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『西洋中世文化事典』が刊行されました!

2024年11月末に、『西洋中世文化事典』が丸善出版より刊行されました。
せっかくなので刊行記念としてX(@encycofMEC)とnoteをはじめてみました。
Xもnoteもほぼ初心者なので温かい目で見ていただければ幸いです。

■ まずは簡単に書籍の概要

5〜15世紀頃のヨーロッパ世界を指す“西洋中世”。
いまだ「暗黒時代」と称されることも多いが、幅広い研究分野において語られることが多く、創作物でも受容されるなど後世にも影響を与え続けている時代である。
本事典では歴史、商業、衣食住、信仰、文学、美術、建築、哲学、ジェンダー研究、さらには後世での受容までも含め解説し、学際的な構成とした。
また、対象範囲は「ヨーロッパ」の範囲を西欧に限らず、北欧や東欧、中欧、さらには十字軍国家が建設された中東、イスラーム圏までに広げ、周辺海域やアフロ・ユーラシア世界も視野に収める地域横断的な内容を目指した。

丸善出版 HPより内容紹介

編者は西洋中世学会で、学会内外の専門家203名が執筆。
全16章296項目(コラム含む)が収載されています。
 基本的には1項目につき2頁 or 4頁の見開き完結の体裁で、各章の終わりには1頁の人物コラムが掲載されています。
また、項目・コラムの本文のほか、巻頭にはカラー口絵、巻末には付録地図、文献情報、索引付きです。

総頁数は736頁、そして価格は驚きの税込26,400円!!
四捨五入すると3万円!!なかなか個人では手に取りにくい価格です…

■ 全296項目を紹介(予定)

「中身もわからないのにこーんな高い書籍、簡単に手に取れるか!」という方もいるのでは。わたしもそう思います。

ということで。
こちらのnote & Xアカウントでは、事典購入を迷っている方のお財布の紐を緩めるため、これから掲載されている全296項目をひとつひとつ紹介していきます。

あくまで解説ではなく紹介となりますので、その点ご留意くださいませ。
※わたし自身は西洋中世にまったく詳しくない一般人なので、内容解説ではなく、「こんなことが書かれています」という紹介や、個人的な所感をほんの少し、といったことが中心になる予定です。
また、すでに購入された方にもさらに事典を楽しんでいただけるよう、関連イベントの情報や書籍情報などもあわせて紹介していければと考えています。

みなさんからの情報提供や、内容の解説・捕捉なども大!歓!迎!ですので、お気軽にnoteでのコメントや、Xでのリプライ・リポストなどなどしていただければ嬉しいです!

そして、購入にはいたらずとも読んでみたいと思った方は(もしくはすでにお手持ちの方でも)ぜひお近くの図書館にリクエストを!
あなたのリクエストが新たな西洋中世ファンを生み出すかもしれません…

なお、1日1項目紹介していても約10ヶ月がかかってしまう計算なので、刊行から1年が経過する前には全項目紹介達成を目標に頑張ります。
目標達成までは長い道のりになりますが、のんびり見守っていただければと思います。

■ 最後に

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
最後に「この記事を書いているこいつは何者なんだ?」と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、全方面あらゆるところに無許可ではじめているので関係者とのみ記載しておきます。

こちらは完全非公式ですが、公式からも何かしら紹介がありそうなのでぜひ、ともに楽しみに待ちましょう!

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