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私の虎の巻。
禅タロットの解説本。
カードとそして人生の、私の教科書。
もうボロボロ、ちぎれて中はバラバラ。
常にカードとともに持ち歩いているので、カードだけでなく、この解説本にも魂が宿っている気がする。
もう繰り返し繰り返し、どれだけ読んできただろう。
自分の中に意味を落とし込むために、写経のように書いたりもしてきた。
それでも、今でも、読むたびに新たな発見がある。
同じページを読んでも、今日の自分と明日の自分では、目に止まる場所が違ったりするし、未だに「このページにこんなこと書いてたんだ」と思うことがある。
今まで素通りしていた一行が、一年後の自分には 強く深く響く一行だったりする。
カードの勉強を始めた頃の私は
解説本というものは、カードの意味が理解できれば必要なくなるものだと思っていて「解説本が必要なくなるように早くなりたい!」と思っていたけれど
この虎の巻は、年々手放せないものになっている。
何事も、極められることなんて…きっとない。
日本人としてずーっと生活してきてるのに、知らない日本語だってまだまだたくさんある。
漢字なんて、私が書けるのはすべての漢字の一割にも満たないだろう。
(いや、1%にも満たないか…)
好きなことがあって。
それを仕事にするのが夢で。
"もっと極めてからそれを仕事にしよう" なんて
そんなこと考えていたら、人生はその前に終わってしまうね、きっと。
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