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まゆげと私の記録⑨ ~小さな葛藤と大きな影響〜

2020年11月19日

自分からご飯を食べること、
水を飲むこと、

おしっこができること、
小さくてもうんちが出ること、

嬉しそうな表情をすること、
怒ること、

歩けること、 
隣にいること。

全てが当たり前じゃなくて、
幸せなこと。

生きていて、一緒にいてくれる。

それが1番幸せで、
私は今、日々小さな幸せをたくさん感じています♡



そして、幸せと同じだけ感じているのは、

【心配】

転ばないかな?
痛くないかな?
辛くないかな?

まゆげは今幸せかな?

まゆげの変わりゆく姿を見守りながら、
そんな感情も一緒に湧き上がります。

だけど、ひとつ気づいたことがありました。

心配は常にあるけども、
不安を感じることがだいぶ減っていたのです。


そう思ったのは、輸血予定日の前日でした。


何故だかわからないけども、
急に、、、久々に、出てきた【不安】という感情。


(._.).。oO『前は不安をたくさん感じていたなぁ…』


この先どうなるのかわからない不安。
原因がわからない不安。
まゆげがいなくなってしまうかもしれない不安。

不安を感じている時の方が、しんどかったです。


今は不安をあまり感じなくなったことで、

漠然とした苦しみに左右されずに、
目の前の心配に対して、

落ち着いて対応策を考えられることができるようになったような気がします。


そういえば以前は、
いつもなら考えられるようなことも出てこなかったりしていた!

不安と心配って似ているようで、
全然違うなぁ…。

まゆげ輸血をする


前回の診察で貧血が始まっていることがわかり、
先生から輸血の提案がありました。

半日のお預けになるので、
処置をするには、まゆげを預けなければいけません。

だけど、まゆげを見ていると、
力が入らずフラフラしたり、
ボーッとすることが増えたり、

明らかな貧血の影響を感じます。

輸血をすることで、
日常を、今よりも楽に過ごすことが出来ることを願って…

お願いすることにしました。

さぁ、病院に行くよ〜。
ここまで来たかぁ(>人<;)
頑張って3キロ台は保ってほしい…

久しぶりにケージに入り、
キョロキョロするまゆげ。

いつになくキョロキョロしてたまゆげさんが、
可愛すぎて♡♡♡

不思議そうにしてるなぁ。


まゆげに血を分けてくれるのは、
スタッフのお家のニャンコ
カイトです。

まゆげ、きっと楽になるよ。
頑張ってきてね^ ^

粘膜の色も薄くなってきています。


この日は輸血と、その前後の血球検査。
腎臓の値の確認と、エコーで腎臓と肝臓も診てもらいました。

腎数値は横ばいです。
エコーも、変わらずキレイにしか見えなかったと。

貧血やたまにある少量の鼻血も、
腎臓からではなく腫瘍性のものだから、

どうしようもありません。

輸血も何度も出来るわけではないから、
対処療法で血を入れてもまたすぐに低下していきます。

少しでも貧血からの怠さを和らげたくて、
鉄剤のサプリを処方してもらいました。

黙って見守るよりも、
やっぱり何か少しでも出来ることしてあげたいです。

新しく仲間に加わりました〜。



今後の定期検査についてどういう流れが良いか確認したところ、

『治療をするというわけではないから、好きな時に来て良いよ』

というお返事。

つまり…

私がどうしたいか。
何が出来たら安心するのか。


数値は追いたいです。

それに対して出来ることはきっと今と変わらないけども、
変化していく数値を確認することで、

残りの時間をリアルに実感して、
迫る死に覚悟を強めながら、

より今を大切にしていきたいからです。


日々のまゆげを見て感じ取れることだけでなく、

数値を確認すること、
そしてアニコミでオーラやまゆげの声を聞くこと。

それは、
自分の気持ちが折れないようにたまに補強してあげる材料になるのかもしれません。

補強することで、
まゆげとの時間を大切に過ごしていけるように^ ^

輸血から帰ってきて、トイレに駆け込んだと思ったら…
下痢血便( ̄◇ ̄;)
ベッドのシーツやカーペットが
悲惨なことになりながら、
4日後にはコロコロに戻ってくれました(-。-;
良かったぁ♡


強制給餌


前々から『やりたくない!』
と宣言していた強制給餌。

強制給餌は、
食べなくなった子に対して、シリンジを使って流動食を直接口に入れる処置です。


今までビオナチュレに混ぜ込んで自分から食べてもらっていましたが、

最近では、『いらなーい!』と断固として食べてくれなくなったので、

半強制的に
口に塗って舐めさせている状況でした(^-^;

それだと時間もかかるし結局ストレスになっているから、
だったら強制給餌でサッと終わらせた方がまゆげも楽なのでは!?

そう思っていたところに、
そこに一つ増えた不味いサプリ。

強制給餌でサプリをあげる決定打になりました。

抗ガン剤はしない。
だからせめてサプリは摂取してほしい。



それをすることで、
少しでも希望を持てます。

微々たるものですが、
今の体の不調を、少しでも楽にしてあげられるかもしません。

私にとってサプリをあげることは、
私のそんな願いが込められているんです。


これで、朝の投薬は6種類。

そのうちビオナチュレやちゅ〜るに混ぜてあげるものは4種類!

うわぁぁぁぁ( ̄O ̄;)
これは、、、
ガンバレまゆげ!!


混ぜると、今まで以上に茶色くなり、
なんとも不味そうなものが出来上がりました…。

出来るだけ少量にしたいけども
ちょっとでも味をマシにもしたくて…(¬_¬)


そして、今までと同じ量(ビオナチュレ1本分)に混ぜてシリンジで吸ったら、

2.5ミリが3本になってしまいました(^◇^;)
(7.5ミリぶん)

『これはだいぶ多くなってしまった!』

1本の量は多くないけども、
3本になるとそう感じてしまいます。


単純にビオナチュレの量を減らせばもっと少なく出来るんだけども、

実はその背景には、
ちょっとでもカロリーをとって欲しい飼い主の切なる思いがあります。

実際に本格的に強制をするなら、
一回に20ミリくらい入れたりするので、

まゆげにあげているのは少量ではあるのですが…

それでも、少しでも食べて欲しいことと、
ストレスをかけたくないことの、
葛藤ですね〜。


次の日反省して、
ビオナチュレの量を半分にしました。

うん、これなら良いかも(๑╹ω╹๑ )


1本半!
たった3ミリちょっと減るだけで、
罪悪感が薄れます笑

たぶんこれって、
まゆげにとってはあまり変わらないと思うんです。

私の罪悪感だけの問題(笑)

だけど、
そんな小さな気持ちを大切にして、自分の負担も軽くすることで、

強制給餌という行為をする自分に、
『良し!』が出せます。


これってとっても大切なこと!


だって、罪悪感を抱えたままやっていたら、
絶対に後で後悔するに決まっているから!

そして最終的にたどり着いたのは、
朝は4種のサプリを5ミリのシリンジ1本。

量だけじゃなくて、
本数も少ない方が良いよね。
私の気持ちが(笑)


夜は1種のサプリを2.5ミリのシリンジ1本。

これで1本分のビオナチュレを朝晩かけて食べてもらえるし、

シリンジも1本ずつになって、
このくらいだから許してねって思えるようになりました。

本数が減っても量は変わらず、見た目の問題だけなのに、

なんて単純なんでしょう!

自分が単純な思考回路で良かった笑

そんなこんなで、
まゆげのサプリ強制給餌が始まりました。

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