まゆげと私の記録⑩ ~まゆげと私の過ごし方~
2020年11月26日
変化するまゆげの体。
2週間ほど前から口臭が気になりだし、
徐々ににおいが強くなってきています。
体は肋骨の形がわかるようになってきて、
着々と痩せています。
ゴロゴロとリラックスして寛ぐ姿も以前より減って、
ボーとしていることが増えてきました。
そしてここ数日は
ますます食欲が落ちて、
サプリ強制の時に、
オエーっとえづくようにもなりました。
入れる量や位置を変えてみたりしたけども、
どんな方法でもオエーっとなります。
病気が進行し、
体が弱ってきていることを感じながら、
着々とその日に近づいて来ていることを思うと苦しくなったり、
体が拒絶反応をしているのであろうサプリ強制を
もうやめても良いのかなとも思いながら、
でもまだ他の方法も試そうとしている自分もいて…
そんな、今のまゆげと私の生活は、
今までと多少変わりつつも、
芯の部分は変わらない。
それぞれの時間や
一緒の時間を過ごしながら、
まゆげがここにいて
一緒にいれる幸せと、
まゆげが安心して過ごしてくれていることの幸せを、
感じています♡
そんな毎日ですが、
離れている時間の気の持ちようが
とても大切だなと思う出来事がありました。
私のパワーチャージ
少し前に、
2泊3日で福岡に行ってきました。
これまでも家を離れる時はとても心配でしたが、
なぜか今回は、『大丈夫』という気持ちの方が大きかったです。
出発前日、
妹に、任せるお世話のレクチャーをしました。
と言っても、
私がやっていること全部はできません。
確実に飲ませて欲しいステロイドだけ、
妹があげやすいように散剤にしてもらって、
水と混ぜて、スポイトであげるやり方を教えます。
あとは、お水とご飯のことだけ伝えました。
相手が出来そうなことだけ、
優先順位が高いものをお願いする。
そうすることで、
これなら任せても大丈夫という
安心を持つことができました。
実際、やってもらえるだけで有り難いです^ ^
母がよくやっていた、
まゆげが好きなペタペタをするだけの動画です(笑)
福岡滞在中は、
自分でも驚くほど、
まゆげのことはあまり気になりませんでした。
設置してあるペットカメラをたまに覗いても、
まゆげは妹の部屋にいて全く写ってません(笑)
でもそれが、かえって良かったのかもしれません。
会いたい人に会いに行き、
大自然に触れて、
美味しいものをたくさん食べたら、
気持ちも体も、
とーっても軽くなりました♡
まゆげのことで気を張ってて、
自分が思っているよりも疲れていたみたいです。
帰ってきてまたいつもの生活を過ごしだしたら、
すぐに疲れも溜まってきましたが(笑)
今回の福岡旅行をして、
時々ちょっと気持ちを離して、
自分を休ませて一度リフレッシュすることが、
まゆげと過ごす時間のエネルギーになるんだなぁと
感じました。
そして、
そんな時間を共に過ごしてくれる人がいることの有り難さを感じ、
福岡旅行は感謝でいっぱいの時間になりました♡
さて、
泊まりでのお出かけは、これでお終いです。
コロナのこともあるけども、
あとはお家に居ながら、
まゆげにずっと寄り添います。
まゆげ、ただいま♡
まゆげへのご奉仕Day
福岡から帰った日の翌日は、
まゆげと過ごすために
丸一日空けてました。
私の罪悪感を消す、
ひとつの方法ですね(笑)
ちょっと風の強い日でしたが、
暖かい太陽の下で、屋上のハンモックでまゆげと寝そべりながら読書タイム♪
その後は、まゆげの好きなこたつ開きをして、
映画鑑賞をしました。
やっぱりこたつが大好きみたいで、
幸せそうに目を瞑る姿に、私も幸せをもらいます♡
コロナ前は、空いている日には予定を詰め込まないと気が済まない私でしたが、
コロナのおかげで、予定を空けることを覚えました(笑)
だから作れる、
まゆげとゆったり過ごせる時間です^ ^
この日まゆげと一緒に見た映画は【おくりびと】。
1人の納棺師になった人のお話です。
エンゼルケアをしている私には、
とても大切なことが込められていて、
エンゼルケアとはどんな時間なのかを
改めて考えるような映画でした。
私だからできるエンゼルケアをもっと見つけながら、
まずはそれをまゆげにしてげたいな、
と思いました。
輸血後の診察 11/24
輸血をしてから12日。
今の値をチェックしに、診察に行きました。
今回は貧血の進み具合を見たかったので、血球検査のみです。
最近食欲も落ちてきていて、
猫缶もあまり口にしなくなったので、
3kg切っていると思っていた体重。
予想通り、2.90kgでした。
わかってたけど、
あまり数字にばかり左右はされたくないので・・・
まゆげの体重測定できるように買った
うちにある体重計は、最近まったく出番なし。
体温も計ってくれましたが、
38.9℃で平熱です。
今回は、新人ちゃんが保定をしてくれて、
(いつもは私が保定)
私は患者さんらしく、採決の様子を見守っていました(笑)
以前よりは力は無くなったものの、
ギャーギャー騒いでパンチを繰り出す姿は、
私にとっては、
まだその元気があるなという安心材料になります(笑)
周りは笑い、まゆげは怒る
いつもの光景(笑)
今回の結果は、
輸血後のヘマト22%→今回は19%
(輸血前17%)
前回急速に進んだ貧血は、輸血をしたおかげか、
少し下がったものの大幅な低下はなく
ホッとしました。
口腔内のにおいも、
腎臓病からの尿毒臭や免疫低下による、
複合的な症状から来るものという話になりました。
貧血の値は大きく変化はなかったものの、
体が示す反応から、
その日が近づいていることを教えてくれていることには変わりありません。
だけど、
そうはわかっていても・・・
今回の値は、
まだまゆげの生命力を感じるひとつの目安となり、
安心しました。
診察中に先生がサラッとこんなことを話してくれました。
画像専門医の先生に診てもらった時に、
『余命1〜2ヶ月』と言われてたそう。
その日からすでに、
2ヶ月が経ちます。
今のまゆげは、
まだまだしっかりとした顔つきをして、
生きる力を感じます。
とは言っても、
今までは、
負担を減らして少しでも楽に過ごせるように選んできたものを、
これからは、
負担を減らすために削っていく段階に、
入りつつあります。
無理な延命はしないぶん、
向かう速度は早いかもしれないけども、
まゆげ自身の生命力を信じて。
『まだまだ生きるよ!』と、
まだ輝きを見せるまゆげの瞳から
私はそう感じています。
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