが何か、
私は知っています。
だから、今回のまゆげの闘病では、
同じことを繰り返さない。
時には誰かに頼ったり、
自分の気持ちを吐き出せる場を作ったり、
まゆげの気持ちを尊重することを大切にしながら
まゆげと共に今の時間を過ごしていこうと、
決めています。
このブログは、
大好きなまゆげと過ごしている証でもあり、
たまにナーバスになった時の自分の気持ちを吐き出せる場所のひとつだったりもします。
誰かがそれを見てくれるかもしれない。
そう思うだけで『大丈夫!』と、
力をもらえる気がするんです(*^^*)
現役動物看護師の友達と話して、気持ちが楽になった
これは奈良に行く直前の時の話。
その頃まゆげは
元々あげていたドライを食べなくなり、
近所のお友達の動物病院に、別の腎臓用のフードをもらいに行きました。
看護師の友人に相談をしているうちに、
まだ出来ることあるなぁと気付いて、
ショックで凹んでいた気持ちが少しずつ、
まゆげの現状を受け止め向き合う気持ちを取り戻していきました。
やっぱりまずは食べてもらいたいこと
ネフガード以外のサプリの選択肢
気休めの自家製マイタケ煮汁療法(笑)
クッションカラー検討
こんな案が出てきました。
そして院長との話からは、
抗ガン剤のイメージの変化
過敏性皮膚炎(当初皮膚型リンパ腫を疑ったカサブタ)は、食物アレルギーからきているだろうけど、今はアレルギー源の除外をすることは重要ではないと改めて再認識
話をして、
自分の思考の幅がとても狭くなっていたことを感じ、
前なら考えられていたようなことも
思いつかなくなっている自分がいる、
と気付きました。
自分から話をすることや、
他の意見を聞くことで、
一方向(自分の目線)の見方から見える世界よりも
格段に選択肢が増え、
捉え方も変わり、
そこから先の未来を広げられる。
その中から、じっくりと考えながら自分が良いと思うことを選べば良いね!
と、気持ちがとても楽になりました!
頼れる友人がいることに感謝☺
プロフェッショナルの意見を聞くこと
奈良に行った時ご一緒した方の中に、
獣医師と、人の看護師と薬剤師さんがいました。
この時はコーチング関係で、
一泊のセミナー研修。
獣医の先生が形質細胞腫について調べてくれて、
まゆげの負担を考えた今出来そうなアプローチを話したり、
看護師さんと薬剤師さんを交えて、
『食欲増進は何か出来たらいいよねー。』
『人ではこんな薬剤があるよ〜。』などと、
人ではそんな方法があるのかー!と
それが動物に使えるのかは置いておいても、
プロだからこそのご意見を聞けたことは、
後押しと勇気をもらっているような、
安心を感じました。
他の意見を聞くことで、
そこに流されるのではなく、
自分の中の気持ちを納得させて、
自分で選んでいける。
セカンドオピニオンもそうですが、
大切なことだなぁと思います。
そんな方が周りにいることが、
とても有り難いです^^
コーチングセッションを受けて
私はペットライフコーチとして、
飼い主さんがご自身の気持ちを大切に、
その気持ちを行動に移すことでペットと幸せな時間を過ごすお手伝いをするために、
コーチングを学んでいます。
自分がコーチをするだけでなく、
時にはクライアントとして、コーチングセッションを受けることもあります。
まゆげのことで不安な時に、
セッションを受ける機会がありました。
テーマはもちろんまゆげのこと。
(コーチングでは、クライアントがその時間に話したいテーマを決めます)
話を進めていくうちに出たコーチの質問。
『見送る時、どんな気持ちでいたいのか』
という問いかけに対して、
最後に出てきた自分の気持ち。
『この選択をして、
この日を迎えることが出来て良かった。』
この一言には、とても自分の大切な気持ちが込められているのだと思いました。
『あの時、これが出来ていたら良かった。』
『本当は、こうしたかった。』
覚悟を決めてしっかりと向き合うことで、
母の時のそんな後悔の念も、成仏させることが出来るのかもしれません。
行動だけじゃなくて、
自分の気持ちを丁寧に扱うこと。
どうしても二の次になってしまいがちな自分の気持ち。
だけど、
実はそれが一番大切なんですよね。
自分の気持ちをじっくり考えることってすっごく難しいけども、
とっても大切で重要です。
まゆげと一緒に頑張りながら、
自分の本音を感じていく練習をしていこう!
これって、1人で考えるって
けっこう難しいんです。
1人だと、自分だけ思考でしか考えられないけど、
セッションをしてもらうことで、
自分では思ってもみなかった答えが出てくることがあります!
その答えが自分にとって、
けっこう重要なことだったりするんですよね。
周りのお友達や、コーチング、
色々な方の力を借りながら、
大切なことを自分で選んで、
最後まであの子と向き合いながら、
大好きなまゆげのことを見送りたいと思います。
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