笑っててほしいって言ってくれるの嬉しいけどほんとうは泣かせてほしいよ

4日目も
「はいっ！今の七時やりなおし〜〜」
からはじまりました。

時差ですね。巻き戻しです。タイムリープ。
おはようございます、時をかけるエンデです。

細田守作品はアダルトチルドレンとか毒親的にけっこうアウトとか地雷とか言われていますが、わたしはあんまり気にならないんですよね。
たしかによく考えたらアウトだなって設定とか発言はあるんですけど、なんかこう、まだまだ古い社会通年から抜け出せていないというか、自分が何に苦しめられていてどうすればそこから抜け出せるのかもぜんぜんわからないみたいな、そんな感じがします。

とにかく起きたら11度でした。
風邪引くわ！と思って大阪で買っておいたパブロンsを飲んで歯磨きをして体を拭くついでに着替えをしました。

乗り込んで初めて着替えた！きったねえ！！！
汗拭きシートも真っ黒！きっっっっったねえ！！！！！
でもみんな汚ったなかったので許して欲しいです。
汚くなればなるほど、本質的に何が必要で何が重要なのかわかるようになるんです。

嘘ですけど。
綺麗な部屋で綺麗なもの食べたい！湯船につかりたい！！！

香港先生１からもらったクノールのコンポタを飲んで、どこかの駅で停車したので外に出たんですけど、寒いのですぐに部屋に戻ってカップ麺を食べました。
この日は出前一丁の赤い色のでした。
醤油味かと思ってたんですけど、えーっと、スパイシー肉風味より美味しくなかったです。

暇だったので折り紙で手裏剣とカエルを作りました。
寝ました。

14時にまたどこかの駅に停まったので寒かったけど運動不足解消のためにも外に出ました。

ホームでロシア人のおばちゃんがピロシキみたいなのとか色々売ってたんですけど、ルーブルないから買えないな〜と思ってフラフラしてて、マレーシア男に「このおばちゃんはルーブルしか受け取ってくれないのかな」って聞いたら「そうだよー持ってないの？両替しようか？」って聞いてきてくれてよっしゃ〜〜〜って感じでした。

可愛い女でよかった！！！
フェミニズムとかフェミニストとか、男女平等とか男尊女卑とか気にするくせにこういうときは女でよかった〜得した〜とか思っちゃうからなんかもう一生ダメなんだと思います。

まあ！わたしは！女じゃなくても！！性格が！！！かわいいんですけどね！！！！！

そのマレーシア男もなんならゲイっぽかったし。
何がって言われたらあれなんですけど、仕草とか持ち物とかそういうのが全部。
だから今回のラッキーはわたしの性別に起因するものではないんです、おそらく。

とにかく残っていた54元を500ルーブルに替えてもらいました。
レート確認したらぴったりでびっくりした！

ということで１ルーブルは２円くらいですね。
1000円ランチは500ルーブルランチ、ペットボトルの水は50ルーブルって感じです。

ピロシキみたいな、ニラみたいなのとチーズみたいなのが入った揚げてあるパンみたいなのと、乾燥させたワッフルみたいなのにキャラメルみたいなのがついたお菓子みたいなのを買いました。
「みたいなの」だらけですが仕方ありません。だってキリル文字読めないし。読めても意味わかんないし。
合わせて150ルーブルでした。

またお腹が痛くなって、カップ麺のせいだ！！！まずい上に腹痛にもなって、もう一生あんなの食べない！！と嘆きながらダラダラしました。

ユニット折り紙をいろいろググって、でも組み立てるの難しいから結局普通の箱だけ作りました。

この頃くらいから「そろそろ美味しいもの食べないと死ぬんじゃないかな」って思ってたんですけど、なんだかんだ生きてます。
生命力とは恐ろしいです。
わたしは自分自身のことを金魚すくいの金魚くらいにか弱いと思っていたんですけど、そうでもなかったようです。

夕方にどこかの駅でしらないロシア人のおじさんにカエルをあげました。
笑わないことで有名(？)なロシア人ですが、ぴょんぴょんって跳ばしてみせてあげたら嬉しそうにしていました。
折り紙のカエルは世界をつなぎます。

ジュースと炭酸水を買って160ルーブルでした。
日本以外の国にくると水って高いな？！と感じます。
「湯水のように使う」って表現が通じるのは日本だけなんじゃないでしょうか。
「どこかの国では『水のように使う』はめちゃくちゃ大切にするって意味になるんだよ」って文章を受験勉強のときに読んだのを思い出しましたね。

四季と水道水は日本の誇りです。
梅雨とかいらんけど。湿度とか無理だけど。
水道水そのままなんて飲まないけど。

窓から外を眺めていると、たまに大きな建物が出てきて「こりゃあ高度な文明だぁ……！」ってなるけど30分もしないうちにまたすぐ森になって「何にもないな！」ってなるんです。
何にもないほうが穏やかでいられて好きなんですけど、なんだかなあって気持ちにもなります。

この日のメモに
「文化のちがいからくる認知のずれとか意識の差は許容できるのに、世代間のそれが受け入れられないのはどうしてだろう」
というものがありました。
今読み返したら「わたしが許すとか許さないとかに関係なく世の中は回っているんだよなあ」と思いました。

すこしは心が広くなっているのでしょうか。
そんなことぜんぜんないんだけど。
今日も天気が悪くて一日中ネガティヴなんだけど。

それでも仕事探して寝るところと食料確保してるの、生きることへの覚悟がうかがえませんか？
生きてる。